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ケベックシティー観光

続編。
今回はケベックシティー圏内の旅行記。

郊外の駅から市街地へ


ケベックシティー最寄りのSainte-Foy(サンテ=フォイ)駅からは、専用送迎車で市街地へ20分ほど

定員10人くらいの送迎車

距離感はこんな感じ

10キロほど離れていた

ケベックシティーの中心駅までの送迎で、この駅にはオタワ、モントリオール方面の列車しかやって来ない。
そのため東からやってくる者が市街地に向かうには、Sainte-Foy駅で車に乗り換えるこの方法しかない。

市街地到着

ケベックシティー駅舎

この日は10月8日土曜日、予定としては
10/8:ケベックシティー到着、観光1日目
10/9:観光2日目、夜行列車でハリファックスへ
10/10:夕方ハリファックス到着
こんな感じを想定していた。

この時点で時刻は午前9時、時間はたくさんある。
とにかく寒かったのでとりあえず地元のカフェへ

Cantook Micro Torrefactionというカフェ
ラテ

観光開始 ~アッパータウン~


温まったのでここから本格的に探索開始。

と行きたいところだったが、ここで事件発生。
同行している友達のマークが眼鏡をソファーに置いていたことを忘れ、思いっきりケツで踏みつけて破壊。耳掛けの部分が信じられない方向に曲がっていた。
彼はコンタクトを持っていなかったので、残念なことにここで視力を失った。
「眼鏡を買いに行こう!」とか呑気なことを言っていたけれど眼鏡はそんなすぐにできないよ、ということを伝え、とりあえず自分が持ってきた眼鏡を試させた。
許容範囲だったようなので今回の旅は自分の眼鏡を貸すことで解決した。

せっかくなので親友マーク氏を少し紹介。
マークはタイのバンコクから来た自分と同い年の交換留学生。
こっちに来て2日後とかにあった交換留学生交流会で知り合い、お互いに旅行好きであることから意気投合し、今回の旅行も一緒に行くことになった。
グローバル精神が強く、カナダの次はアメリカのインターンシップに参加し、ドイツに交換留学するプランがあるという。実力もピカイチで、今回の留学においてはカナダ政府機関から$10,000の給付型奨学金を勝ち取ったエリート戦士。
が、こんな感じで突如眼鏡をぶっ壊したり、搭乗の15分前に空港に行って当然のように飛行機を逃したりとギャグみたいな一面も持ち合わせる。
ただどんなときも「マイペンライ」精神(ゆーて耐えるっしょ精神)で、穏やかに困難を交わしていく姿は彼の何よりの魅力。

というわけでそんな彼と市街地散策を今度こそ開始。
まず向かったのはノートルダム大聖堂。

ノートルダム大聖堂、ちょうどお祈りの時間だった
外観はこんな感じ、超逆光

実はこのノートルダム大聖堂を含む、通称"vieux-Quebec"(旧市街地)の全体が世界遺産に認定されている。
イタリアのフィレンツェやチェコのプラハもこの類の世界遺産だそう。

赤い点線内が世界遺産

観光スポットはほとんどが旧市街地にあるので、とても回りやすかった

ちょうど紅葉の季節だった
飼い主の買い物を待つ犬

こんな感じで歩き回るだけで十分楽しめた。
次に向かったのはChateau Frontenac(シャトー・フロンテナック)

人がたくさん

ケベックシティーでおそらく最も有名な建物で、中身はホテル。
学生の身分には高すぎて泊まれなかったがいつか。

紅葉とよく合う
後ろを振り返るとセントローレンス川を一望できる

お気づきの方もいるかもしれないが、下の街との高低差が大分あることがこの写真からわかる。
ケベックシティーの旧市街地は、この崖の上にあるupper-town(アッパータウン)と下にあるlower-town(ロウア―タウン)に分かれている。恐らく河岸段丘?だと思われるが、防衛上アッパーの方に大聖堂や要塞など主要な施設が集中していた。

以上がアッパータウンの散策。

ロウアータウンへ

どこがアッパーとロウアーの境界線かはわからないが、個人的にはここなんじゃないかなという場所をご紹介。

名前は「首折り階段」、あまりに急すぎて転ぶと首を折ることからつけられた恐怖の名前。

それなりの高低差があったので階段はかなり急だった。この階段を下るとロウアータウンの町並みが広がる。
西欧風の建物がよく見渡せ、とても雰囲気が良かった。

夜はこんな感じ

お腹が空いたのでここでランチ

サーモンステーキとパンと諸々
Bistro sous le Fortというお店

フランス料理?のビストロに入った。
人気で開店時には既に長蛇の列、けど20分くらい並んで入れた。
おいしかった。

ロウアータウンを散策
下から見上げるシャトー・フロンテナック
壁画

こんな感じで散策していたらあっという間に時間が過ぎてしまった。

対岸の街レヴィへ

そのまま川沿いまで出ると港があった。
これは対岸の街レヴィまでを結ぶフェリーの港、せっかくなので乗ってみることに。
往復で15ドルほど。

川幅は1km位、乗船時間は15分ほど

日本人の感覚からすると川幅1kmはかなり広い。
が、恐ろしいことにこのセント・ローレンス川の総距離1,200kmの中で一番川幅が狭い場所がここケベックシティーなのだそう。
ケベック(Quebec)という名前も、かつて定住していた先住民の言語で「川幅のせまいところ」という意味が由来らしい。

セントローレンス川の最大川幅は150km位
大体東京から静岡の距離
ちなみに世界最大の川幅は南米のラプラタ川
距離にして約270km、東京から名古屋くらい
もはや川とは。

日本の最大川幅は荒川の2.5kmらしい、ケベックシティーよりは広い。
またもやスケールの違いを痛感したが、地理マニアとしてはこの手のデータ比較は大好物。むしろこのカルチャーショックを味わうために地理を勉強してきたまである。

対岸に着いた、この日は豪華客船も

あっという間にLevisに到着。
天気が良かったので、景色もよく映えた。

望遠レンズver.
夜景はこんな感じ

風が強かったのでちょっと辛かったけど、景色を満喫。
ここからまたフェリーに乗って、ケベックシティーに戻り宿に帰還。

ホステル

泊まったホステルを少しだけ紹介。
カナダに限らず海外のホテルはかなり高額なので、今回は他の滞在客と部屋をシェアするドミトリータイプのホステルを予約。

入口はかなり派手だが至って普通のホステル
部屋の中はこんな感じ

ベッドの一角が与えられる。
値段は一泊一人50ドルほど、都内でもまあまあのビジネスホテルに泊まれる。

ベッドの中はこんな感じ、天井が低い

二階のスペースに割り当てられた。
あんまり狭いところは好きじゃないのでちょっと怖かったが、部屋は静かかつ清潔だったので快適に宿泊できた。

以上が一日目雑感。
二日目以降はまた次回。
最後まで読んでくれてありがとうございました!

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