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第224回『子ども科学電話相談という番組』#240

このマガジンは私が配信しているポッドキャスト『患者のホンネ』の今週の内容を文章にしたものを掲載しています。

とはいっても、一語一句文字起こししているわけではありません。
話しているとエキサイトして、ハシタナイ言葉も使ってしまうのでここでは少し整理して、テーマをわかりやすくお伝えしたいと思っています。

音声が良い人はポッドキャストで『患者のホンネ』を検索してくださいね。 
今回は4分程度の収録です。

http://hphpjp.com/podcast/

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NHK の『子ども科学電話相談』というラジオ番組を知ってますか?
私はラジオは聞いたことないのですが、時々Twitterとかで、今日の質問はよかった!とか紹介されてる時、ネットで文章化されているページを読んでいます。

子供達の質問の純真さがいいんです。
そういうこと気になるんだ!とか
改めて聞かれるとわからないなあとか。

でもそれ以上に先生たちの答えがとにかく優しい。
難しいことも例え話で丁寧に答えたり、子供達の答えに「ちがうよ!」とは絶対言わない。
「そう思うよね〜、でもね」って説明してくれる。

そんな番組でわたしがグッときた質問をひとつご紹介します。
質問は小学四年生の男の子で『水中の生き物には心があるの?』というものでした。
彼は犬にはあるけど、魚にはない気がすると言っていました。

先生にとってこれは難しい質問だったそうです。確かめようがないし、これが正解って言えない。
で、先生は『以前、ダイビングしたとき、ヨボヨボの魚を助けながら泳ぐ若い魚を見たんだ。それを見たら、魚にも心があるとしか思えなかったよ。」と答えていました。

この先生の答えを聞いて、人生の理想はこれかなと。

ネットでいろんな情報がすぐ手に入る世の中になったけど、誰かに何かを聞かれたとき、「以前、こんなことがあってね」って、自分の経験から答える、自分だけの答えをいっぱい持っている大人でありたいなと。

冷たい正確さよりも、暖かい不確かさ、みたいな。
みんなにとっての正解じゃないかもしれないけど、わたしにとって、これは真実なんだよねってことがいっぱいあるのは、幸せな人生だったんじゃないかなって思います。

それではこの辺で、患者のホンネでした。

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