光速の走り屋オオサキショウコ番外編1-1

 90年代の大阪の高速道路・阪神高速環状線では環状族と言われる走り屋たちがいた。彼らはレースカー風の改造車を乗り回し、特に多かったのはホンダのシビック系統のクルマだった。

 その中にある走り屋がいた。彼も環状族の定番であるEF9型ホンダ・シビックに乗っていた。

 しかし、自分の走りの腕に才能がないか悩んだところ、とあるヤクザがあるものを渡した。

 薬物だ。それを飲むと突然植物状態に至ってしまい、車を2度と走らせることができない身体になってしまった。

 あれから20年が過ぎた――。

 大阪から遠く離れた赤城山にて、あの走り屋が乗っていたEF9が走っている姿が目撃されたのだった。

 戸沢との勝負から2日が経過した4月14日の火曜日。

 空が暗い夜10時の赤城山ダウンヒルスタート地点近くにある、夜の暗闇の中に走り屋たちの改造車の爆音の響く駐車場。

 駐車場にはたくさんの走り屋がいるものの、その中に4人の少女とそれぞれの愛車がある。

 小学生に間違えられる小さな身体に緑のリボンでハーフアップに結んだ赤い髪、疾風と描かれた赤いTシャツに、黒いタイツが美脚を彩る少女がおれだ。おれと言っているけど、女の子だ。

 オレンジのジャージを着用した少女、熊久保宣那ことクマさんがは3年前のことを話し始める。


「わだすはドリフト甲子園の練習をしていただ。その練習中、ドリフトしながらガードレールに車を衝突させたんだべ。事故を起こして入院したけど、すぐに退院して練習を再開しただ」

 すると退院した後、クルマを運転したらコーナーを抜けるたびにクルマのコーナーを攻める速度が速くなった。この話はクマさんと覚醒技・超速舞流との出会いだった。ただし、マナニウムがなくなったことにより、その能力は別のものになっている。

「ちなみにクマさんの覚醒技との出会い、オカルトみたいだね」

「オカルトじゃあねーべ! わだすは幽霊なんか信じねー!」

 もしそれが出たら指切ってもらうよ。ハリセンボン伸ばすよ、嘘つきは泥棒の始まりだってね。といっても、世の中の大半は嘘で一杯だけど。


「さてと、なんかコースに出ていくクルマを見るとわだすも走りたくなったべ」


 クマさんの走り屋の血が騒いできた。彼女は熱くなりやすいからな。愛車のC33型日産•ローレルの中にあるドライビングシートへ座り、エンジンを掛ける。ボンネットにあるRB20のターボサウンドが響き出す。後ろのマフラーから煙が山のように出る。

「今から走ってくっべ」

 コースへ出ようとするクマさんに対して、おれたち3人は駆けつける。

 反応し、C33の運転席側の窓を開けてくれた。残されたおれたちは彼女に挨拶をする。

「事故には気を付けたほうがええで」

 青い長い髪をツーサイドアップのカワさんこと川畑マサミは安全を祈った。今日は下りで一杯走っている。事故は怖いものだ。最悪の場合、取り返しのつかないことになる。

「他のクルマにも気を付けてね、クマさん!」

 小柄でえんじ色のポニーテールが特徴的な少女、タカさんこと小鳥遊くにも口を開く。

「クマさん、事故にもね!」

 おれも祈った。

 3人に見送られながらクマさんとC33は出発する。オレンジ色のセダンはマフラーから響くRB20DETのエンジン音を白い煙と一緒に吐き出しながら、暗闇の中に小さくなると共に消えていった。

 しかし、それを裏切ることが後に起きることになる……。

「なんか嫌なことになりそう」

 おれの頭はそう過った。

 これは、数日間に起きる騒動の始まりに過ぎなかっ

 2連続曲線を抜けて第1高速区間と呼ばれる場所に入っていた。

 ここではアクセルを床まで踏みつけ、レッドゾーンに入ると左足でクラッチを踏みながら左手でシフトを上げていく。クルマはとても加速していった。430馬力あるRB20を積んだわだすのC33は25年前のクルマとは感じさせない往年の走りで直線を下っていく。

