見出し画像

私が感じる韓国と日本の幸せの基準

幸せの基準の歴史的背景

韓国の幸せの基準

韓国の歴史を振り返ると、戦後の急速な経済発展が国民の価値観に大きな影響を与えたと思います。貧困からの脱却が世代全体の目標となり、経済的成功が“幸せ”の象徴とされました。学歴社会や競争文化が強く根付いた背景には、家庭の名誉や社会的地位を重視する儒教思想の影響も見られると感じます。

また、家族単位での結束力が強く、幸せの基準も個人よりも家族全体に重きを置く傾向があると考えます。親の期待に応えるために良い大学に進学し、大企業に就職することが理想とされる一方で、その過程で個人の幸福感が犠牲になることも多いと感じます。

日本の幸せの基準

一方で日本は、第二次世界大戦後の復興期に「みんなで豊かになる」という価値観が形成され、高度経済成長期には“一億総中流”という言葉に象徴されるように、平等な社会の中で安定した生活を送ることが幸せとされました。

さらに、日本の社会には“和”(調和)を大切にする文化があります。職場や家庭でも、周囲との調和を重んじることで幸せを感じる人が多いと思います。ただし、この調和を維持するために個人が自己主張を抑えすぎることがあり、結果的にストレスを感じるケースもあるのではないかと考えます。


現代における幸せの基準

韓国の現状

韓国では、依然として学歴や職業が幸せを語る上で重要な要素とされていますが、最近では若い世代を中心にその価値観が変わりつつあると感じます。

例えば、“ワークライフバランス”を重視する動きが増え、フリーランスやスタートアップといった新しい働き方を選ぶ人が増加しています。また、結婚や家族に対する価値観も変わりつつあり、結婚しない生き方や自己実現を重視するライフスタイルが注目されています。

日本の現状

日本では、「安定」への価値観が依然として強いものの、若い世代の中には“自分らしい生き方”を追求する動きが増えています。非正規雇用や副業が広まり、多様な働き方が可能になってきたと感じます。

また、日本特有の課題として、過労や“生きづらさ”といった問題が挙げられると思います。そのため、心の健康を重視し、ストレスフリーな生活を送ることが幸せと感じる人も増えてきているのではないでしょうか。


幸せになるための条件と行動

韓国で幸せになるために

  1. 過度な競争からの解放 “スペック”至上主義から脱却し、自分自身のペースで目標を追求することが重要。

  2. 自己肯定感の向上 家族や社会からの期待に縛られすぎず、自分の価値を認める習慣を持つことが大切。

  3. ワークライフバランスの確保 長時間労働を避け、趣味や家族との時間を大切にすることが幸せへの一歩。

日本で幸せになるために

  1. 自分らしさの追求 周囲との調和を大切にしつつも、自分の声を大切にすることが重要。

  2. 過労を防ぐ仕組み作り 働きすぎないよう、時間管理やリフレッシュのための習慣を持つことが必要。

  3. 人とのつながりを深める 日本社会の強みである“人と人の絆”を活かし、家族や友人との関係を大切にすることが幸せにつながる。


結論

韓国と日本では、幸せの基準が異なる一方で、共通して“自分らしい生き方”を模索する動きが見られると思います。どちらの国においても、社会の期待や既存の価値観に縛られすぎず、自分のペースで目標を設定し、心と体の健康を保つことが大切だと考えます。

私自身、日本での生活を通じて、自分の価値観と周囲の期待とのバランスを模索してきました。これからも、自分自身と向き合いながら、家族との絆を大切にし、幸せを追求していきたいと思っています。


いいなと思ったら応援しよう!