気持ちがいい出産の仕方
1人目と3人目の出産で、わたしは180度違う体験をしました。
なんと、出産は痛くて辛いもの、から、出産は気持ちがいいもの!という、全く違う体験をしたのです。
ですので、わたしが何をしたのか?
どんな体験をしたのか?
これから赤ちゃんがほしいと思ってる女性の方に、ぜひ読んでいただきたくて書いてみます。
わたしには3人の子どもがいます。
1人目は病院で分娩。難産で体がボロボロでした。
2人目は自宅の布団の上で自宅出産、3人目は家族全員に下から見守られて、助産院で出産。
最後は40歳で出産しましたが、1番体の戻りも早かったです。
ところであなたは、陣痛含め、出産や妊娠について、どんなイメージがありますか?
痛い、とか、怖い、とか、そういうイメージはありませんか?
わたしもそうでした。とても怖かった。
妊娠したのは嬉しかったのに、とても怖い。
体調の変化も、出産への恐怖も、仕事をやめなくてはいけないことも、全てが怖く、手放しでは喜べませんでした。
そんな思いをしてる女性は、意外に多いんではないかな?
当時、仕事の関係で、母親学級もきちんと参加できないまま、妊娠中に引っ越しをし、近所で誰も知り合いがいないまま出産。
この時はまだ32歳でしたが、知り合いもいない上に人見知りで、全然外にも出なかったので、体力も落ち、陣痛はもう恐怖でしかなく、後に久々の難産でした、と産科の先生に言われたお産となりました。
今思うと、あの時のわたしは、気持ちの上で、産む力がなかったように思います。
わたしが産むんだ!というのがなく、どこか他人任せだったんですよね。
読んでる方が怖くなると本末転倒なので、詳しくは書きませんが、下半身のあれこれの損傷が激しかった、とだけ書いておきます。
ですので、産後の肥立ちもかなり悪く、赤ちゃんのお世話をしながら、1ヶ月は壁をつたって歩く状態でした。
おまけに赤ちゃんは全然寝ない。1時間まとまって眠れればいい方。
さらに乳腺炎になり40度の熱と胸の痛みで、心も体もボロボロでした。
当時、主人も仕事が忙しく、1番頼りたい時に頼れない。コミュニケーションも不足気味。
今振り返ると、本当に負のループだったと思います。
その後、紆余曲折あり、5年ぶりに妊娠をします。
実は1人目の妊娠出産、そして産後のトラウマで、なかなか妊娠に踏み切れなかったのですが、ようやく第二子を授かることができました。
しかしですね、嬉しいより怖かったんですよね。またあの体験をするのかと思うと、怖さのほうが勝るんです。
そんな時に、保育園で仲良くなったママが、とある助産院の先生の講演会に誘ってくれて、そこに参加してきたんです。
そこで、お話を聞きながら、出産シーンのスライドを見て、そこで生命の尊さをを改めて感じ、わたし号泣したんですよね。
そして、出産をネガティブなものと思い込んでいる自分、出産を人任せにしてる自分に気づくことが出来ました。
すでに経験しているにも関わらず、妊娠出産とは、とか、自分の体や、赤ちゃんがどう出てくるかも、恥ずかしながら何も分かってなかったな、と。
そして、この先生にお願いしたい!と、心から思って、妊娠6か月で転院することにしました。
ここでの両親教室がまた楽しくてですね、いろんな教室もあったので、友達も出来たし、赤ちゃんがどうやってうまれてくるのか?を、ちゃんと学ぶことが出来ました。
自宅出産の方の、赤ちゃんが出てくるシーンを撮影した動画も観せて頂き、涙が止まりませんでした。
実は、出産経験者でも、かなりの方がわたしのように、どうやって赤ちゃんが出てくるのかを知らない、という方が多いんですよ。
ご自分の、【その部分】を見たことがない女性が多すぎるのです。
そして、この助産院で、全ての物事、食べ物ももちろん、陰陽があることを知りました。
光と影、引き潮と満ち潮、表と裏…
そして陣痛もそうです。
陣痛は、ずっと痛い、というイメージを持たれてる方が多数だと思いますが、実は違います。
陣痛とは、弛緩と収縮の繰り返しで、赤ちゃんが降りてくるようになっています。
ちなみに、お産は10分間隔になったら、などと言いますが、常に痛いのは、1分前後、なんです。
10分からの等間隔が短くなるだけで、収縮の時間は常に1分前後です。
なーんだ!とか思いませんか?
