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第249回『更年期!?』#279

このマガジンは私が配信しているポッドキャスト『患者のホンネ』の今週の内容を文章にしたものを掲載しています。

とはいっても、一語一句文字起こししているわけではありません。
話しているとエキサイトして、ハシタナイ言葉も使ってしまうのでここでは少し整理して、テーマをわかりやすくお伝えしたいと思っています。

音声が良い人はポッドキャストで『患者のホンネ』を検索してくださいね。 
今回は6分程度の収録です。

http://hphpjp.com/podcast/

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もう1ヶ月前の話なので昔話としてお話できるかなと思い、今日はこのテーマです。

今年の1月1日に不思議なことがありました。
わたしにとって初めてのことだったのでびっくりしました。

朝起きて、なんかいつもの自分と違う感じなんです。
具体的に言うと、何も感じない。
食べたいとか、ねむたいとか、テレビ何みたいとか、何も感じない。

これはなんだろう!?と思っているうちにエスカレートして、自分なんかご飯を食べようが、食べまいが、どうでもいい存在だ。挙句の果てには、わたしが生きていて何か役に立つのかな?意味あるのかな?とか考えてるんですよ。

で、これがどういう状態なのかわからなくて、言葉にできなくて、一見普通通りに過ごしてるんだけど、心の中はモヤモヤで戸惑っていました。

そしたら買い物の途中、夫が「なんか今日、ぢゅん、小さくない!?30センチくらい小さく見えるよ!」って言ったんです。

あー、よかった!気づいてくれた!と思って「いや、実はなんかおかしくてさ!」と話ができました。

今までのわたしの人生はすっごく喜んだり、すっごく落ち込んだり、感情の起伏が激しいことはあっても、今回みたいなスーッと感情がなくなるような感覚は初めてだったので、すごく戸惑いました。
こわかったです、どうしていいかわからなくて。

買い物も何も買いたく無い、食べたく無いし、かといって「今日は食べたくない!」という意志すらなくて。
こんなわたしが何を選んでも意味がない、どーでもいい、みたいな。

夫が気づいてくれて、話をした後、少しずつ感覚が戻ってきました。

次の日、やっと食べたいものが浮かんできて、なぜか納豆ご飯でした。

前日の同じ道で同じスーパーに行き、棚を見るとこんどはちゃんとほしいものも食べたいものも見えてきたんです。
あー、もどってきたと思って。

で、帰ってテレビ見ながら、わたしがモノマネなんかしたら夫が「おー!もどってきたねー!」って言って笑えました。

結局、2日で正気に戻りました。

今考えるとあれは更年期じゃなかったのかなと。
数ヶ月、生理不順とかあったし。

二日で元に戻って、このくらいですんでよかったと思ってみたり。
今回の経験で人の気持ちの複雑さをまた少し理解できたような気がします。



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