人も企業も、アンバランスだから成長するし、それを楽しもう。
思春期の子どもを見ていて、企業の成長について考えた。
中・高・大学生が家にいる。つまり思春期の前期・中期・後期だ。
だいぶ思春期の扱いがわかってきたが、まあほんとにこの時期ってアンバランスなんだなあ。
身体はどんどん大人になっているんだけど(可愛かった息子のもじゃもじゃの脛毛とか悲しすぎ)、中身のほうはメンタルや考える力、感じる力が不揃いに成長するのだから、まあ危なっかしい。
まあでも、不揃いだからこそ、ぎゅん、ぎゅん、とあっちが成長したり、こっちが成長したり、トータルでみるとちゃんとなっていく。
アンバランスだから、色々な要素が追いつこう、追いつこう、としている感じ。
これって思春期はものすごく分かりやすいけど、大人になっても、すぐに何でもできるわけじゃなくて、不揃いに、不恰好に色々なことを身につけて成長するもんだと思う。
若い企業のアンバランス
若い企業は、創業期の勢いが、ある程度の組織の大きさになったときが勝負。これってまさに思春期的で、身体だけ大きくなったけど、中身(組織や仕組み)が追いついてない状態。
中身を成長させるのは身体を成長させてきたのとは、まったく違う取り組みが必要なんだが、ここにしっかり向き合って内面を成長させることが必要。
大人企業のアンバランス
大人企業の場合は、バランスが取れている状態というのが実は危険信号なんではなかろうか、と思う。
安定している状態って、要は成長する力学が働かないということ。
どれだけ歴史がある企業でも、何か新しいことを不恰好にもチャレンジしている企業は、新しい能力を獲得していく。
事業も組織もその能力も不揃いであっても、成長にベクトルを合わせていられたら、試行錯誤しながら新しいステージに向かっていける。
だから、
アンバランスであることを恐れるな。
ってこと。
特に今は、企業も人も成長しなかったら生きていけない時代なんだよね。
若者も大人も、不恰好でアンバランスな状態が続くってことで、その分当人は大変なんだけど、だから生きてて面白いってことなんじゃかいかな。
子ども達に負けず、じたばたしながら、母もまだまだ頑張りまっせ。