 他のクルマも走っていたけどドリフト甲子園を優勝するほどのおらの腕には着いてこれず、わだすの前で下っている車はいない。

 いるのはC33の右で上っている対向車の走り屋だけだ。

 アクセルペダルを潰すように踏み、ハンドルを強く握りしめる。闇夜の赤城山の風景を切り裂くように走り抜ける。

「速えーべ、わだすのC33! このまま突っ走るべ!」

 興奮しながらクルマを走らせるわだす、例え、速さより魅せるドリフトと言われても、赤城を下り切ってやる。それがドリフト甲子園優勝者の走りだ。

 しかし、わだすの後ろに見知らぬ怪しいクルマが現れる。

 S字曲線を通り、第2高速区間に入った時だった。

 そのクルマは殺人鬼や幽霊より怪しい雰囲気で、わだすのクルマを狙うかもしれないほど殺意を感じさせるオーラを放っている。

 他に、クルマのヘッドライトはテールランプを彷彿させるほど赤い。

「何か来るべ! オーラ? 覚醒技が使える走り屋のクルマだべ!?

 覚醒技とは、走り屋の間で使われる特殊能力だ。使うと、しばらくの間は運転手の能力を引き出す。言わば超能力みたいな存在だ。かつては人馬一体で技を使う感じだったものの、今はドライバーのスキルを上げることしかできない。

 あと車の形は暗くて見えないが、白くてワゴンボディを切ったように四角いハッチバックの形から年式は80年代の終わりから90年代の始まりに作られたボディだと思われる。

 後ろのクルマは赤いヘッドライトをさらに光らして、おらのC33にパッシングを仕掛けた。

 まるでレーザービームを喰らうような恐怖心のあるパッシングだった。

 事故より怖い演出だ。

「勝負してーつもりか? なら、勝負してやるべ!」

 後ろのクルマのパッシングを自分にバトルを申し込むのかと見て、それを受け入れる! わだすに断る理由はない、恐怖の戦いが始まった。アレがモンスターだということをまだ知らなかった。

 ジャージに隠れた右足はさらにアクセルを踏み、クルマをふかす。峠仕様としてはハイパワーにチューンされたRB20搭載するC33を加速させる。430馬力が吠えた。

 馬力に任せて赤城山の直線の下りを駆け抜ける。しかし、走れば走る度に、後ろのクルマはわだすのC33の後ろに喰いついてきた。

 距離が近づくと後ろのクルマの姿が大きくなり、車種が特定できる。

「車種は、EF9のシビック? シビックって直線で430馬力のわだすのC33に着いてこれるクルマだったべか? と言っても、FFは下りだと加速が良くなると智さんから聞いただ~」

 そのクルマといえば、グランドシビックと言われ、レースではフルモデルチェンジでFF化したAE92と激しい争いを繰り広げた。

 このEF9に装着されている外装パーツはジェイズレーシング製のフロントスポイラーとリアスポイラーに、ホイールはRSワタナベ製の8スポークを履いている。

 さらにカラーリングは先代のワンダーシビックのレースカーを思わせる派手な色合いだった。

 コースは第2高速区間の後半、ジグザグゾーンと呼ばれるゆるい曲線がクネクネした区間に突入する。

 新しい覚醒技、30秒ごとに集中力が増す能力で後ろのEF9相手に勝負を決めてやろうと考えている。



「ジグザグゾーンの向こうにあるコーナーを能力と組み合わせた<福島の熊>で攻めてやっべッ!」

 完璧な作戦を立ててしまった。これなら楽に離せるかもしれない。これなら勝てる!

