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ありがとう、スパ

今日もまた練習を終え、僕が意気揚々と向かう先はジムである。このジム、バレエ団員であれば無料で使えるのだが、設備がとても充実している。ありとあらゆる筋トレ器具があるのはもちろん、ちょっとしたリゾート並みの豪華なスパが隣接しているのだ。このスパが良すぎるので、少し案内させて欲しい。

まず扉を開けて見えるのは、暑すぎずぬるすぎない、絶妙な温度で優しく体を包み込むジャグジー。延々と入っていられるその居心地の良さは、うちのおじいちゃん家に匹敵する程。横にちょっとしたプールもあるが僕は泳げないので特に言うことはない。

奥へ進むと無数のサウナルームがずらり。
一つ一つ室内の温度が異なっていて、好みの温度で整うことができる。部屋によっては天井に色鮮やかな電飾が施されており、薄暗い室内が幻想的に照らされている。ボワワーンという夢の中みたいな音楽も相まって、もう完全にチームラボ。整えるチームラボは多分ここだけ。
自分に厳しい僕は今日も100度の部屋をチョイス。5分も入ればもう汗まみれの体は焼けるように暑かった。もう限界、、部屋を飛び出しすぐさま冷水を我が身にぶっかける。「き、気持ちいぃ、、、」ダブルアッサンブレの着地でビタ止まりできた時くらい気持ち良かった。

他にも屋外で日光浴ができるコーナーがあったり、マッサージを受けられるサービスをやっていたりと、とにかく盛りだくさん。
このスパの魅力、少しは伝わっただろうか。

バレエ団において、歴が浅い僕は未だリハーサルに入ったり入らなかったり、といった感じ。そんな中で、いつどんなチャンスが来ても対応できるよう、常に体のコンディションは整えておかなくてはならない。
ジムで自分を追い込めば追い込むほどその後のスパタイムがより気持ち良く、清々しいものになる。トレーニングをするモチベーションを大いに高めてくれている点において、スパには本当に頭が上がらない。
スパシーバ。

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