わたしも1人目の時はこれを知らなかったので、ずっと痛い!ずっと苦しい!の記憶しかないんです。
思い込みの力、痛みの記憶ってすごいですよね。
そして、弛緩の緩む時間は、幸せホルモンと呼ばれるものが出るので、陣痛と陣痛の合間にうたた寝できそうなくらい、気持ち良くもなれるのです。
これを知った時、眼から鱗!でした。
わたしは1人目の時は、色んな人がお産を武勇伝として怖くいうし、痛いしか聞かないし、怖い!しかなくて。
陣痛中も、体に力が入って緊張して、リラックスなんてとてもじゃないけど出来ませんでした。
だから、2人目の陣痛が来た時、波を意識してみました。
2人目の時は自宅、というのもあり、助産師さんたちがずっと腰をさすってくれて、弛緩の間にはリラックス出来て。
それでもまだドキドキは残る感じで、無事出産。
主人がへその緒を切ってくれました。
まだまだおっかなびっくりな出産でしたが、心配のタネだった前回裂けた傷は、今回のお産では数ミリの傷で済みました。
産後もしっかり養生できたおかげで、この時37歳でしたが、本当に体が楽で、おかげでその後の2人の育児も、楽しくできるように。
その1年半後、また妊娠が発覚します、
多分トラウマが取れた分、メンタルな部分で妊娠しやすくなったのではないか?と思います。
今回は40歳でしたが、今までのことを踏まえ、妊娠中も頭でっかちの知識に偏らず、心の声を聞いて、感情の赴くまま、たくさん泣いて、たくさん笑うように過ごしました。
陣痛が波ならば、感情も人生も波です。
全て必要で起きている、ということです。
特に妊娠中は、感情の波が通常より激しいです。
ですので、陣痛と同じように、ただ波を一切否定せず、感じで過ごしました。
ひとりでじっとひたすら痛みに堪えながら、怖さと緊張で震えて迎えたお産から8年。
3人目の出産は、陣痛時から主人や子どもたちが付き添ってくれました。
赤ちゃんが4000g近くあったビックベイビーだったのと、回旋異常だった為(通常赤ちゃんは顔を下に向けるのが、横を向いていた)時間は少しかかりましたが、無事家族に見守られながら、出産することができました。
もちろんこの世に出てくる瞬間をバッチリと!
3人以上産んだ先輩たちから、出産はものすごく気持ちがいいんだよ!
まさに、オーガ◯ム だよ!!なんて、何人かから聞いてましたが、本当に気持ち良かったです…!
なんだろう、あの感覚は。
波に乗るような、漂うような。
体の声を聴き、リズムに乗り、生命に委ねる。
赤ちゃんとわたしの一体感、命の営み、命のリズム…
出た瞬間、本当に気持ちが良くて(もちろん痛いには痛いけど)産み落とした瞬間、また産みたい!!と大笑いしたわたしなのでした。
まさに笑う出産。
体の声や、お腹の赤ちゃんの声を聞いていると、本当にここまで気持ちがいいお産が出来るんだなと、心から実感しています。
そして、子どもを産めば産むほど、自分は輝けることを確信しています。
最後に、これから赤ちゃんを産むあなたへ。
お産を必要以上に怖がる必要はありません。
楽観視しろ、と言うのではなく、無駄に怖がる必要はない、ということです。
陣痛や、体の仕組みを知りましょう。
機会があれば、赤ちゃんが生まれてくるシーンをぜひ見てみてください。
会陰切開しなければ、赤ちゃんは血だらけにはなりません。
(上の写真は、拭かずにそのままの状態の赤ちゃんです)
陣痛の痛い時間は、どんなに間隔が狭まっても約1分です。
弛緩の時間は、幸せホルモンを出すチャンスです。どうぞリラックスしてください。
あなたがお腹を痛めてる時、赤ちゃんは全身を使って出てこようとしています。
どうぞ呼吸を忘れずに、赤ちゃんと一体感を感じてください。
そして波に乗れば本当に気持ちがいいお産が出来ます!脳内をぜひ、怖い、から楽しい!に切り替えてみてください。
そして、怖すぎる出産体験は見聞きしすぎないこと。
妊娠中も産後も、何でもかんでもひとりで抱え込まないこと。
辛い時はどうぞ助けを求めてください。
大丈夫。出産しても、あなたの好きなことは出来ます。
出産は失うものはなにもありません。得ることだらけです。
どうぞ安心して出産してくださいね。
あなたの出産が、どうぞすてきな体験になりますように!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。