「勝つ」こともできない僕が、"ねこの海賊団"をつくりたい -ieji-
ご存知『ONE PIECE』の序盤にこんなシーンがありました。ルフィの言ってることは分かるけど、そもそも僕は「お前に勝つ」ことすらも出来ないと思う。
そんな僕に何が出来るだろう?
結論、何もない。というより、「これが出来る!」なんて言えるようにはならないと思う。たぶん一生。それでも最近は、「別にそれでいいんじゃないかな」って思ってたりもする。
カッコイイ写真を撮る友達には憧れるし、たった一言で世の中を動かすコピーライターに成ることをいまでも夢見てる。それ以外にも、劣等感を感じる友達は周りに嫌という程いる。"手に職ついてる"系の人は、漏れなく羨ましいんです。恥ずかしいくらいに。
でも僕の目的(つまり夢)は「ねこと幸せに暮らす」ことだから、別に僕が綺麗な写真を撮れなくても、僕がコピー大賞で受賞しなくてもいい。「ねこと幸せに暮らす」ことに対してだけ、「価値が高い」状態であればそれでいいんです。
「価値が高い」ってなんだ?
難しいことはよくわかりませんが、「凡庸でないこと」だと僕は思います。つまり「レアである」ということ。多分これはどの業界も同じで、レアであれば評価され、世の中にインパクトを残していける。
ではどうやったら「レア」になれるのか。僕なりの結論は、掛け算する力。例えるなら料理です。自分の引き出しからどんな"素材"を出してきて、どう”調理”するのか。素材の質や準備された調理器具、料理を出す相手など、無限にある変数の中でナニをどう組み合わせて、相手に"美味しい"と言ってもらえるか。それが、その料理人の「レア度」を決めているわけです。(美味しいと言われることが料理の絶対的な尺度ではないのですが)
僕が「レア」であるために
僕が保護ねこ業界で「レア」であるために心がけているのは、慈善精神の強い保護ねこ業界に、マーケティングの思考や広告的な発想を掛け算すること。いまはリノベーションまちづくりやエリアリノベーションの考え方を取り入れようとしてるところ。
どちらも、保護ねこ業界にはなかった"オモシロいアイデア"と"お金を稼ぐ仕組み"を求められるので、掛け算する"素材"は間違ってないと半ば確信しています。これからは、その"素材"の質をもっともっと磨くために時間を使わなきゃ。
それでも「なにもできない」僕だから
とはいえ、なにをするにでも綺麗な写真は必要だし、可愛いイラストは圧倒的な武器になる。だから、仲間に助けてもらう。潔く。(この時に、助けてもらいながらも、レベルの高いキャッチボールをすることが重要だから、また難しい)
でも、ただ助けてもらうだけではツマラナイから、関わったみんながハッピーになれる仕組みもきちんと整えておく。お金の観点でも、その人のキャリアの観点でもね。それが、「なにもできない」僕の仕事。
自分の夢を持った仲間(クルー)が集まって、それぞれが自分の夢のために僕(船長)の夢に加担する。そんな関係性が育めたら、きっと楽しくて仕方ないんだろうな。
そんな将来にワクワクしながらクラウドファンディングをしてるので、よかったみてみてください。