【StepByStep6枚目】低スぺPCでもStableDiffusionでお絵描きを楽しんじゃおう!
実際私がどんな風にイラストを作っているかStepByStepで実践していこうと思います。
最終的にはこのnoteの扉絵ができあがります。
今回は第6回目です。いつまで続くのでしょうか、いろいろな方法で画像生成する様子をブログにしていますが、そろそろネタが切れてきそうです。
今回はカラフルで透明感も多分あるフワフワなイラストを作成していきたいと思います。
第一段階i2i-大まかなところを決める
🧁設定とか説明とか
🏁Model・VAE
Model:blue_pencil-v7:お気に入りのモデルです2Dのイラストに合うと思います。それからプロンプトに忠実な気がします。
VAE:kl-f8-anime:手持ちのVAEの中で一番コントラストが高く、高発色なので使用しました。モデルによっては白とびしてしまうくらいです。
🏁Prompt
いろんな色を使いカラフルにしたい場合は、rainbow colorやFluorescent color,fantasy fairy tale,dreamyなどの単語を使います。
色指定にpink, purple, pastel,を使っています。pastel paletteなどを使用してもいいと思います。
透明感を出したいので、transparentとかtranslucentなども練りこんでみました。
このプロンプトを練る工程で難しいのは、モデルによってだいぶ解釈が違うということです。キチンとprompt通りに出力するものもあれば、まったくスルーされる場合もあります。その場合は単語の位置を前に持ってきたり、強調したり、モデルを変えるなりして調整します。
🏁NegativePrompt
フワフワ用のNegativePromptです。EasyNegativeを強めにかけて短いネガティブプロンプトにするとどうもフワフワにならないのでこうしてます。
それからEasyNegativeなどは画風も変えてしまうので、あまり強くかけずにモデル本来の顔も楽しめるのかなと思っています。
🏁その他設定
ここでのポイントはEulerでCFG scaleを低くすることです。ここを低くすると淡ーい雰囲気になります。
🧁Step1生成
カラフルでフワフワで透明感あるイラストになりました。
第二段階inpaint-細部の修正
🧁設定とか説明とか
SendtoInpaintのボタンでinpaintに生成された画像を送ります。
ここで、顔部分にマスクをかけます。
🏁Model・VAE
同じです、ここでModelを変えて絵柄を変えることもできます。
🏁Prompt
同じです。
🏁NegativePrompt
同じです
🏁その他設定
マスクの範囲をinpaint、マスクされたコンテンツは元の画像、inpaintを行う領域マスクのみにセットします。
サイズはマスクの部分だけなので512×512。
SamplerがEuler aになってますがEulerにするのを忘れただけだと思います。
🧁Step2生成
顔がくっきりしましたね、良いと思います。顔の部分しか修正していないのに、顔が整うとほかの部分も奇麗になったかのように感じますね、不思議です。
第三段階-画像を大きくする
先ほどのイラストをImage2Imageに転送のボタンでi2iに送ります。今度は画像をアップスケールしていきます。
(似たような画像が何枚かあってちょっとどれを使ったのか分からなくなってしまい、全く同じようには作れないかもしれません、スイマセン。)
🧁設定とか説明とか
詳細をもう少し描きこんでもらいながら画像を大きくします。
🏁Model・VAE
同じです、ここでModelを変えて絵柄を変えることもできます。
🏁Prompt
同じです。
🏁NegativePrompt
同じです。
🏁その他設定
サイズは2倍にしました。
🏁ControlNet
ControlNetのmodel:control_v11f1e_sd15_tileを使います。小人出したくないですしね。
🏁Script
UltimateSD Upscaleを使いました。
いつものように、(生成される画像サイズ÷2)+(padding×2)で幅576の高さ832で4分割にしました。4分割以上は低スぺには厳しいのでこうしてます。
🧁Step3生成
厚塗りのコッテリ感がありつつもカラフルで淡い透明感のあるイラストになりました。イメージ通りになったかと思います。
ただ、背景と人物が同じすぎてちょっと良くわからないので、背景に少しボカシを入れてもう少し人物にフォーカスしたら良かったかなと思います。
手は気にしないでください、AIですから。
あ、それからi2iするとなんだか元の絵と色味が変わっちゃうんだけど、、、という人は設定->Stablediffusionから、
元画像に合わせてimg2imgの結果を色補正するにチェックを入れてみて下さいね!
最後に
このカラフルでフワフワのイラスト結構好きなので結構たくさん生成しているのですが、めちゃくちゃ可愛くてお勧めです。カレンダーとかにしたいくらい!今回はpink purpleと2色指定しているのでこんな感じの色味ですが、他の色で指定してみるのも楽しいですよ。
次回はちょっと使う色を絞る系の少しシックな雰囲気のイラストにしてみようかと思ってます。
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