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【daichi】スカイキャッスル
珍しくドラマを見ている。
普段、我が家のテレビはインテリアとしての機能しか発揮しておらず、箱の中で人や物が動いたり話したりすることは滅多にない。
ただ、今は違う。
今クールは、と言った方が適切かもしれない。その言い方でわかるだろうが、ドラマである。
「スカイキャッスル」
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これはバチボコ面白い。元々は韓国の作品らしい。
他にも話題になっているドラマはある(「海のはじまり」とか)。
でも天邪鬼だから、世間が注目しているものに対しては、基本的に距離を置きたくなる。「君の名は」とか「silent」とかは絶対にリアタイしないという固い決意があった。(3年後くらいに「君の名は」見て感動した。絵が綺麗。「silent」は妻から未だに勧められているけど、未だに勧められているから未だに見られていない。)
「スカイキャッスル」はそこまでの社会現象までは到達していないからセーフ。
簡単に言うと「上流階級の親同士のお受験戦争」なのだが、木村文乃と比嘉愛未が可愛いので観ている。
というのは半分冗談、半分本当。
私が気になっていることは、もちろんドラマの続きなのだが、もう1点。
ヒールである松下奈緒と正義感が売りの木村文乃の対決構造に対し、視聴者は松下派が多数という現象が起きている、らしい。
ネタバレを含むが、
消したい過去を隠蔽し、経歴詐称してまで手に入れた「幸福」に縋る松下に共感し、その松下の過去を知っており、詐称を指摘する木村を批判する声が強い、みたいな感じ。
これは興味深い傾向。従来(具体的な時期は分からない)の価値観ではない、というか変化してきていると感じる。
今や(昔もそうだったのかもしれないが、表出することは少なかったのかもしれないが)、誰しも何かを演じていて、それをいくつも使い分けることで日常を成立させている。
「八方美人」が人を揶揄するワードでなくなる日もそう遠くない気すらしているが、とにかく相手ごとに最適なキャラクターであることが求められ、それがコミュニケーションを円滑に行う鍵になっている。
そんな現在だからこそ、その「仮面」の内部に踏み込むような木村に対する非難・批判がマジョリティとなるのではないか。(「裏アカを特定して晒す行為」のようなものと捉えているのかもしれない。だとしたら嫌悪感を抱くのにも一定の理解はできる。)
だとしても、ヒールの胸糞悪さを許容しようとはならない訳で、松下が「支持」までされるのは腹落ちしない。
が、私の見解は木村文乃贔屓が多分に入っているたろうから中立とは言えない、ということに今書いていて気付いた。
まあでも、先週の木村文乃の言動は批判の対象になるだろうから、木村文乃の役も、ただ正義感が強い役というより、制作サイドが意図的に「厄介正義感マン(ウーマンか)」に仕立てているのかも。
(制作って考えることいっぱいあって大変だろうけど、それがハマった時って気持ちいいだろうな、とか最近よく思う。)
どうでもいいけど九条先生、女王の教室の天海祐希と被る。
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早く木曜日ならないかな。
daichi
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