次期Wavetable系の覇権狙いが伺える超強力シンセ Minimal Audio - Current 2.0
今回はCurrentの2.0アップデートを踏まえCurrentというシンセのレビューをしていきます。
イントロセール(アプデ記念セール?)でなんと半額になっています。
購入はこちらから。
何と言っても目玉はPlay Viewですかね。
上の画像にある通り、X/Y軸方向にマクロをさらに複雑化したものを設定できます。KAOSS PADとかみたいな感じ。
他にはプリセットブラウザが一新、パックの一覧がとても見やすくなりました。
これは前からあった機能ですが、プリセットのサンプルがそれっぽいフレーズの演奏なのが良すぎる。
これ労力やばいと思うんですが大丈夫なんでしょうか(?)
これからもプリセットパックやWavetable、サンプルに至るまで、Currentの名の通り「最新」を常に追いかけるシンセにしようという思いが感じられますね。
ビルトインのエフェクトもAll Accessのサブスクを使っていた人は分かるかもしれませんが、かなり現代的なものばかりです。
Fuse Compressorとかまんま次世代OTTって感じですからね。
これ地味だと思われがちなんですが、エフェクトの重ねがけができます。
OTTを多重起動する音作りをご存知の皆様なら、このありがたみが分かるかもしれません。
あまりにも某覇権Wavetableシンセを意識したUI、そしてそこにグラニュラー・シンセシス、サンプラー機能まで備え、エフェクト(枠内なら)かけ放題。どう考えても次期覇権を狙っている雰囲気です。
Currentが出たばっかりの頃にAll Accessのサブスクに入って少し触っていたんですが、その時は今ほどぴんと来ておらず…2.0で完全に本気出してきた感じが見えますね。
プリセット選びから入念な音作りまで、簡単な操作と複雑な要素をきれいに落とし込んだ素晴らしいシンセだと思います。
DTM初心者の人も、日夜音作りに励むシンセマニアも、全員笑顔になるようなシンセだと思いました。
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