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Kontakt用ファミコン音源ライブラリ『Famitone 2A03』

This is 何

ファミコン実機をサンプリングしたKONTAKT音源ライブラリを公開しました。フリー配布ですのでよろしければお使いください。下記がデモになります。

(↑デモ音源は昔、お友達の「小林サッカー」っていう出落ちのスマホゲーに提供した楽曲です)


無駄に96kHzで全デューティー比/全鍵サンプリングしているので、容量クソでかいです。
正直、今はとても優れたプラグインや実機演奏の選択肢などが沢山あるので
こんな非効率なライブラリを使う必要は無いと思いますが、もしかしたらノイズの音作りとかは人によっては手軽にできるかもしれません。

サンプルとして、↓CD「ゆるキャン△8BIT」で使用したインストゥルメントがすべて含まれています。
(なので、収録楽器の名前に偏りがあるのはご愛敬。)気に入ったらCD買ってね♥

突っ込んだ話と仕様。

伝統的なファミコンのサウンドプログラミングにおいて、一般的な処理分解能は秒間60フレームが使われています。
(正確にはいろいろあるようですが、ここでは割愛)
これはベンドだろうとパルスワイズの変更だろうとLFOだろうと、サウンドのすべての処理に共通する仕様で、他の一般的なシンセに比べるとかなり荒く、何をやるにしても聴感上明らかにガクガクになります。
しかし、この仕様こそがファミコンサウンドを特徴づける一因にもなっており、この特徴を再現するために、本ライブラリでは矩形波のデューティー比の切り替えを連続的にコントロールするために3フレーム分すべての組み合わせを全鍵盤で実機を丸々サンプリングしています。

矩形波chのパラメータ。最上段のノブ3つがデューティー比切り替え

なぜ3フレームかというと、3フレームあればファミコンで伝統的に使われる音色の大体のアタック音の変化は再現できると考えたからです。
ちなみに、ノイズchに関しては6フレーム分のすべての音色変化の組み合わせをサンプリングしています。
(だからこんなに巨大なライブラリになってしまった、というわけです。。。)

まあ理屈はともかく、使い方としてはノブをぐりぐり弄るだけですので、よろしければいろいろ遊んでみてください。
あと、例えば昔のアンテナ端子接続のファミコンサウンドをイメージする方には綺麗すぎると思うので、
各自好きなように汚してお使いいただくことをお勧めします。

ダウンロード

下記からどうぞ。Famitone2A03_v1.0.zipというファイル名をクリックしてダウンロードしてください。

宣伝

毎度恐縮ですが、本業の宣伝です。

昨年、TVアニメ『サマータイムレンダ』EDテーマでデビューした
cadodeさんです。アルバム発売中、新曲の「カモレの夏」も超素晴らしいです。聞いてください。

佐々木恵梨さんです。『ゆるキャン△』でおなじみですが、最近ではアプリゲーム『メメントモリ』などでも歌唱しています。


ではでは、村上でした。

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