一休のひとりごと#7
リトアニアに来て2ヶ月が経ちました。
今年の2月にFKSuduvaというリトアニア1部リーグのチームに移籍し、単身リトアニアに来てます。
自由。
という言葉について。
自由に生きる。
自由にプレーする。
聞き心地の良い言葉ですね。
自由。は、
英語では、freeとかliberty
と言いますね。
libertyは、自分で掴み取ったもの、後天的に手にするもの。
に対して、
freeは、先天的な、持って生まれたもの。
のような意味があります。
※nativecampより
free
はサッカーでもよく使います。周りに相手が誰もいなくて、自由にプレーの選択や実行ができる味方に対して、「フリー!」って感じで使います。
他にも、
スペイン語圏、ポルトガル語圏の、選手は「solo!!」とか「libre!!」とか言います。
今自分がいるチームは、試合中は英語を使うんですが、「alone!!」って言います。
さて、サッカーのプレーにおいて、本当の意味でのfree
はあるのでしょうか。
選手それぞれ、freeの定義は違います。
相手が1mまで間合いを詰めてきてもfreeだと感じる選手もいれば、3m先でもプレッシャーを感じる選手もいます。
要は、自分の自由を制限する、“不自由"を飼い慣らせてるかどうかです。
自分の周りにあるモノやコトが、自由を奪う不自由に感じる時、freeではなくなります。
屈強なディフェンダー、状態の悪いピッチ、思い通りに動かない味方、タイトルや降格が賭勝った試合、
あらゆる要素が不自由になり得ます。
これらの要素は、自分ではコントロールすることができません。しかも、ピッチの中には絶対に自分以外の選手がいます。
じゃあ、自由にプレーすることは不可能なのか。
そんなことはありません。
不自由は、自分の中にあります。
自分の周りで発生する不自由を飼い慣らせるようになればよいのです。
屈強なディフェンダーに対して
力でねじ伏せる、または、柔よく剛を制す。
状態の悪いピッチでも影響を受けない技術と強さを身につける。
何かが賭かった試合でもブレないメンタルの強さを手に入れる。
自分自身が、自由に自分の力を解放し、能力を発揮するために、自分の自由を制限する不自由を飼い慣らす。
在るものを、無いものとする、無視する、のではなく、
利用する、無力化するために、飼い慣らす。
リトアニアに来て2ヶ月、毎日いろんな刺激を受けて楽しんでいるので、
また何か発信したくなったら、こんなふうに書いてみようと思います。