【StepByStep2枚目】低スぺPCでもStableDiffusionでお絵描きを楽しんじゃおう!
実際私がどんな風にイラストを作っているかStepByStepで実践していこうと思います。
最終的にはこのnoteの扉絵ができあがります。
第2回目のお題は、誰もが一度は憧れる水面に立つ女の子と地平線上の煌めく夜空です。
同じものが作ってみたい方は各自ModelやLoRAなど同じのをダウンロードしてもらえればできると思います。
VRAM足りない人用の設定やポイントなど、準備編でまとめているのでよかったらこちらも見てってください。
基本のt2i-大まかなところを決める
🧁設定とか説明とか
🏁Model・VAE
Model:blue_pencil-v7:何個かModelを試したところこちらのモデルが良い構図を出してくれたので使用しました。
VAE:clearvae_main
🏁Prompt
今回t2iではLoRAは適用していません、空が奇麗になるLoRAを使いたかったのですが、構図ががっつり変わってしまうのでt2iで使うのはやめました。空が奇麗になるLoRAの比較画像は最後に載せておきました。
今回のポイントはfisheyeで水平線が斜めになっている所と(magnificent horizon view:1.3)で壮大な景色になっている所です。
🏁NegativePrompt
EasyNegative、badhand、deepnegativeの3つのTextualinversionをかけてます。その他いろいろ個人的に基本として使っているPromptです。
🏁その他設定
ほぼ基本です。横長の画像にしたかったので512x384で作成しました。
🏁ControlNet
良い構図が出なければ使おうかと思ったのですが、結構すぐに出たので今回は使っていません。
🧁Step1生成
手もポーズも微妙ですが大きく破綻してないのでこのまま次に行こうと思います。ひどく気になる場所がある場合はCFGscaleを少しづつ変えてみるとか、Seed値を1ずつ変更して変化させてみて下さい。ちょくちょく設定をいじっては生成し、、を繰り返すので低スぺの場合は初期画像を大きくしないほうが良いです。時間は大切に。
第二段階i2i-破綻をなおす
🧁設定とか説明とか
SendtoImage2Imageのボタンでi2iに生成された画像を送ります。
パッと見大きな破綻はありませんが頭回りが潰れているのでその辺を意識して生成していきましょう。
🏁Model・VAE
同じです、ここでModelを変えて絵柄を変えることもできます。
🏁Prompt
同じままです
🏁NegativePrompt
同じままです
🏁その他設定
手足や顔が破綻していたらDenoising strengthを0.2づつくらい上下して良いところを探します。
それでもだめならCFGscaleを0.5づつ変えていきます。
この辺沼るところです、時間が溶けます、でも楽しいです。
🏁ControlNet
第二段階では使いませんでした。
🧁Step2生成
奇麗な星空ができました。ちょっと手は気になりますが、今回のお題は星空なので良しとしましょう。
第三段階i2i-画像を大きく
ついに最後です。さらに画像を大きくしていきます。SendtoImage2Imageのボタンでi2iに生成された画像を送ります。
🧁設定とか説明とか
出来上がったイラストをさらに大きくしていきます。通常は1.5倍で満足してますが、今回は人物が小さいので2倍です。(低スぺじゃない人は4倍とかするらしいです、未知の世界ですね)
それからもっと星空をキラキラさせたくてLoRAを適用してみました。(やりすぎました)
🏁Model・VAE
同じです、ここでModelを変えて絵柄を変えることもできます。
🏁Prompt
ここでのポイントは星空を盛りたくてdarkAndLight_v10というLoRAを適用させてみたところです。
🏁NegativePrompt
同じです。
🏁その他設定
🏁ControlNet
tile_resampleを使っています。
あまり詳しくないのですが、拡大しても小人が出現しないおまじないと思って使っています。ControlNetには画像は入れ込んでいません。
Enableにチェック、低VRAM勢はLowVRAMにチェックを入れてください。
🏁Script
Ultimate SD Upscaleを使っています。
機能拡張からインストールして適用する事ができるScriptです。
低スぺなので分割する画像は4枚だけにしたいと思ってTile widthとTile heightを計算して入れています。あってるかどうか分からないのですが、初期状態のままだとエラーになりましたので、この計算方法で多分OKです。
もちろん初期状態の512だけでエラーにならなければそのままのほうが良いと思います。。
の値を入れると2倍するときにちょうど良くなります。1.5倍の時でもエラーはでないのでそのまま使ってます。
🧁Step3生成
ちょっと盛りすぎた感じはありますが、きれいな夜空が生成できたのではないかと思います。反省点は、髪をなびかせるのにWindを使用したので水面に波ができてしまって夜空がきれいに反射しなかったことでしょうか。floating hairとかにしてwindはいらなかったかもしれません。あとちょっと3D寄りなのでNegativeに3Dと入れたら良かったかも。
それにしても2倍は12分くらいかかります。低スペPCなので割り切るしかありません。
最後に
空がキレイになるLoRAの比較です。
そのまま適用すると構図が変わってしまうので、それぞれ比重0.5にて初回のt2iの時に適用してみたものです。みなさまはどれがお好きですか?
次回のネタは紫陽花と女の子。来月はもう6月、梅雨ですからね、紫陽花をテーマにしてみました。
日常を切り取った感じのイラストは最悪1girlだけで出力可能ですが、もっとアートよりというか周りが全部白で背景が少しあって、、というのはちょっと工夫が必要なのです。次回をおたのしみに!
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