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Beats Studio 2.0 Wireless ヘッドバンド割れ 破損 修理 アーム ぐらぐら 補修した話。 ビーツスタジオワイヤレス
また格安ジャンク品を手に入れた。
さすがにもうええやろ…。と思いつつも実に手頃な値段だったので(気になるお値段は一番最後に)また、買ってしまった。
ここのところ、Beats Studio 2.0系のリリースが多いようでいろいろな店舗でジャンク品を見かけるようになった。おそらくイヤーパッドの劣化や新商品など買い替えのタイミングが揃うんだろうなと推察。こんな市場動向なんて、リサイクル屋を定期巡回してないと絶対に気が付けないことだと思う。つまり私はマーケティング活動をしているのだ。これも仕事の一環だ。
そんな戯言はどうでも良い。安かっただけあって状態はあまり良くない。
イヤーパッドぼろぼろ。…だけではなかった。
ジャンクヘッドホンあるある。イヤーパッド劣化状態。もうこれは仕方がない。しかし、この個体は特に状態が悪く、触ると手が真っ黒になり、もはや墨のようになっていた。触ると手が黒くなるとかwww。Beats Studioの定価を知ってなきゃ、こんなの欲しいと思う人はなかなか居ないと思うね。
イヤーパッドの交換なんて慣れっこだからそんなに難しい話ではない、何が嫌かってイヤーパッドの部品を買うことだ。2,000円前後で買えるが、何個も買ってるとさすがにいいお値段だ。そうは言ってもそれが無いと使い物にならないので注文をする。
Beatsのヘッドフォンは壊れやすい。
音は好きで気に入ってるんだけど、どうもBeatsの商品は壊れやすい。値段の割に耐久性が低い。バッテリーが劣化していたり、充電ができなかったり、片耳から音が出なかったり、結構面倒な故障が多い。
検品をしてみたかぎりそれらの不具合はなかったのでほっとした。
商品が届くまで超絶劣化しているイヤーパッドを剥がす作業をしているとあることに気がついた。
ヘッドバンドアームがぐらぐらしてる。
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マジか…。これは古くなったヘッドフォンあるあるだけど、どうしても負荷がかかるのでヘッドバンドが割れるという事象に遭遇することがある。
見た目に異常はないが不安定で変な方向に逸れるしおそらく内部で割れていると判断。面倒だけど修理を試みる。
なお今回の修理はかなり上手くいったと思う。他所様の修理を見ると、最終的には金属プレートをテープでぐるぐるに補強などもされていたが、どうしても見た目が悪いのでそれは最終手段よ。
キレイに修理するには分解が必須。
調べてみるとどうやらBeats Studio 2.0系はかなり簡単にヘッドバンドが分解と交換できるようだ。
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イヤーパッド部分を折りたたみ、ネジが2つ見える。これをT5のトルクスドライバーで外してやる。これでヘッドバンドが分離する。てか、これだけの接続なのか。折れるわ。
ヘッドバンドは上部のプラスチックと下部のシリコンパーツがシェル上に2つのパーツが噛み合って止まっているだけなので、パチンパチンとピックなどで外すことができる。
断線の多いBeatsだが、分解してみてびっくり。学習したのかずいぶんと堅牢なケーブルカバーにひとまとめにされている。まるでBeatsXがそのまま入っているようだ。これを見るによほどのことがなければ断線の場合、ドライバ付近か折りたたみ機構のあたりを疑うのが良いだろう。
ヘッドバンドパーツがかけていた。
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さて、予想どおり、グラグラする原因として、接続部分のパーツが欠けていた。幸い片側は無事なので、まだつながっている状態であった。だがこんなの時間の問題である。
しかし、どう考えても壊れる設計だよね。まだ補修パーツが千円ぐらいで手に入るなら良心的だけど、実際修理に出すとウン万取られるんでございましょう?ちょっと買いたくないわ。
本気で修理するならパーツ交換が吉。
Amazonでみた限り、安いものだと千円台から社外品の交換用パーツが売られている。これを買って付け替えるのが一番キレイに安心した状態で仕上がる。
だが、すでにイヤーパッドも注文して、更にヘッドバンドも買うとなると、トータルコストが上がりまくる。ましてやすでに複数台所有しているのにそんなにコストはかけられない。ということで…。
ヘッドバンドの補修にロックタイト
前回の修理、SONY WH-1000XM2で使ってみた通り、耐久力のある接着剤を使うことにした。
まず割れたパーツに接着剤を塗り、接合させるのだが、コツがわかった。
なるべく少なく、薄くということだ。爪楊枝を使って塗布した接着剤を速やかに慣らしてやり、かけたパーツをくっつける。この作業はやりたくないものだ。緊張するよね。
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接合できたら一晩寝かせる。焦ってはダメだ。
固着したらバリをヤスリがけ
Beats Studio 2.0の接合部分は遊びがあったので、上手くやればやらなくても良いかもしれないけど、はみ出た接着剤をヤスリがけしてキレイにすると仕上がりが良くなる。余計なところが引っかかったりすると良くないからね。更に塗装をすれば良いがそこまではやらない。
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元に戻すのが大変。
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理屈の上では、ケーブルをはさみ、パチンパチンを閉じてやればOKなのだが、遊びが無いので、はめ込む時点で完成形の形にしておかねばならない。するとドライバの向きも正しい位置になければならないので、固定が必要だ。私はダイソーで買ったクランプで固定しながらやった。他の作業もそうだけど、固定大事。下手すると断線する。断線が怖いので余計なテンションがかからないよう慎重にやった。
それと、シリコン部分の先端がケーブルをくわえ込む形になるので、うまいこと通さねばならない。ここで断線させてはならない。色々気を使った。もうやりたくない。
イヤパッドの取り付け。
ここまで来たら後は簡単。社外品のイヤーパッドを取り付ければOK。既に5-6本のBeatsイヤーパッドを交換しているが、どうも接着力が弱いようで、しばらくすると剥離し隙間ができる。それではみっともないので追加で両面テープを付けておく。
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見えないようにほそーくするのがポイント。
あんまりガチガチにしすぎても次回交換が面倒なので難しいところだよね。
そして、完成―。
よく出来た。
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気になるお値段は。
本体1,500円
イヤーパッド約1,500円
作業時間3時間
イヤーパッド剥がし、両面テープ除去に1時間程度。
ヘッドバンドの修理と組み立てに2時間程度。
上手くいったから楽しかったけど、しくじってたら嫌な思い出で終わるだろう。ジャンク修理はベストコンディションで行いましょう。
疲れてたりすると。面倒になって横着しちゃうからね。失敗や事故の元。
後日談。
数回で割れた。
結局交換パーツを入手した。
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某密林で1,500円ぐらい送料無料。それぐらいなら投資しても良いか。2週間ぐらいで届いた。マジでありがたい。
一度解体しているので、実に簡単に交換できた。あれだけ苦労して修理したのにすぐに壊れたものの、こちらに交換しただけでいとも簡単に復活した。感動である。
しかし、純正品と全く変わらないクオリティで感動。純正品もこれぐらいの値段で出してくれればいいのに。