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「なんでそこまでできるんですか?」

保護ねこのシェルターに住み込んでると話すと、大体の人が怪訝な顔をします。

「なんでそこまでできるの?」

二言目にはこれ。答えは簡単で、ただねこが可哀想だからなんですよね。いろんなところで話してる最もらしい話は全部後付け。いろいろ悩む時だってあるから、その時のために理論武装してるだけなんです。

たしかにすっごい真顔で腹を括ってる感覚は強くて、最近の「好きなことして生きていこうぜ」「人生一回きりだからさ」みたいな陽キャな発言とはニュアンスが違うのかも。もちろんその人たちを否定する気はさらさらないけど、仕事(ひいては生きること)の目的が自分自身ではなく、ねこや社会に置かれているから、気分だけでやってられない部分も大きんですよね。

新卒の頃から考えてるキャリアステップ、残業まみれの週末にボランティア、異分野の知見を広げるための読書やフィールドワーク、支出を減らすためのシェルターへの住み込み、精神安のための資産運用、哲学を体現する毎日の消費活動。

改めて書き出してみると、ねこや動物のために使ってる時間も労力も人より多いけど、僕にとっては歯を磨くのと同じ感覚。やらないと気持ち悪いんです。

そこだけ聞くと聖人のようでどことなく怖いけど、そうしてる自分が好きだから、結局自分のためでもあったりします。これもまた自分を守るための言い訳なのかもしれませんが。

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