あいつはヘタクソですけど弱くはないので大丈夫だと思います
作中でも珍しいゾワっとしたシーンのひとつ。
圧倒的に格上として描かれている宮侑に対して、事実として堂々と言い放っている。かっこいい。
ヘタクソと弱さがイコールじゃないこと。それは、強さの条件がいくつも並列に存在することも意味していると感じました。
小さき者としての強さ、速き者としての強さ、囮としての強さ。日向にはそれらがあるからこそ、決してうまくはないけど、たしかに強い。
自分にはなにがあるだろうか?
猫、保護猫、保護猫団体、新規事業開発、業界団体へのコネクション、企業担当者へのコネクション、そして仲間。
いろんなステークホルダーがいるけれど、それぞれが強さの証明というわけではない。ぼくのなかの強さといえば、「やめないこと」だろう。
「猫と人がいっしょに暮らせる社会」のために、「保護猫活動の”自続性”を高める」。これは変わらない。やめない。
そのための手段を打ち続け、思考し続け、磨き続ける。
それがぼくが持てる最大の強さなんだと思うんです。
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