 ジグザグゾーンにてハンドルを左、右、左、右、左、右と交互に切りながら、ドリフトさせていく。リズムよく、ブレーキ、クラッチを踏んでいった。

 コーナーの入り口ではブレーキとクラッチ、コーナーの出口ではアクセルを踏んだ。

 時間が経つ度におらの集中力は上がってコーナーの切れ味が良くなったものの、後ろのクルマは小さくならなかった。

 今度は角の形をしたU字右曲線に入る!

 左手でサイドブレーキを引き、右足でブレーキペダルを踏んで、左足でクラッチを踏みながらギアを下げると、ドリフトを発生させながら、オレンジ色のオーラを発生させる!

「行っくべェー!超速舞流<福島の熊>!!」

 外側でありながら、クラッシュへの恐怖心を感じさせない凄まじいハンドルをさばきを魅せる。さらに覚醒技の能力もあって、切れ味は抜群だ。

 技を合わせたドリフトは上手く行ったのか、EF9との距離が離れた。

「やったべ!」

 右手でガッツポーズを取る。もう後ろに奴は居ないだろう。

 少し進んだ後のS字区間を抜けてその後左U字ヘアピンここまでは楽勝だと感じた。

 しかし、この後、先頭を走るわだすに悲劇が起きる……。

 緩やかに曲がった右ヘアピンに突入したとき……。

「く! ううううう、苦しい! なんだべ!?」

 突然、わだすは悲鳴を上げ始めた。取り憑かれるように力を奪われていく。

「くっ、後ろからオーラを見たとおり、本当に覚醒技超人の走り屋だったべ……」

 オーラは本物だった。あれが覚醒技なのか? EF9は、わだすから力を奪うと、広がった差を縮めていく。精神ダメージを与えたからだけではない、後ろのクルマが高速コーナーを得意としていたからだ。

 セッティングの影響か、運転手の癖なのか、低速区間はC33より負けるが、高速区間ではおらより速いようだ。

 EF9の使った技はこれだけではない。短い直線、緩やかな高速コーナーを通り過ぎて、2連続ヘアピンに入る。1つ目のコーナー。右だ。

 左手でサイドブレーキを引き、右足でブレーキを踏んで減速して、クラッチも踏んでギアを下げながらスライドを発生させ、ハンドルを皿洗いのように操作しながら攻めていく。このU字ヘアピンは低速コーナーのため、相手を離すことができたように見えた。

 しかし、悪夢の言霊が聞こえてくる。



「タチサレ、タチサレ……」

 あの言葉、幽霊のテンプレートと言えるものだ。もしかして奴は……。そう考えると、わだすは恐怖に怯える。体温が急に下がった。恐ろしい事を聞いてしまったわだすはコーナーを抜けると距離を縮めてしまった。

 悪夢の言霊をわだすに聞かせたEF9は走りに余裕が出てきて、さっきより安定した走りを見せている。一方のわだすはふらつきが目立ち、時間のロスを発生させてしまった。

 2連続ヘアピンの2つ目。左だ。 

 ここをおらはサイドブレーキとブレーキ、クラッチを踏みながら減速させ、ハンドル捌きでドリフトを発生させながら攻めていく。

 この旋回はスピードは出なかった。

 恐怖心が出たのか、さっきより強くブレーキを踏んでしまった。隙に入ったEF9が右リアタイヤ横に並んでいく。逃さないと心から決めており、アクセルを強く踏んでいく。だが、怖くなったおらは右サイドミラー越しに相手を見ながら走っていく。本当に幽霊だろうか?

