中野 純

陶芸家。千葉県長柄町で制作しています。制作ときどき個展。個展予定やお問い合わせはサイトをご覧ください。 http://www.junnakano.com/

中野 純

陶芸家。千葉県長柄町で制作しています。制作ときどき個展。個展予定やお問い合わせはサイトをご覧ください。 http://www.junnakano.com/

最近の記事

夏越の祓で思うこと。

今日で今年も半分終わり。 ということで「夏越の祓」の陶板を梁に掛けた。茅の輪の代わりにこの柱を回って半年の穢れを祓うことにする。 今年上半期の穢れということでまず思いつくのは、やはりなんといっても新型コロナウイルス。疫病退散、ということでアマビエなる神様がにわかに流行っていたりもする。僕だけでなく、茅の輪をくぐる人たちの脳裏には浮かぶのは、今年はおそらくコロナウイルスのことが多いのではないだろうか。 でもちょっと待てよ、と反省する。この新型コロナウイルスの世界的パンデミ

    • アカガエルとキジとヒグラシ、音暦(おとごよみ)

      (注:音暦は勝手に作った言葉です) 先日、中野がホヤが好物と知っている仙台の友人が、旬だからとホヤを送ってくれた(感謝)。 一日冷蔵庫でゆっくり解凍して翌日、さっそく刺身をワサビ醤油で、それからカイワレと一緒に醤油、味醂、胡麻油と鷹の爪で和えてナムルにしていただいた。爽やかな香りと旨味に、弾力ある歯応え。うーんやっぱり旨いなあホヤ。去年7月に個展で仙台に行ってた時は一週間毎日食べてたな… ホヤとカイワレのナムル。器は中野作・藍灰釉練り分け手角皿。 ホヤは苦手な人もいる

      • 「成人式」とコロナとnote始めのご挨拶

        2020年の今年は、2000年の初個展から20年。 長い付き合いのある、ある画商さんは「成人式だね」と言ってくれた。 「成人」つまり人に成るとは、この場合作家になるということか。 どうだろう、この20年で自分ははたして作家になれたのだろうか。 ● 20年前26歳の時、ひょんなことから話が舞い込んで、銀座松屋さんの7階美術フロアの柱巻きスペースで小さな個展をすることになった。その初日が2000年5月24日。ちょうど20年前の今日だ。その時のDMは今も大切にとってある。