2年前の夏休み明けから学校に行かなくなった中学生長男のこと
2年前、中1の夏休み明けか長男は中学校に行かなくなった。
夏休み前から学校行くのしんどくて(気になってしまうことがたくさんあったみたい)、それでも本人は学校は行かなきゃいけないと思って頑張ってた。
「週4日学校に行くことを1ヶ月続けられた、らお小遣いでエレキギターを買う」
自分を奮い立たせるために、ずっと欲しかったエレキギターをご褒美に設定して、遅刻しながらでもなんとか週4日登校を続けて、本当に1ヶ月やり切った。 それが7月のこと。
夏休みに入ったらすぐに楽器屋さんを見に行って、初めてのエレキギター(スクワイアのテレキャス)を買った。 アンプやエフェクターも全部自分で調べて揃えた。
夏休みは毎日ギターを弾いて過ごしてた。
だけど夏休み明け、学校に行くことはできなかった。
夏休み前にしんどそうに学校行く姿をずっと見てたから、「頑張ってみたら?」とは言わなかった。「そうだね、休もう。」と同意した。
今長男は大好きなフリースクールに毎日出かけてる。 中学校へは、週に1回1時間通って担任の先生と話をする(その日は午後からフリースクール)。
今中3だけど、自分で進路も決めてて、今度一緒に通信制高校のオープンキャンパスへ行く。 勉強は得意だけれど興味がないらしく、とりあえず高校ではバンドをやりたいらしい。
家の手伝いをよくしてくれて、私が買い物から帰ってくると何も言わずに荷物を持って運んでくれて、冷蔵庫にしまったり引き出しにしまったりする。
お家でもフリースクールでも、当たり前のように人の気持ちを汲んでだけどそれに無理に合わせるわけでもなく、自分にできることをさりげなくやってくれる。
わたしは長男と音楽の話をするのがとても楽しい。 私の知らないことをたくさん知っていて、それらもやっぱりさりげなく教えてくれる。
わたしの47歳のお誕生日に弾いてくれたギターは録音してあって、ときどき聴きかえす私の宝物。
結局何が言いたいかというと、本人が学校に行きたくないなら休んで全然大丈夫だし学校以外の選択肢はいくらでもあるし、本人が安心して過ごせる場所があるということが一番大切だと思う…
ということ。
新学期が始まるこの季節。
学校に行くことに対して気持ちが重くなっている子が、少しでも安心できる選択ができますように。
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