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受胎告知は二人で 4

受胎告知 初級編
いわゆる、都市伝説が好きな人、あるいはUFO好きの人の間では定番となっている亀形の雲を紹介しよう。

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分かりやすくしてみると

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左背景の空の雲である。そして次は、その亀形UFOを見つめる人たち。

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分かりやすくしてみると

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女性が横向きで亀形UFOを見上げる様に見えなくもない。ひげを生やした男性もいるように見える。いかがだろうか?

大天使ガブリエルの足

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これは聖書の置台、右下の脚の部分である。鳥の足にも見えなくもない。これをどう見るかは自由である。何か得体のしれない化け物の足と見るのか、あるいは天使の足と見るか?それとも、置台の足に草が描かれていて、たまたま、その様なものに見えただけ、という解釈もできるだろう。都市伝説好きの人々は、いろいろな意味を考え出して考察しているようである。
 そして、「自分が見つけ出した」ということを新発見者として宣言、発信したいのか、「自分が最初に見つけた、自分が一番先に解明したと騒ぎ立てている。」先ほどのUFOもそうだ。個人個人がどの様な見方をしようとも自由であると私は思う。個人個人がイマジネーションを膨らまし鑑賞することは悪いことではない。しかしながら、まぁ、そのくらいは誰でも細かく観察すれば見つけるものだと私は思う。もしかしたら、レオナルド・ダ・ヴィンチの遊びかもしれない。その程度で大騒ぎするような内容ではないと私は思う。
 大天使ガブリエルには翼がある。足は鳥の様なのかもしれない。しかし、この場面でガブリエルの足を正しい位置で描いてしまえば美しい絵画が台無しだろう。あえて考察するならば、レオナルド・ダ・ヴィンチが師匠のベロッキオに気を遣って目立たない場所にそれとなくガブリエルの足を描きたかったという程度でいかがだろうか。レオナルド・ダ・ヴィンチのユーモアと思うくらいで良いのではないだろうか。亀型の雲もそのくらいの程度ではないかと私は思う。まさに初級者編なのだ。ついでだが、私は別の機会で「岩窟の聖母」の謎解きで詳しく書くが、岩窟の聖母の大天使ガブリエルには足が描かれている。それは美しい姿には似合わない醜い足が分からないように描かれている。


読者へのサービスで掲載しておこう。

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興味のある方は岩窟の聖母、ルーブル版で探してみるといいだろう。

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