妖怪はなんてラブリーなんだろう
長い間、忘れていました。
妖怪って、怖くも、ラブリーな存在なんですよ!
「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である妖怪の大家、水木しげるさんも「妖怪大百科」で言ってます。
「妖怪は恐怖もあるが、愛嬌もある」
それから、
「いたずらに恐怖を煽る妖怪画はなんの味わいもない」
これでぴーんときたんです。
妖怪って、「見えない存在の化身」なんだな〜って。
それは、どちらかというと事実なんです。
怖いとか思うのは、人間のバイアスに過ぎない。
そんな一義的な存在ではなくて、怖くて、かわいくて、やさしくて・・・そう。自然そのものなんですね。
子供の頃は特にそう思ってました。
森の中とか、
「あれ。なんかいるよ」って。
夜道とか、「あの辻になんかいるなっ」て。
自然を理解するひとつの手段。
現代科学では「気のせいだよ」とか「緊張によって筋肉が一縮してるんだよ」とか説明されます。
でも、それは「見える世界」でのロジックに過ぎないとも言えるわけで。
妖怪を通して自然を、世界を知るってありだなって。
見えない世界の学問と言える量子力学が登場したことで、妖怪の理解も今後、学術的に進化することでしょう。
最古の森のあるケアンズは妖怪の宝庫とも言えると思います。
夢はケアンズ妖怪大百科を作ること!(壮大)
そんなことを年末に思い立った次第(笑)