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飢えなんだよ


鷲匠監督が日向に想いを馳せながらつぶやくセリフ。

小さい者たちに与えられたのは、体格ではなく飢え。選手としての限界を超えられなかった鷲匠が話すには重すぎるセリフですよね。

僕の家庭は、貧乏ではなかったけど、決して裕福ってわけじゃなかった。4人も姉弟がいたからってのもあるし、親が必要以上に子供にお金をかけなかったから、子供の目には「貧乏」に映っていた。

その反面、鷲匠が言うような「飢え」は身についてる。いいか悪いかわからないけど、「最後は自分でどうにかするしかない」っていう飢え。こればっかりは、いつになっても抜けるもんじゃなくて、だからこうしてストイックな猫助けの業界なんかで仕事してるわけ。

子供の頃から動物が好きで、よくドキュメンタリーも観てた。草食動物が主役の時は、よく主人公が途中で食べられてた。その頃から、「死ぬのは悲しいことだけど、食物連鎖は仕方ないこと。それが生きること」って飲み込み方をしてたんだと思う。

で、殺処分や工業畜産のことを知った。それは僕には「仕方のないこと」には思えなかったんだよね。エゴにしか見えなかったんだ。

さらにいえば「自分でどうにかするしかない」って思っちゃった。だから、前に進むしかないんだよね。

最近はちょっと疲れ気味だったから、9時間くらい寝てやった。おかげで超元気。やるぜ。

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