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獅子丸花魁の「歌麿」を見た感触と妄想、花魁の声
2022/03/13、獅子丸花魁の歌麿を見てたまらん幽閉感を感じましたので、その感触残った脳みそのまま好き放題な妄想を述べます。ほとんどの部分は私の脳みそのなかの大きく広がった世界の話。
わっちを画面に閉じ込めた浮世絵とわっちを遊郭に閉じ込める花魁という地位に対する、愛憎を込めて。
#兜獅子丸 #劇団鯱
— 純米大吟醸 (@_ju_n_mai_) March 14, 2022
2022/03/13 夜 歌麿 pic.twitter.com/rvcGtfzJom
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ああ、もうたくさん。人の視線に触れるたびカラカラと乾いた音でわっちの心が笑うように泣いているのを感じていなんした。わっちの花がどんどん枯れていくのに疲れていた、そんな日のこと。
かむろの1人が嬉しそうにわっちのもとに駆け寄ってきて「ししまるおいらん!!あんたのこと、うわさになってる!うきよえになったんだ!えにかいたみたいにきれいな、ねえさん、えのなかでもすっごくきれいだ…!」と。
絵の中のわっちは動きもしないのに話しかけてくるような目をしておりんす。」
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カラカラ。」
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いっそ、望まれる姿のまんま、人生で一番綺麗なまんまで、ぷっつり終わりにしなんせ……」
(かつて、一番綺麗な時に獅子丸を産んで死んだ母のように死す。)
だからさ、「まるで」とは言いつつまじで絵にされてしまった女を想像したって話〜!浮世絵師の画力と表現を恨むまであるような話〜〜!
そして、歌麿が花魁の客であっても、花魁を取り囲む有象無象の中の1人でもいい。花魁の客であった場合、花魁と女の中で熱量を持って揺れる人間を「描写対象」以上に見ない心の芯の凍った客であってほしい。し、花魁を取り囲む有象無象であった場合、いっときの消費物として花魁を楽しむ心を持つ男であってほしい。
ちなみに、解像度増すためにちょろっと調べてみた歌麿の絵で息詰まらせました。描かれた彼女たちのことを思って、ちょっとだけ泣いた。彼女たちも彼女たちなりに、命削りながら女を売って生きていたんだなあ。なんと生々しい絵を作る人かと。
花魁で饒舌になりすぎて困った、ではね🤘