第207回『アメリカドラマの変化』#212
このマガジンは私が配信しているポッドキャスト『患者のホンネ』の今週の内容を文章にしたものを掲載しています。
とはいっても、一語一句文字起こししているわけではありません。
話しているとエキサイトして、ハシタナイ言葉も使ってしまうのでここでは少し整理して、テーマをわかりやすくお伝えしたいと思っています。
音声が良い人はポッドキャストで『患者のホンネ』を検索してくださいね。
今回は5分程度の収録です。
http://hphpjp.com/podcast/
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夫がアメリカの犯罪捜査がテーマのドラマが好きで、一緒に観ています。
ここ10年でずいぶんと主人公やストーリーの描き方が変わったなあと思っています。
最初に観てたのは1990年代に作られていたもので、とにかく主人公が強くてかっこつけてるんです。
今見ると、それパワハラでは?とか、犯人の人権はいいの?ってところがあったりして。
強いアメリカを全面に押し出して、主人公にリンクさせて表現してたような気がします。
次に見たシリーズは2000年以降に作られたもので、こちらはチームワークが表現されていました。
登場人物ひとりひとりが、問題や課題を抱えていて、強いだけじゃない人間的な部分が表現されていました。
いま見てるのは2〜3年前に作られたもので、主人公は女性です。
FBIが舞台で、主人公のFBI捜査官が女性。相棒がアラブ系の男性。
女性の方がリーダーです。
チームの中に情報分析でめちゃくちゃ仕事ができる人がいるんですが、これは最年少の黒人女性。
ニューヨーク支局が舞台なのですが、ここを取り仕切る局長が女性。
とにかく女性の活躍が描かれています。
もちろん女性政治家や女性の犯罪者とかいけすかないタイプの女性もでてくるんですが、基本、女性が第一線で活躍してる姿が描かれています。
実際、いまFBIがこんなに女性が活躍する場であるのかはわかりませんが、これを理想としてフィクションで描いているのであればそれはいいなと思いました。
10年前は組織のリーダーは白人男性が当たり前。
上司や政治家も男性が演じるのが当たり前という作りだったのが、変化しています。
まだ現実ではないのがもしれないけど、性別や国籍関係なく活躍できる世界を描いたのを観て、みんなで現実にしていけたらいいなと思います。
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