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受胎告知は二人で 14

《荒野の聖ヒエロニムス》
私がついに発見したのはレオナルド・ダ・ヴィンチの荒野の聖ヒエロニムスである。セントジェロームとも呼ばれているこの絵画である。

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一般的には未完成の作品とされている。
詳細はウィキペディアで調べていただこう。

私が必要なのは、この膝だけなのだ。

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そしてこの絵が描かれた年代が重要である。
1480年である。受胎告知が1475年から1485年だと言われている。まさに受胎告知を描いている同時期にレオナルド・ダ・ヴィンチが描いたのだ。

これも膝を受胎告知に合わせて入れてみよう。

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どうだろうか?
ここで私は不思議なことに気づく。

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聖ヒエロニムスは聖書の置台の布を引き倒そうとしているではないか。

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これは何か意図がありそうである。その前にこの絵にも最後の晩餐とアンギアーリの戦いの様な位置合わせがあるのだ。最後の晩餐とアンギアーリの戦いの様なミリ単位の精密な位置合わせ指示ではないが、この発想が後の最後の晩餐とアンギアーリの戦いの精緻な位置合わせに繋がって行ったのではあるまいか。


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