ロックアイドルを見るようになったきっかけ（SPARK SPEAKERとの出会い）

2017年の8月。ガールズロックバンドCREAの対バンイベントで。バンドのドラムのサウンドにノリノリで踊ってる金髪の子がいた。目の前だから顔も見えない‥でも、その子のリズムの取り方や動きを観てソレが『正しい』と感じた。好きとかカッコいいより『正しい』だった。その子は、次のグループの出演者だった‥ロックアイドルグループSPARK SPEAKER（通称スパスピ）のダンサー/振付師 木山しずか　だった。（※LEIWANの澪が尊敬し、AIBECKのさやのさんが1番好きなグループと言い、aya先生やミヤタさんまでリスペクトしたグループ）
ライブ中、視線のすべてを持っていかれた位、キレのあるダンスに魅了された。ソレでも当時は『アイドルなんて‥（笑）』位な人間だったから、物販とかは行かなかった。そして、ライブハウスを出たらガールズバンドMARKET SHOP STOREのギタリストKasumiがフライヤー配りに来ていた。で、スパスピの話をしたら‥『あの子（しずか）は高校の時、私と一緒のバンドの子だったの！』と言われ驚いた。 ダンスから“ROCK”が伝わった、ソレが嬉しくて、アイドル木山しずかを軽い気持ちからツイッターでフォローした。ソノ日の感想を書いたらすごくいい返事が帰ってきた。『また近い内に会えるかな‥』なんて思っていたらソノ週のサマソニの路上ライブでばったり会った（笑）行きは『頑張ってね！』位のつもりだった‥だが路上ライブを観ていて‥スパスピの熱意を観ていたら‥帰る頃にはサマソニのヘッドライナーを見ずにスパスピの路上ライブを観ていた自分がいた。そこで初めて買ったのが『共鳴ストリート』というシングルだった。ソコからまたバンド側の人間として忙しくやっていたけどこのシングルはよく聞いていた。少しして、そのしずかが『今度、アルバムが出るからそのダイジェストを聞いてほしい』ってツイートがあり、視聴してみた。すると、アノ日サマソニの路上で歌っていた曲たちが蘇った。あの環境下で歌ったモノでも届くんだ‥ってなり、タワレコのスパスピのCD発売イベントに参加した。なんで自分がアイドルの現場に‥ってめっちゃ恥ずかしかった記憶はある（笑）そして翌年、お正月休みあたりはライブ現場もなく暇だったから、スパスピがまた秋葉原で路上ライブをやるというから見に行った。するとワンマンライブがあるから来てほしいとのことだったから、軽い気持ちでワンマンのチケットを買った。そのワンマンで‥『アイドル？！コレは黒夢の新宿ロフトのパンクライブだ！』って位、強烈なライブを味わった。バンド勢よりも飢えたライブだった。カルチャーショックだったなぁ。。そして次に、メンバーの朝日向星羅の生誕祭があった‥小さなライブハウスだったけど、ファンの愛情がたっぷりつまったフロアを観て星羅が『今日、私は世界一幸せです』と語る表情は本当に綺麗だった。ソノあたりから、バンド界隈とスパスピのライブの比率が逆転し始め、気づけばスパスピだけで年間100本とか行くようになっていた。
スパスピの木山しずか生誕祭でMARKET SHOP STOREが対バンで出演した際、そこにダンサーとしてしずかが出演し、自分との出会いのことを語ってくれたりもした。振付師としても素晴らしく、ハシバタカナリさんの書いた‥個人的にはスパスピで1番大好きな『WAY』という曲の振付は絶品過ぎて、しずかにクリスタルトロフィーをプレゼントしたほどだった。明るく、頭がよく、誰にでも優しく‥でも相手の為を思えるから叱ることも出来て。ダンスとロックが本当に大好きで、なにも言わなくても言いたいこと、やりたいことをやってくれた。今にして思えばaya先生が現役アイドルだったらこんな人だったのかな‥を体現していたのが木山しずかだった。