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キリストの腰布はテーブルクロス 8

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考察

  私はこの瞬間、謎を解く鍵を手に入れたのだ。
名付けてFURIHATAメソッド。
反転、貼り合わせ、50%透過の発見である。
さて、皆さんも疑問に思うだろう。私も思った。
君はパソコンで画像を反転させ、重ね合わせ、50%透過は簡単にできるだろう。しかし、レオナルド・ダ・ヴィンチの時代どうやって、その様なことができるのか?たまたま出来ただけ。偶然だ。」と。
私もそう思った。しかし、この反転。貼り合わせ、50%透過の画像は偶然とは思えない感じがする。レオナルド・ダ・ヴィンチの意思と意図を感じる。私は悩んだ。レオナルド・ダ・ヴィンチがどうやって、反転。貼り合わせ、50%透過の画像を見ていたのか?
私は諦めなかった。この解明には時間がかかった。約半年かかったであろうか。
  最初、私は鏡を使ったのではと思った。彼は絵画の横に鏡をおいて原画と鏡に映った像を脳内で重ね合わせたのではないかと考えた。ある程度の大きさの絵までならば可能かもしれない。脳内で重ね合わせることも、ある種の訓練をすればできるのではないかと私は考えた。しかし大きな絵の場合それは難しいと思った。特にキリストの洗礼くらいのサイズの絵になれば、横に置く鏡は巨大なものになる。現実的ではない。私は悩んだ。どうしても謎が解けないので、ある時私は「反転」という言葉をインターネットで検索してみた。
  そして世の中に、反転眼鏡というものがあることを私は知った。その眼鏡を掛けると目で見る世界がすべて反転して見える眼鏡だ。私は反転眼鏡の構造を調べた。そして謎を解いたのである。反転眼鏡はプリズムを使っている。プリズムで反転させるのだ。反転眼鏡は非常に高価である。私には買えない。そこで私はプリズムを購入した。私は初め間違ったプリズムを購入してしまった。60度×3のプリズムを買ってしまった。私はトライしたがうまく見ることができない。そして私は間違いに気が付いた。90度×45度×45度のプリズムでなければうまく見えないのだ。頭のいい方ならお判りであろうが、片目だけ反転させ、もう片方の目は普通に見るのである。私がパソコンで作り上げた画像と同じものが見えた。私はこれで謎が解けたと確信した。

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