IT業界転職に有利な資格ランキング|資格だけではなく実務経験が成功のカギ
こんにちは、株式会社Career Artの屋比久です。
私自身、大学生のころに「ITパスポート」を取得しましたが、この資格で得た知識が本当に仕事に活きたのは、20代中盤に営業代行会社に入社したころでした。
営業代行する商材はIT関連のものが多く、資格取得で学んだ基本的な知識が思わぬ形で役立ちました。
資格は転職やキャリアアップにおける強力な武器ですが、それだけでは不十分です。
特にIT業界では、資格を実務経験や成果と結びつけて初めて価値を発揮します。
この記事では、IT業界で転職に有利な資格をランキング形式で紹介しつつ、資格をどう活かすべきかを解説します。
また、一部の資格には「定期更新」が必要であることも補足します。
1. IT業界で資格が重視される理由
資格は、特定のスキルや知識を第三者が認定するものです。
特にIT業界では、以下の理由で資格が注目されています。
① スキルの基準が明確になる
IT業界は技術革新が速く、採用担当者も全ての技術を理解しているわけではありません。
資格はその人のスキルを客観的に示す指標になります。
② 未経験者がスキルを証明できる
実務経験がない人でも、資格を取得することで基礎的な知識や学習意欲をアピールできます。
③ 業界標準のスキルを学べる
資格取得の過程で、実務で役立つ知識を体系的に習得できます。
2. IT業界転職に有利な資格ランキング(更新要件を含む)
第1位:AWS認定資格(AWS Certified)
評価ポイント:クラウド市場の成長とともに、AWSスキルの需要は急上昇。基礎レベル(Cloud Practitioner)から専門レベル(Solutions Architect)まで多岐にわたり、企業からの評価が高い。
活かせる分野:クラウドエンジニア、インフラエンジニア。
おすすめ理由:AWSは市場シェアが大きく、取得難易度も実務経験があれば比較的低め。
更新要件:有効期間は3年間。再試験や短縮版の更新試験で延長可能。
第2位:基本情報技術者試験(FE)
評価ポイント:日本国内のIT業界では、基本情報技術者試験がスキルの基礎証明として広く認知されています。
活かせる分野:未経験者のITエンジニア職全般。
おすすめ理由:特に新卒や未経験転職者が、基礎スキルを示すのに最適。
更新要件:一度取得すれば更新の必要はありません。
第3位:PMP(Project Management Professional)
評価ポイント:プロジェクト管理の国際資格であり、プロジェクトマネジメントスキルを証明します。
活かせる分野:プロジェクトマネージャー、ITコンサルタント。
おすすめ理由:実務経験が3年以上必要なため、実務経験とセットで高評価を得られる。
更新要件:3年ごとに「継続資格要件プログラム(CCR)」を通じて60PDU(Professional Development Units)の取得が必要。
第4位:CCNA(Cisco Certified Network Associate)
評価ポイント:ネットワークエンジニアとしての基礎スキルを証明。実務で即戦力とされる知識が含まれています。
活かせる分野:ネットワークエンジニア、インフラエンジニア。
おすすめ理由:取得ハードルはあるものの、需要が高い。
更新要件:有効期間は3年間。再試験または上位資格の取得が必要。
第5位:Oracle認定資格(Oracle Certified)
評価ポイント:データベース運用や管理のスキルを証明。大規模システムでのデータベース運用スキルは特に高評価。
活かせる分野:データベースエンジニア、バックエンドエンジニア。
おすすめ理由:資格取得を通じて学ぶ知識が、そのまま実務に直結する。
更新要件:特定バージョンに基づく資格の場合、技術更新時に再試験が必要。
3. 資格だけでは通用しない理由
① 実務での活用能力が問われる
資格取得は知識の証明ですが、実務では問題解決能力やコミュニケーション力が重要視されます。
資格を持っているだけで採用されるケースは少なく、「実際にどう活かすか」が問われます。
② チームでの成果が重視される
多くのITプロジェクトはチームで進行するため、資格に加えて協調性や実務での成果が求められます。
③ 資格は更新が必要な場合が多い
一部の資格は、時代に合ったスキルを証明するために定期的な更新が必要です。
このプロセスが疎かになると資格の価値が下がる可能性があります。
4. 資格を活かすための実務経験の積み方
① 小さなプロジェクトから挑戦する
資格取得後は、実務に近い形で経験を積むことが重要です。
社内での小規模な改善プロジェクトや、個人の開発案件を担当してみましょう。
② スキルをポートフォリオで可視化する
資格取得だけでなく、実務での成果をポートフォリオにまとめることで、企業にアピールできます。
例:AWS資格を活かして構築したシステムの事例を写真やコードでまとめる。
③ フリーランスや副業で経験を増やす
転職前に、副業やフリーランスの案件で資格を活かした業務経験を積むのも効果的です。
④ 社内研修やオンザジョブトレーニングを活用する
現在の職場で資格に関連するスキルを実践する機会を積極的に探しましょう。
5. まとめ:資格×実務のバランスを大切に
資格はIT業界での転職を有利に進めるための重要なツールです。
しかし、資格だけではなく、実務経験や成果を伴わせることで、初めて転職市場での強力な武器になります。
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