岩窟の聖母 10
考察
私はレオナルド・ダ・ヴィンチの位置決め指示を解読できたので
私なりに、考察をするしかないであろう。
私にも多少考察する責任がある。
私は考察が苦手である。
この2枚の絵のコラボレーションを500年間、
人類は気が付かなかった訳であるから、
私の役目は充分果たせたと思う。
天動説で積み上げた知識は地動説の出現で瓦解する。
私の発見は地動説なのだ。私の見方を理解できれば、
時間のたっぷりある大学の偉い教授や研究者に後の考察は、
お願いしたいものだ。どうも、
彼らはのんびりするのが好きらしいので、
仕方なく私も考察してみよう。
幼児の顔比較
左の幼児を反転させ右に持ってきた。
左の幼児をそのまま近づけてみた。
二人の幼児は似ている。似すぎている。
目を合わせて重ねてみた。
耳の形も一致する。目、鼻、口の位置も同じだ。同一人物なのかどうか見分ける場合、顔以外で耳の形というものも個人差があるものであるから有用だ。この幼児の耳の形は似すぎていないだろうか。
重ねてみた。耳たぶの形も同じだ。これは何を意味するのだろう。
先にも述べたが、この幼児二人はどちらがキリストで、どちらが洗礼者ヨハネであるか議論が未だに分かれているらしい。ここで私は提案したい。どちらもキリストではないかという仮説。もしこの仮説が正しいとすれば岩窟の聖母の絵の解釈も違ってくる。岩窟に聖母マリアとキリストが居る姿を大天使ガブリエルの案内でキリストが自分自身を見ているという仮説も成り立つかもしれない。