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子育てと仕事を両方頑張るために、働くうえで意識してきたこと

やっぱり、少しずつ書いていきたいテーマだから、書き留めていくことにする。

29歳で出産してから、3人育てながら、激務で有名な広告会社で働いてきた。
こどもは欲しかったし、お母さんになりたかった。でも、仕事だってやりたかった。当時は営業になったばかり。そんなロールモデルはいなかった。
でもどっちも欲張ろうと思った。

随分と無理な生活をしていたと思う。

長くなりそうな、そのあたりの話ではなく、今回は、自分が働くうえでどんな意識を持っていたかを振り返ってみた。

1-権利について

働く権利、産休や育休を取る権利を得るのは当たり前。それは企業としてちゃんと用意して頂きたいことだし、自分にはその権利がある。

だから何と言われても働く。
嫌な顔をされても、きっぱりと、さっぱりと働く。

2-責任について

仕事をしてお給料をもらう。チームで働くときの役割。仕事の成果。
そういうものに対する責任は全うする。
もし、予め本当に難しいと分かれば、安請け合いせず、事前に調整しておく。
そして、約束したことはやる。それもできるだけ高いクオリティで。

権利を得るには責任が伴う。
そこには男性も女性もなく、責任を持って成果を出せば、信用がついてくる。
信用があると、断然仕事はやり易く、うまくいく。

もうひとつ、子育て中の部下を持ったとき。
これも本人の事情は聞きながら、さりげなく見守りながら、基本的に本人に仕事を任せる。サブやお手伝いではなく。
だって、仕事にやりがいや成長の機会がなかったら、大変な思いをして働く意味がわからないと自分は思ったから。

3-「有難う」

権利と責任。それは前提として必要不可欠なんだけど、最後になくてはならないものをもうひとつ。

一緒に働く人への感謝
こどもが小さいころは特に、思った通りになんかいかない。熱を出す。トラブルが起きる。絶対にチームや周囲のひとに迷惑をかけることは避けられないのは大前提。

だから、まずチームメンバーと良い関係を築く。ちゃんと説明する。何かお願いしたら、心から感謝を伝える。できれば、何か返せることがあれば返す。

間違ってもここで権利を振りかざさないこと。

そして、「お互いさま」と「有難う」の空気ができる。

これを、同じチームから入れ替わりで子育て社員がでても繰りかえしていけば、「お互いさま」「いつも有難う」という循環が生まれていく。

まあ、当時は余裕もなく、日々を乗り切ることに必死だったから、これは後付けの整理。

今はもっとたくさんの理解が進んでいると思うけど、とはいえ、大企業以外ではまだまだで、子育て中社員の働きにくさは沢山残っている。

だからなのか、本人たちも、最後の「有難う」まで気持ちがまわってないと感じることがある。

それだけ、いっぱいいっぱいなんだよね。

でも、心の持ち方で、頑張れたり応援されたりするよ、自分の働きかけで少し楽になるよ、と伝えたい。
ちゃんとした環境や理解があれば、それが良いのだけど、待ってられないなら、自分で環境はつくれる部分もある。

欲張るだけの価値はある。
なんとかなるよ。


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