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双子のカウリ松~ブリスベンからさやかさん・ケアンズ&テーブルランド・スピリチュアル?小旅行の巻(3)
バリン湖にはもうひとつ見どころスポットがあります。
それは湖畔にそびえたつ樹齢約1200年の二本の巨大な松の木です。
TWIN KAURI PINESと呼ばれる高さ約50メートルのカウリ種の巨大な松の木。
二本寄り添っているのか、独立なのか。
独特の風情で天に向かって届くんじゃないかという迫力です。
樹木の表面を注意深くみると、ひとつはほぼ平面で、もうひとつはねじりのようになっているのが分かります。
この二本は、ある人には陰陽、夫婦といった関係性に見えるかも。
ある人にはどちらも独立して存在していると見えるかも。どちらにも見えないかも。
また、先ほどは天に向かってそびえたっている、と言いましたが。
天と地を結ぶ導線のようにも見えます。
本当に見る度に違った印象がある興味深い大樹です。
考えてみると、自然は般若心経の「空」のように規定することはできないのかもしれません。
あくまで、それはその時の自分がそう思ったものであって、本質は「空」つまり規定できないもの。
だからなのか、この大樹に導かれた方は、みなそれぞれ自分の解釈を試みるのかもしれません。
印象的なのは、ミュージシャンのハヤシ・ケンタさん。
彼は大樹をみた瞬間、導かれるように大樹を抱きしめ、耳を澄ませていました。
僕も彼に真似て、木に耳を当ててみました。すると「ハーーーー」という空洞に耳を当てた時のような音がしました。
この音・・・・何かに似てるな。
後で気づいたのですが、いつかYOUTUBEで聴いた宇宙の惑星から出る波動を音にしたものでした(どの惑星かは忘れましたが)
木に触れて、もうひとつ気づいたのは、インターネットで木を見るのと違って、五感がフルに活動しているということ。
木の肌触り、木の香り、木の音・・・・(さすがに味覚は発動させませんでした)
五感が同時に動くと、脳の活動も連携して、レバレッジがかかる気がしています。
その時の体感を大切にしたい。
自然に触れることがいかに必要か、この点からも納得でした。
つづく