続く道 どの場にいても
自分が大のねこ好きだと気づく前、僕は「広告」しか好きじゃない学生でした。そんな僕が好きだった広告クリエイター 箭内道彦が書いていた『サラリーマン合気道』。
僕は大学の合気道部に所属していて、世界大会にまで出場していた。
そんな合気道で学んだことが、いまの社会人生活にいきているから、オモシロイ。
全神経を尖らせて空気を読んで、ノる
「空気を読んで黙る/遠慮する」のではなく「空気を読んでニュアンス/タイミング/話す内容を変える」ということ。一挙手一投足、自分の切るカードを相手に合わせて変えるのはコミュニケーションの基本でしょ。複数人の時は、その場にいる人の関係性とかパワーバランスを見ながら、相手が気持ちよくなるように取るスタンスを変える。たまに、上司をいじったりするのもその一環。
合気道でも、相手の動きや癖、身体的特徴に合わせて技を出す順番だったり種類を変える。時には、相手の攻撃を力を利用してカウンターをすることもある。相手の力利用した方が、自分の負担が少なくて済むしね。
自然体を心がけること
先入観を持たずに、ニュートラルな立場で物事に向き合うこと
合気道では、常に重心を身体の真ん中にしておかないと、すぐに投げられちゃうからね
力むとパフォーマンスが顕著に下がる
緊張すると、思うように話せないし、挙動もおかしくなる
変な力が入ると攻撃を察知されやすくなるし、カウンターを食らいやすくなる
間合いを意識する
こと人間関係においては、これが一番大事だと思ってる。自分と相手の心の距離をその都度測って調整していくこと。相手の機嫌が悪ければ間合いを取るし、イケると思ったらすかさず距離を詰める。
合気道、というより格闘技でも同じ。どんなに良い攻撃だって、適切な間合いじゃないとその効果を十分に発揮しない。ヤンキー漫画で、パンチ来るときに突っ込んで受けるシーンあるじゃん?それ。
何事も緩急が大事
「押してダメなら引いてみろ」なんてことわざがあるけど、全力攻撃を常に仕掛けてちゃだめ。相手も慣れてくるし、決め時に頑張りきれない。だから、力を抜く時は抜くし、全力でやる時はやる。これが仕事を効率的に全うしていくためのコツ。
合気道でもそう。緩やかな攻撃のなかに本命を紛れ込ませる。そうやって、相手の体勢を崩していくのが必要不可欠。なにより、動きにメリハリが出てくるから見ていて美しい。
大胆さと繊細さ
いいアイデアっていうのは、単純にオモシロイだけじゃなくて、よく考えられてる。すごく論理的に。アイデアが先かロジックが先は、順番はどっちでもいいと思う。ただ、おもしろいアイデアに対して、恣意的にロジックを結びつけるのはナンセンス。
合気道も同じ。演舞競技では、技は大きく見せた方がいい。ただ、そのあとの残心が崩れたたり、指先の力が抜けていたりすると、それは美しくないものとされる。
だいたいこんな感じ。今回は精神的な部分が大きかったけど、身体の使い方とかも結構通ずるものが合ったりして、これまたオモシロイ。
続く道
どの場にいても
合気かな
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