 右コーナーに差し掛かると、恐怖による焦りから、サイドブレーキを強く引き、ブレーキを強く踏み、クラッチを踏むと同時にギアを1速まで下げると、ハンドルを素早く右へ曲げてしまう。C33は攻めすぎて回転してしまう。

 隙を付きながらEF9は前へ出ていく。

「チクショーめ!」

 抜かれて悔しくなり、ハンドルを叩く。何ていう走り屋だ。速かった。EF9はわだすの眼から小さくなっていく。

 もう一度追いかけようと、わだすはスピンしたC33をドリフトさせながら立て直し、再び走らせる。緩やかな左曲線、第3高速区間、5連続曲線を通り過ぎていった。

 しかしEF9の姿は見つからず、赤城ダウンヒルのゴール近くの駐車場にも停車していなかった。

 EF9がいなくなったことにおらは肩を落としてしまう

「ちくしょーめ! EF9どこいったんだべ!」

 C33のボディが揺れるほど、地団駄する。

 その後はクルマから降りて、EF9の目撃情報を聞くために周囲の走り屋に聞き回る。しかし、残念な結果を知る。

「そのクルマは消えたよ。間近で」

 いなくなっただと!?

 や、ヤバい。わだすの恐怖心がどんどん強くなる。

 そして、「タチサレ」と言葉とさっきのEF9の走りを思い出してしまうと同時に今の状況を合わせると身体が寒くなった。まるで南極にいる気分。

 アイツの正体は勿論……。

 

「もしかして、ゆ、幽霊! やべー! 見てしまったべ! オカルトを信じないわだすが信じてしまったべ! サギさんに指を切られっべ!」


 そんな考えをしてしまったあまり、悲鳴を上げてしまった。

 EF9の幽霊を見てしまった!

 その後頂上に戻り、そいつと遭遇したことをサキさんたちに伝えたのだった。


 翌日の午後6時、夕方の赤城山。ダウンヒルのゴール付近にある駐車場よりさらに麓にあるレストラン、和食さいとう。名前の通り、メニューは和食をメインとした料理店だ。

 3台の車がここに停車する。車種はC33型ローレル、イエローのHCR32型スカイラインセダン、ブルーのA31型セフィーロだ。それらのクルマは昨日おれと一緒にいたプラズマ3人娘のクルマだ。ドライバーが降り、和食さいとうの店内へ向かう。

「いらっしゃい」

 店の中に入ると、制服である和服を着た店長らしき1人の美しい女性が3人に声をかけた。

 やや高めの身長にウグイス色のかかった銀色の長い髪に、桜の花より綺麗な顔つきが特徴的な女性だった。この女性は斎藤智という女性であり、おれの師匠だ。かつては史上最強の走り屋だったけど、今は引退してここの店長をやっている。

 その和食さいとうはプラズマ3人衆も御用達のお店だ。

「何にするんだ?」

 3人組は海軍カツカレーを注文する。

「了解だ。今すぐ取り掛かろう」

 プラズマ3人衆の注文を聞いて智姉さんが調理に行こうとすると。

「待ってください」

「なんだ?」

 クマさんが呼び止め、昨日の出来事を話し始める。

 語り終えると、握り拳を精一杯丸める

「あのEF9、見つけたら太平洋の海に落としてやるべ!」

 あのEF9に対して許せない気持ちを伝える!

 実は智姉さん、あのクルマのことを知っていた。

「あのEF9、実は赤城山で多くの走り屋を狩っているという噂らしいな。赤城山の多くの走り屋はあのEF9に挑んだ走り屋全員、そのクルマに敗れている。雨原芽来夜と葛西3姉妹らの有力な走り屋を除き、DUSTWAYのメンバーのほとんどはあのクルマに挑んで破れているらしい。下り終えると」

 最近赤城山で有名になっていて、赤城最速チームでも負けている聞くと、結構強敵だ。おれと勝負したらどうなんだろうか?

