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【StepByStep9枚目】低スぺPCでもStableDiffusionでお絵描きを楽しんじゃおう!

実際私がどんな風にイラストを作っているかStepByStepで実践していこうと思います。
最終的にはこのnoteの扉絵ができあがります。

第9回目キャラに重点を置いて、うちの子を作成していこうと思います。前回の写真よりとは正反対、はっきりとしたフラットなイラストです。

うちの子設定は↓です。

●髪の毛灰色
●緑の目
●おでこ出しのショートツインテイル
●勝気な表情
●黒のノースリーブトップス
●へそ出し
●緑のショートパンツに金の刺繍
●腰には白のベルトポーチ
●皮の手袋とブーツ
●黒のニーソ

第一段階t2i-大まかなところを決める

🧁設定とか説明とか

🏁Model・VAE

Model:breakdomainanime_A0440:すごく良くできたアニメ調のモデルです。
VAE:clearvae_main:色味をはっきりさせたかったのでこれを使ってます。

🏁Prompt

(extremely detailed fine touch:1.3),delicate water color illustration,1girl,geometric background,flower,white hair, (white belt pouch:1.2),solid green eyes,(middle parted bangs,forehead:1.4),(short twintail:1.3),(brown leather lace-up boots and brown short gloves:1.2),(green shorts with embroideries:1.2),BREAK
[:(layered black frills tanktop and thighhighs black thighhighs:1.3):0.5],
(bare shoulders and arms:1.2),navel,cel shading,(bold outlines:1.2),sharp shadows,smirk,<lora:flat2:0.6>

キャラを作成するには髪型や服装やそのキャラ特有のアイデンティティを固定しないとダメですよね。そこで思った色を出すために、Promptを色々こねくりまわしました。

  1. 色は薄い色から置いていく

  2. 色と色同士をくっつけない

  3. BREAKを使ってtokenをそもそも分ける

  4. [:black:0.5]などPromptEditingを使って後半に黒を置くよう指定

これでだいたい80%くらいは思った色がでるようになりました。100%は無理ですね、これだけやっても髪の毛黒とか普通にでます。

厚塗り感を出したくないので<lora:flat2:0.6>を入れて色味を均一にしています。

🏁NegativePrompt

(3D:1.3),(sepia:1.3),EasyNegative,(low quality:1.3),(worst quality:1.3),(logo:1.3),(text:1.3),(blush:1.3),(bindi:1.3)

でこ出しにするとキチェ*が現れるのでbindi(インドのあれ)をNegativeに入れてます。(*出典:ぼくの地球を守って)

🏁その他設定

Steps: 20,
Sampler: Euler a,
CFG scale: 7,
Seed: 3898972644,
Size: 384x512,

低スぺなので小さな画像でガチャしながら良い感じの背景&キャラ設定の色と相違ないシードを探します。

🧁第一段階生成

Step1:384x512

べた塗ではない背景に、キャラの設定もまぁまぁばっちりです。

第二段階t2i-拡大しながら顔を奇麗にする

🧁設定とか説明とか

今回はi2iではなくてt2iでControlnetTileで1.5倍に拡大してみましょう。
その時に顔が奇麗になるようにADetailerという機能拡張をを使用してみました。

🏁Model・VAE
同じです、ここでModelを変えて絵柄を変えることもできます。

🏁Prompt
同じです。

🏁NegativePrompt
同じです。

🏁その他設定

Steps: 20,
Sampler: Euler a,
CFG scale: 7,
Seed: 1190223807,
Size: 576x768,

🏁ADetailer

ADetailer model: face_yolov8n.pt,

生成時間は長くなりますが、最後に顔だけアップスケールして奇麗にしてもらうようにしました。

🏁ControlNet

preprocessor: tile_resample,
model: control_v11f1e_sd15_tile

これを入れておかないと画像が変わってしまうので必須ですね。

🧁第二段階生成

Step2:576x768

可愛いくできました。顔もかなり修正されたと思います。

第三段階Extras-画像を大きく

🧁設定とか説明とか

1個前の投稿でLamaCleanerを追加したので、拡大する前にせっかくなので使ってみます。使用箇所は太ももとわきの下です。

Extrasでの拡大は以下の通りです。
Postprocess upscale by: 2, Postprocess upscaler: R-ESRGAN 4x+ Anime6B

🧁Step3生成

Step3:1152×1536

フラットで可愛いイラストになりました。うちの子可愛い。

低スぺなので描きこみのえぐいイラストはなかなか作成できませんが、こういうイラストも可愛いですよね。
ポイントはやっぱりフラットLoraを使って厚塗り感を無くしたとこかなと思います。解像度低めだとどうしても髪の毛とか澱んでる感じがしていかにもAIだなぁという雰囲気を醸し出してしまいますが、フラットにすれば少しはAI臭消える気がします。

最後に

今回は私がAIイラストで一番好みだと思うSDAI|noteさんのPromptをマネして参考にして作成しました。これとかこれとか描きこみは最低限なのに滑らかな質感がすごく好きです。

次回はBingとPhotopeaなど外部ツールをふんだん使ったイラストを作成していきたいと思います。

次回作成予定のイラスト

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