「家飲みビール」はなぜ美味しくなったのか?【本レビュー】
ビール美味しいですよね?
こんにちは、4s Production 中沢です。
今回は久しぶりの【本レビュー】です。
ご紹介したいのはこちら
「家飲み」ビールはなぜ美味しくなったのか?
坂田薫さんの著書
ざっくりいうと…
・結晶スポンジで苦味成分を解明!
先日、仕事で「結晶スポンジ法」なるものを知って読んでみました。
正直なところ化学には疎くて化学と科学の違いもあんまりわかっていませんでした。調べたところ
※「科学」とは、対象を観察、実験することによって導き出された知識、法則の総称のことを指す言葉です。 それに対し、「化学」という言葉は、物質の構造や性質などを研究する1つの分野のことを指しています。
※引用:言葉のギモンを解決するサイト
気になったのは「家飲みビールが美味しくなった理由」です。
ビール大好き人間としては読まないわけにはいきません。
結晶スポンジ法…と聞いただけで少しテンション下がりますよね?
難しそう…というか説明しずらかったので引用すると
ビールの苦味成分は何百年も飲まれているのにも関わらず、なぜ苦いのか?なぜ、苦味が変化するのか?解明できていなかったそうです。
しかし、ビールを結晶スポンジに流し込むと
ビールの苦味成分が変化した後の13種類の物質を特定し、構造もわかったそうなんです。
その結果、キリンビールは苦味成分が変化する前の新鮮な状態に保つことが可能になったそうです。
結果、家飲みビールが美味しくなったそうです。
早速、キリンのビール飲みたいですよね?
・ノーベル賞候補に!
この研究は2013年に東京大学卓越教授の藤田 誠博士らによって開発されたそうです。
この日本発の最先端技術は、基礎研究をコツコツ重ねていく事で世紀の発見に繋がったそうです。
科学って難しいと思われがちですが、この本の著者 坂田薫さんは
文系の方でも読みやすい内容に仕上げてくれています。
(私は苦戦しましたが…)
・mRNAの解説も!
mRNAも噛み砕いて説明されています。
ここからは間違ってしまってはいけないので原文を引用します。
タンパク質の設計図の「原本がDNA」「コピーがmRNA」
コロナウィルスにはスパイクと呼ばれるタンパク質の突起があります。サッカーボールのような球の表面に、キノコのような突起物がたくさんついたイメージです。
このスパイクが細胞にくっつき、細胞の入り口のロックを解除する事で
ウィルスが細胞内に侵入します。
このスパイクの設計図のコピー、すなわち「スパイクのmRNA」が新型コロナウイルスのワクチンという事です。スパイクのmRNAを体内に入れることで、体内でスパイクが作られ、免疫システムが反応し、抗体を作って撃退します。
一度、読んだだけでは理解しづらいこともありましたが全文を読んでいただければ理解していただけると思います、たぶん…
その他にも、日本の最先端技術が書かれているのでおもしろいですよ!
・2050年、宇宙エレベーターが完成する⁉︎
・画期的がん治療の主役は「液体のり」⁉︎
・残りが気になる?「命の回数券」テロメア
などなど全17項目
ビールを片手に読んでも良いかもしれませんね!
気になった方は是非、読んでみてください。
それでは、4s Production 中沢でした😁
keep smiling!!