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《 お 盆 》
いきなりこんなネタでnoteデビューでした( ´∀`)
目次
【第一部 / お盆とは そしてお盆の過ごし方🙂】
【第二部 / そして今年のお盆の場合は…】
(浄土真宗を除く仏教各宗派の教え、スピリチュアルでの教えを融合してお届けします)
【お盆とは そしてお盆の過ごし方🙂】
まず基本的な事から。亡くなったご先祖様は、七七日(49日)までに今世への未練、執着、不安を手離し(浄化)、あちらの世界へ旅立つと言われます(成仏)。
ところが、すぐに「行くべき階層の仏界」へは行ける訳ではなく、30年程の期間、その前の段階・幽界での修行があると言われます。
(余談❶ 亡くなってからの名前を「戒名」「法名」と呼び方が宗派により分かれますが、「戒名」派は、亡くなってもまだ修行は続くので、「この名前で自分を戒めよ」という意味で「戒名」と呼びます)
そしてあちらの世界から、年に2度だけ今世の家に帰省する事が許可されると言われます。
その2度が「お盆」と「正月」です。
特に…ご先祖様は大勢集まる「お盆」をとても楽しみにされてるそうです。正月は家族旅行やらで帰省出来ない事情も色々とあるでしょう。
(余談❷ 彼岸はご先祖様は帰ってきてる訳ではなく、昼と夜の長さが同じ事から、こちらの世界とあちらの世界が一番近付く日とされてます。よって、こちらの祈りが一番届き易い日と信じられ墓参りしています)
迎え火、盆棚、盆提灯、盆灯篭、胡瓜と茄子の真菰飾り、盆踊り、盆の花火、送り火に精霊流しと、地域の風習で色んな過ごし方があるでしょう。郷愁がキュッと締め付けられます。
お盆に意識してやるべき重点的行動ベスト5です。(私感ありw)
①まず「お盆」スタートは墓参りと迎え火(あるいは地域によりそれにあたる行為)
②五供を準備しておく事(飲食〜おんじき〜、浄水、花、お香、灯明) (※飲食については③を注意)
③集まった家族親戚で会食する時に、ご先祖様にも仏膳で精進料理をお出しし、我々が食事を終えて器をキッチンへ下げる時に仏膳も一緒に下げる。
みんなとの団欒を楽しんでもらう。
(余談❸ 仏膳の出し放しは禁止。ご飯がカピカピに乾燥した状態は絶対にやらない。御霊体はその飲食や花の精気を吸い取ると言われます。出し放しは周辺の精気に飢えた未浄化霊を引き寄せると言われます。
ご飯が乾燥した状態などは、精気が無くなった状態。逆にそれは「魔」の未浄化霊を呼ぶとも)
(余談❹ また「お供」に買ってきた菓子折は、包装紙を解いて蓋を開け、ご先祖様に中身が見えるように供える事。
生きてる我々も包装紙を解かずして食べる事は出来ませんが、ご先祖様も同じです。買ってきた状態のままで供えるのは、自慢だけしてる事と変わりません)
④お香を絶やさない。
お香の煙だけが唯一こちらの世界とあちらの世界を行き来すると言われ、お香の香りだけが我々も御霊体も唯一共有できる感覚…と言われてます。そして我々も御霊体も香の煙により「魔を祓う」と言われます。
⑤ご先祖様に生前の感謝を届け、近況報告をする。新しい家族が生まれてたら紹介する。これが一番大事だと個人的に思っています。これが「供養」の一番の本質だと。
「供養」は冒頭でも言った、故人の魂に今世への未練、執着、不安を残させない事。
だから最もその心配事の要素となるべき「残された我々」が元気で頑張ってる事をご先祖様に伝える事なんです。お経を読むだけより遥かに「供養」です。
そして伝えた私達は…「元気で頑張ってるよ。そしてこれからも頑張り続ける。だから心配しないで」という「これから」への決意と誓いの宣言もせねばなりません。
つまり!宣言した以上、頑張るしかない自分に追い立てます。「供養」の本質は、故人の為の事を通して自分がしっかりする為の行為です。
宗教的見解では冒頭の通り、浄土真宗、神道やキリスト教などで当然異なります。これが日本人には概ね根付いているポピュラーな「お盆」です。
(余談❺ 香典をお包みする場合。表書は「亡くなってから成仏する49日までは御霊前、それ以降は成仏するのだから御仏前」と言います。しかしお盆はまたあちらの世界から「霊」に姿を変え帰省するから「御霊前」です)
【そして今年のお盆の場合は…】
この通り、コロナの状況で帰省自粛や移動制限のムードですね。東京都と国でも「帰省を自粛して」「いや、帰省は自粛しないが会食だけ自粛して」と分かれて、戸惑う人も多いのではないでしょうか。
僕個人的には、ここまで長々と書いた通り(笑)お盆の供養重要派ですから、帰省と墓参り推奨派です。
ただし、
●「高齢者と会わない」会うにしても同じ家屋で過ごさない。高齢者は家屋の縁側などで、帰省者は5メートル程距離を取って、挨拶と軽い会話で帰る。
会食などは当然控えるべきですね。
だから理想は…『墓参りしたらすぐ帰る』です。
●車で移動なら、高速のSA、PA、ほか観光スポットなど、密への身の置き方なども気をつけましょう。
帰省するなら、これを守らねばいけないと思います。
ですが、やはり帰省しない、移動しないという人の方が多いと思います。
ですので、2つの方法をお勧めします。
①とにかくお墓のある方向へ向いて、お祈りする。念の中だけでご先祖様に今年は帰れないお詫びと、近況報告をしっかりする。
②実家の身内に墓参りや盆棚・仏壇へのお祈りをフェイスタイムやオンライン・ライブで届けてもらい、より臨場感を持ってこちらもお祈り、念の会話をする。
この2つです。特に①は簡単です。
ご先祖様…はたまた、あちらの世界にとっては、今世でのコロナの状況は知らないし関係がありません。
本当に年に一度のみんな集まる機会を、楽しみにしてる御霊体に寂しい思いをさせてしまう事、申し訳ないと思いましょ。
そしてこれが肝心。
今世を生きる上で、幸せとか、成功とか、開運とか、ま、「いい方向」をいい状態で向いてる人…間違いなくみんな「供養」をしています。当然「墓参り」も含めて。
今年は帰らないからと、ご先祖様を忘れる事のないようにしましょうね(^-^)
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