2011年の東日本大震災・原発事故から時が経ちましたが、被災地の復興はまだ道半ばです。そんななか、私たち山や自然を愛する大人にできることは何かと考え、被災した東北の高校生たちに、夏休みに日本一の富士山に登ってもらおうという計画を立てました。日本一の山から、次なる東北を支える「勇気」と「元気」をもらって前へ進んでいってほしいと心から願ってのことです。 本プロジェクトでは、これまでに多くの東北の高校生が富士登山に挑戦し、日本一の頂に立つことができました。 参加した高校生たちか
2024年5月に山と渓谷社から刊行されました『富士山ブック2024』にて、「東北の高校生の富士登山」についてのご紹介いただきました。その中で過去参加者へのインタビュー取材を実施いただきました。今回は2019年に参加した美山 遥さんのインタビューを2回に分けてご紹介します。 インタビュー:美山 遥さん (国際教養大学/マールブルク大学・4年生 22歳 / 東北の高校生の富士登山2019参加) インタビュアー:谷山宏典氏(執筆・編集)/佐々木 亨氏(山と渓谷社編集部) 谷山
2024年5月に山と渓谷社から刊行されました『富士山ブック2024』にて、「東北の高校生の富士登山」についてのご紹介いただきました。その中で過去参加者へのインタビュー取材を実施いただきました。今回は2021年に参加した福地理史さんのインタビューを2回に分けてご紹介する2回目です。 インタビュー: 福地理史さん(東京大学・2年生 19歳 / 東北の高校生の富士登山2021参加) インタビュアー: 谷山宏典氏(執筆・編集)/佐々木 亨氏(山と渓谷社編集部) 谷山宏典氏(以下
2024年5月に山と渓谷社から刊行されました『富士山ブック2024』にて、「東北の高校生の富士登山」についてのご紹介いただきました。その中で過去参加者へのインタビュー取材を実施いただきました。今回は2021年に参加した福地理史さんのインタビューを2回に分けてご紹介します。 インタビュー: 福地理史さん(東京大学・2年生 19歳 / 東北の高校生の富士登山2021参加) インタビュアー: 谷山宏典氏(執筆・編集)/佐々木 亨(山と渓谷社編集部) 谷山宏典氏(以下、敬称省略
震災以降、被災されている方々の息抜きを目的としたハイキングを遂行しておりました。その中で「夏は学生が夏休みだから、高校生を日本一の富士山に連れていこう」と思い立ち「東北の高校生の富士登山」が始まりました。 東北の高校生の富士登山については、彼らに勇気や元気を与え前に進んでもらおうと始まりましたが、たくさんの感動が生まれ、毎年色々な物語があります。 その中で私たち大人が彼らから、毎年勇気や元気をもらっているように感じます。 登山やハイキング、アウトドア活動は競争することなく、