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一休のひとりごと#9

情報

サッカーのプレーは
察知→判断→実行。の繰り返しだと思います。

しかるべき場所において、しかるべきタイミングで、すべきことをする。
ためには、察知して判断して実行するという流れが大切だと思います。

です。と言い切らずに、
思います。と言っているのは、まだ考える余地があると感じ
ているからです。



察知→判断
の間には、認識とか解釈があります。
自分なりに線を引いたり、重要さに濃淡をつけて、正しいと思われる行動を選択するための、判断の準備をします。
同じ情報でも、解釈の仕方によって、判断に違いが出てきます。

判断→実行
の難しさは、その時点では正解も不正解もないところでしょう。実行の後の結果、プレーが正解だったかどうかが決まります。それに、実行の直前に取り消すこともできるので、やめてもよいという後のない追い込まれた感がないことが、逆に実行を後押ししにくくなることもあります。



情報を察知すること
これが、行動への第一歩です。

情報の存在を意識し、自分のセンサーから情報を感じることから察知がスタートします。

情報を感じるときに大事なのは、
情報の粒の大きさを感じようとすること
自分へのメッセージとして受け取ること
の二つです。


情報の粒の大きさを感じる
っていうのは、受け取った情報を咀嚼したり、自分の知識と繋げてみたりして、自分で形を変えていくことです。
今は色んな情報に簡単に触れることができます。それは、情報の粒が小さく、軽くなったことで、飛び回ることができるようになったからです。オンラインの世界に入れば、地球の裏側で起きていることをすぐ見たり聞いたりすることができます。ですが、ただ漠然と画面を眺めて、目に入ってきた情報をそのままにしてしまうと、その情報はただの情報のまま、自分の知識や知恵として形を成すことなく、自分の身体をすり抜けていくでしょう。
何か情報を感じたとき、それをキャッチして、あれ?これってこういうことかな?あれと似てるな?こういう繋がりが?
いうように、小さな粒を自分で触ってみて、形作ろうとすることで、自分の知識になったり、知恵に繋がっていくでしょう。

自分へのメッセージとして受け取る
っていうのは、情報をキャッチし、咀嚼し、解釈し、前向きな行動へと繋げていくために大切な心構えです。
いつでも自分にとって心地よい情報を感じ取り、都合の良い解釈をして満足していられるわけではありません。
時には受け取りづらいネガティブなものを感じ取る事もあります。人から怒られたり、感じの悪い人に遭遇したり、ハプニングに巻き込まれたり。自分にとって心地良くない情報をキャッチしてしまうこともあるでしょう。
そんな情報も、自分へのメッセージだと思って、咀嚼してみたり、自分なりに型取りしてみたりすると、ただのノイズでしかなかった情報も、知識のストックになっていくことで、いつか役に立つかもしれません。
自分の周りの人に対してて起こった事も、自分の糧にできることがあるかもしれません。


リトアニアに来て、何もかもが初めての経験だった毎日から、リーグ戦も半分の日程を終えて、良くも悪くも色んなことに身体が慣れつつあり、新鮮さが無くなっているからこそ、今一度感覚を研ぎ澄ませて、自分へのメッセージを察知していきたいです。

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