夜空を見上げる
果てしなく広い夜空にキラリと光る月と星が見える。
「なんて私はちっぽけなんだろう。」
その気持ちは、ワクワクドキドキして夜空を見上げた幼い頃も、深い悩みや苦しみを全て放り出したくなる大人になった今も変わらない。
夜、私の頭で中でごちゃまぜになって溢れ出てきた心の声は、吐き出せなかった思いがガチガチに固まって、または粉々になって軽い塵のようになる。心は深い闇に包まれる。
夜空を見上げる。
心の闇の黒と、夜空の深い青が混ざり合う。その中で光る月や星は静かだ。
雲がフワリと緩やかに流れていても。
私が何を言っても、何も言わなくても。
静けさに、心や体の重い荷物は無くなり、自分が透明になって夜空の中にいるように感じる。
私の目からは小さく見える星も、ちっぽけな私も、生きているうちには永遠に辿り着けない距離なのに、私も混ざっているようだ。
夜空が私の心の闇を包み込み、月と星たちの光がそっと心を照らす。
夜空が好きだ。
やがて眠りにつき、朝を迎える。
太陽が、空を私の心を明るくしてくれる。
⭐⭐⭐
「夜空を見上げる」を
私自身で朗読したnoteです
↓
こちらの小牧幸助さんの「１分マガジン」に参加させていただきました！
毎日楽しみに拝見している小牧幸助さんの１分ショートショート。
その小牧さんのステキな企画「私も参加したい！」と思っていたのですが、文章に自信のない私。どうしよう…。と悩んでいました。
ちょうど今日、病院で長ーい長ーい待ち時間を言い渡されまして。これはチャンスだ！と、以前書いたnote「夜空を見上げて」を500文字に再編してみました。（再編でも参加できるのかな？と思いつつ。）
大好きな冬の大三角です。
小牧幸助さん、ステキな企画をありがとうございます！私の拙い文章ですが、書くのがとても楽しい時間でした！
読んでくださったみなさん、ありがとうございます♪
参加されるみなさんの１分ショートショートも楽しみです♪
（「夜空を見上げて」の時に描いた絵です。）
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