「く、クマさんが勝てないほどの走り屋だと分かるよ」

「あの幽霊、熊久保はんを倒せるほどの実力だとわかったわ――」

 それを聞いたタカさんと川さんは背筋が寒くなった。

 あの車は本当に幽霊なのか、智姉さんに聞く。

 すると、こんな解説が返ってきた。

「本当だ。それは20年以上前に死んだ走り屋の霊だ。赤城で亡くなったのではなく、遠くで亡くなった。死因は事故だが自動車事故ではない」

「本当に幽霊だったんですね。もしかしたらEF9と言えばあそこ、大阪で死んだ人? 外見は環状仕様だったし」

「うちの地元では昔、環状族というモンが流行っとったで」

「そうかもしれない。環状仕様のEF9だったから、大阪で死んだ走り屋の可能性が高いな」

 間違いなかった。やっぱあのクルマといえば、あっちで人気だったから。環状といえば、シビックだ。

 智姉さんはそれの詳しい情報を後で調べておくと言ったものの、その走り屋の死に方が衝撃的だったとはまだ知らない――。

 4人の会話におれも参加する。おれも興味を持ってしまったから。

「智姉さん、おれはその話に興味を持っています! おれ、あの幽霊と戦いたくなってきました」

 ついに決意を固めた。あの噂になっている幽霊を成仏させてやろう。走りで南無阿弥陀仏と言わせたい。心が燃えてしまった。

 幽霊と戦いたいおれに対して智姉さんは戦うための注意を言う。

「幽霊のEF9と戦いたいのか?しかし、挑んだ走り屋は全員負けているからな、気を付けたほうがいい。昨日、熊久保はあれにやられている。ただし、私の対策に考えた作戦はある」

 その作戦を智姉さんは言った。

 まず幽霊が現れたら、ダウンヒルならすぐUターンをしてヒルクライムに入る、そしてこのまま赤城道路を出て裏赤城に入れ。バトルするならここだ。

 裏赤城って……これには唖然する。

 そこははいつも走っている南西側の公道・県道4号赤城線とは別の公道で、南側から赤城山と結ぶ公道だ。

「けど裏赤城という峠と言えば、道が狭い、コーナーの数が多い、坂の勾配が急とFFのEF9に乗る幽霊には有利な条件が揃っております。クルマとコースを見ると勝ち目がありません!」

 なぜ相手が有利なのかって。FFは他の駆動方式と比べるとコーナリング性能が高く、前輪にトラクションを駆けて走るため下り坂では他の駆動方式より速く走ることができる。

 しかし、智姉さんはEF9のある所を突いていたのだった。

「裏赤城でバトルしたほうがいいと言ったのは、相手は峠のクルマではなく、高速道路のクルマだ。高速に強いセッティングが行われているが、その代わり低速に弱くなっている。だから裏赤城で勝負しろと言っているんだ」

「わだすのC33のほうが低速コーナーで速かったのはこれですか?」

 裏赤城を選んだのが分かった。解説を聞くと納得した。さすがと言いたくなる。作戦は上手くいくか?

「智姉さん、幽霊との戦いの舞台となる裏赤城を走ってきます!」

 まずは準備運動だ。ボンネットにスカイラインGT-Rに積まれたエンジン、RB26DETTを搭載したワンエイティの運転席に乗り込んで、エンジンを目覚めさせる。

「サキはん、裏赤城でEF9を仕留めると言っとったけど、勝てるんかあ?」

「挑んだ走り屋はすべて負けていると言われているし――」

 カワさんとタカさんは裏赤城で無事幽霊と戦えるか心配した。

「大丈夫べ! サギさんなら戦ってくれるべ! あの人はDUSTWAYの葛西サクラ、WHITE.U.F.Oの榛名ヒルクライム最速である柳田マリア、WHITE.U.F.Oの榛名ダウンヒル最速である戸沢龍にも勝っているだあ~! あの人ならやってくれるべ!」

 クマさんのほうはおれを信じていた。彼女はおれのことを理解していると感じている。これまで多くの強敵に勝利し、修羅場を潜り抜けてきた。だが、今までバトルしたことのない裏赤城で勝負するという不安要素もある。もし幽霊のEF9と勝負したとき、おれは無事に勝てるのだろうか?

 不安とワクワクを両立させながら、おれは裏赤城へ走っていく!

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