優しさ
この前、友だちと話している時に、「この人とは考え方が似てる部分があるな」と思ってお互いウキウキしながら話していたんだけど、
いくつか話が盛り上がっていたら
「じゃあこれは?知ってる?」と言われ、「それは知らない」と言ったら、サーッという音がするくらい感情が離れていく感覚があって焦ってしまった。
その時すごく「失望されてしまった」と思った。
その後はなんか噛み合わせようとして上手く噛み合わない会話みたいな感じにしばらくなって、なんか真空みたいな雰囲気で。
結局また噛み合うようにもなったし、遊ぶ約束もしたし、いつもみたいにアホみたいなことでゲラゲラ笑ったりもしたけど、
帰り道にこの噛み合わなかった部分が、すごくずっと気になってモヤモヤしてしまった。
別に噛み合わせたくてモヤモヤしていたワケじゃなくて、ひとつのことでこんなにも気持ちが離れていく瞬間があるのか、とショックだった。
でもその人が悪いとかではほんとにないし、もちろんそれで嫌いになったとかでもない。
相手に別に期待して欲しかったわけでもないけど、なんかその一瞬で、期待に応えられなかったみたいな感じがして、それで勝手に私が傷ついてしまっているんだな。それって私めっちゃ変だな。と思った。
そういうことを気にしてしまったり考えてしまう所が、私自身すごくコンプレックス?短所?だと感じていて、
そのモードになってしまうと「私はなぜこんなにも誰にも嫌われないようにしたいんだ」と自分自身の良くない所にたくさん気付いてしまってすごく落ち込む。
多分それは自分が人付き合いをする上で、
「違う部分があってもそれはその人のたった一部分であるからそこで付き合い方を変えることはない」
というものがかなりしっかりとあると思っていたので、それをその瞬間に相手に思ってもらえなかったことに落ち込んでしまっている。(そもそも相手が本当にそんなこと思ってたかなんてわかんないのに)
でもそれ自体がこの私が持っていた考えと矛盾しているので、それがとにかく自分で気持ち悪くて。結局私もそっちなのか、と。
そんなことをずっとぐるぐる考えてしまって、良くないなぁと思いながらもどうしたら良いのかもよく分からなくなって
それを別の友だちになんとなく話してみたら「優しいね」と言われて
これって優しいのか?!?とまたなんかよくわからなくなったりもして
でも確かに優しいと言われればそうなのかもしれないし、自分がその人に嫌われたくないというよりも、その人には私といる間はずっと楽しい時間を過ごして欲しかったという気持ちの方が大きいのかもしれないと思った。
それが友だちがいう「優しさ」だった。
でもきっとそこまでのことを相手は求めてないし、考えてもないのに、私が勝手に優しさを押し付けて優しさが返ってこないことに傷ついていて、
私はなんてわがままで、生きにくいことしているんだ!!!!
と恥ずかしくなった。
本当は
大好きな人にはハマり続けていたいし、私も大好きな人にハマっていたい。
でもそれが、どれだけ自分がわがままなことか。
人を楽しませたいという仮面を被った自分勝手じゃないか。と思った。
だから、そうならない為にはハマらない時間があることももっとちゃんと知っておかなくてはいけない。
それをわかっているつもりだったのに、全然分かっていなかったんだと痛感した。(そして別にそこでハマらなすぎたらその距離感で付き合っていけば良いのに!勝手に距離を詰めていくほどめんどくさくて厄介な人はいないのに!)
そして、時間が経った頃「あの時実はさ」と話せる関係性で、タイミングがこればもっと深い絆になるのかな、と妄想したりもした。
絶対に考えすぎ。それも押し付けか。よくない。
でもこれを書いたことで自分の中で少し気持ちが軽くなりました。
自分の良くないところをこうやってなにかしらのコンテンツに頼りながら受け入れていくのも、自分との関係性の築き方なのかなぁ!
そういうことを考えすぎる自分は好きではないけど、
そう思えるくらい好きな友だちがいるのは可愛いところなのかもしれない。
ふぅ。本当にややこしい人間だこと。