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Photo by
hamahouse
自分はただ、最善と思うトスをあげるだけ。その先の全てまで、自分の手の中にあるワケじゃない。
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宮兄弟の双子速攻を喰らい、動揺をみせる烏野一同。かと思いきや、「自分は普通」だと影山は否定しました。そのことを思い出し、影山の成長を感じる繋心のセリフです。
重要なのは、次のコマのセリフ「前の影山なら全部自分で自分で何とかしようとしてたかもしれないのにな」。ここで、過去「王様」と称された影山との対比を行なっています。
「王様」と呼ばれていた影山は、良くも悪くも自己責任論が強かった。トスを供給するセッターに全ての責任があり、チームメイトはその駒にしかすぎなかった。一方いまの影山は、「自分にできることを精一杯やる。あとはチームメイトに任せる」ことができている。
経営をしながら、それができるだろうか?それがいきすぎて、無責任になっていないだろうか?
ぼくの場合は、後者に気をつけるべきだろう。パスはできる。しかし、パスをしたままになりがちなのも自覚している。相手が受け取ったそのボールを、一緒に責任を持って対処していく。そのマルチタスクが、いまのぼくの課題かな。
タスクをパスをするだけじゃなくて、紐をつけておくだけでもなくて、熱や想いも一緒にパスしていく。それが、受け取った相手のパフォーマンスを大きく変えることはもうわかりきっているのだから。