見出し画像

やる気スイッチには解像度の高い「目指す姿」が必要なんだ

まんなかの娘は、コロナでだいぶ青春を削られた。

コロナで中3の部活の夏の大会がなくなり、高校に入っても部活ができないまま、学校にコロナが蔓延、前倒しで2ヶ月の夏休みと原則自宅待機。
その結果、昼夜逆転、2学期始まったら授業中に起きていられず、成績は急降下。
無気力とスマホ依存と思春期のトリプルコンボ。何度も話したところで、高2になっても状況は変わらず。

どうすんの受験!そのまま行ってもこの子の未来が見えないと、親としては焦りに焦っていた。

それが、今高3となった彼女は、なかなかハードルが高い目標を掲げて、とにかく頑張っている。
間に合うかどうかは怪しいけど、とりあえず、前向きな姿は嬉しい。

転機は昨年の秋。

具体的ではないもやっとした将来の話をきっかけに、だったら例えばね、と彼女がきっと得意で興味のありそうな仕事について、いくつか具体的な内容を話すことができた。彼女はそんな仕事があるのかと、初めていつもと違う興味を示してくれた。
そこから色々と調べ始めてからは早かった。

もちろん、〇〇業、という職業名の話はそれまでもしていた。ただ、それだけだと、社会経験のない娘にはその仕事のイメージがとても狭かったようだ。

解像度が高いかたちで、自分の将来を考えられることが大事なんだ、と改めて感じた。

今の彼女の目標は、これからの時間や経験ののなかでどんどん変わって良いと思う。けれど、今、具体的な目標が持てることが前に進む原動力になる

というのは経営も同じで、まずは具体的に、鮮明に将来の姿を思い描く。
それは妄想とは違う。今考えられるリアルをしっかりみて、価値観や強みをとことん考えたうえで描くもの
とはいえ将来の環境は今完璧に思い至ることなんて無理だから、それに合わせてその姿は時間とともに多少変わって行ってもいい。

とにかく、その鮮明な姿を描くことができれば、今、前に進むことができる。判断もできる。

ビジョンとはそういうものだ


と、次女は目指す姿を描けたが、
残る中学坊主のビジョンはまだ全く見えず、こっちも手こずりそうだ。
この子の強みと好きはなんなのか、まだ手探りなのだよなあ…

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集