海外サッカーへの挑戦 ~再稼働~
おはようございます。
WCUP南米予選、UEFA EURO予選、日本代表も国際親善試合が始まり、少しづつサッカーがある日常が戻ってきました。
アルゼンチンでは生きるために必要な物、空気・水・サッカーというくらいなので、彼らの喜びは、日本人である僕には計り知れないほどです。
日本代表も約1年ぶりの試合。
VS カメルーン代表は、日本の攻撃面は置いておいておくとして、守備意識が高く、今までよりもアグレッシブに見えました。
もちろん、バランスが崩れる場面や、人をとらえきれない場面、取りどころ(いつ・どこで・どのように)を確認する必要はありますが、つまらなかったという意見が多いのは少し残念です。
まずは試合が出来たこと、短期間でチームとしてのチャレンジがみられたことを、ポジティブにとらえても良いのではと思っています。
コートジボワール戦では、メンバーを変えて臨んでいるためなのか、守備面ではポジションを取ることを意識しすぎて、ボールを取り返す本来の目的がぼやけてしまいました。
代表戦2試合で驚かされたのが、カメルーン代表がボールを保持しながら攻撃を作っていることです。
ヨーロッパで活躍する選手ばかりなので、戦術理解力が上がってきているし、コンセイソン監督の規律を重んじるところがプラスになっているのはわかりますが、ここまで出来るのは予想外でした。
ただ、少し心配なのが規律を重んじ、監督の要求にすべて応えようとすると選手は大きく疲弊します。アフリカ人特有の自由さと規律のバランスが今後の課題となってくるかもしれません。
アフリカ大陸からの選手達
戦術理解が身に付き、個人で突破もできて、身体能力もある。
前回のワールドカップ優勝国フランスにも、アフリカにルーツがある選手も多く、ヨーロッパ主要リーグにも、数多くアフリカ大陸出身プレーヤーが活躍を見せています。
でも残念ながら、2018年WCUPでは、アフリカ大陸5か国がグループリーグ敗退。
何故アフリカ大陸の国が活躍出来なかったのかを少し考えてみます。
1995年 ボスマン判決:
EU(ヨーロッパ連合)に加盟する国の国籍を持つ選手は、前クラブとの契約満了後は自由に他クラブと契約が出来るようになり、その際に前クラブは選手所有権を主張できない。またEU域内のクラブはEU加盟国の国籍を持つ選手を外国籍扱いに出来ない。
昔は、選手のパス(所有権)をクラブが持っていた為、契約終了後もパスを持っているクラブに主導権があり、パスの売買が移籍金となっていました。
クラブが選手パスを売らなければ移籍できないという事ですね。
2000年 コトヌー協定:
EU及びアフリカ・カリブ海・太平洋諸国との間での国際協定。
2005年 ボスマン判決追記:
EUでの労働条件についてEU協約を結んでいるEU域外諸国(ロシアなどの東ヨーロッパ諸国、アフリカ諸国等)についても、判決が適用される判決が出ました。
例えば、スペイン/ラ・リーガでは、
EU、EFTA(欧州自由貿易連合)、コトヌー協定に該当するアフリカ諸国、トルコ国籍を所有する選手は外国人扱いされない。またそれ以外の国の選手でも、5年居住で市民権を得られるため国内選手扱いとなる(日本は二重国籍を認めていない事情により難しい)そうです。
これらの判決以降、18歳(それ以前も)になると、アフリカ大陸の選手は大きく稼げる可能性があるヨーロッパを目指すようになります。
なので、アフリカ大陸で自国のリーグが発展(Wcup優勝)するのは、もうしばらく先の話になりそうです。
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無双ArgentinaC.F.は、アルゼンチンリーグに挑戦し、2026年2部昇格を目指しています。
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