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ゴハンモノ映画れびゅ~ vol.7『しあわせのかおり』#149


ゴハンモノ映画れびゅ~ vol.7
『しあわせのかおり』2008年日本


痛いときは辛いけど、痛みを知ることが後々、人生を豊かにすることがあるかもしれない。

中谷さん(中谷美紀)の演技が最初からずっと違和感あって、なんでこんな表情?なんでこんな雰囲気?と思いながら見ていたら、“あー!そういうことだったのか!”という理由にたどり着き、“中谷さん、天才!”ってなりました。
セリフにないことを醸し出せる女優さんですね。

そして、どこまでもかっこいい竜也さん(藤竜也)。
過去がある寡黙な男性やらせたら、右に出るものはいないとうちで大絶賛です。
そして内に秘めたやさしさが表現されたときの爆発力!
そりゃあ、ヤッチー(八千草薫)も惚れるよね~。

そして、ヤッチーのかわいさたるや!
最後、全部気持ち持ってかれるほどかわいい!

最初は小さな町の中華料理屋さんが舞台だったんだけど、最後、中国まで飛んで『世界街歩き』くらい中国の街を堪能できる構成になっております。

登場人物のひとりひとりの痛みが少しずつ変化して、お互いの素材の良さをひきたてあって最高の人生になっていく、まるで劇中の中華料理のように。

中華料理は手間がかかる。
でもその苦労の分、報われる味。
師匠に教わることもあれば、弟子に助けられることもある。
人生と中華料理は似ている。

それにしても紹興酒って家に常備しているお酒ではないけど、調味料としてもとても優れていますね。
なんせ、香りがいい!
それこそ、“しあわせのかおり”です。

余ったら炒め物に使えば、いつものおかずがスペシャルになるね。
紹興酒飲むときにザラメを入れるのはなぜ?
中国でもそうなの?

ま、おいしければよいです!

ということで、紹興酒と卵とトマトの炒め物で一杯やりますか!


サポート!?有難いです。 あなたに100倍良いことありますよう、全力で祈ります。 いつか実家でお店を出す資金にします!