大田じゅんこ|経営のヒントを日常から

中小企業の経営のご支援をする、3人の子どものお母ちゃん。 広告会社で営業、プランナー、新規事業、子会社の社外取締役→中小企業診断士に一発合格し、経営コンサルへ。 経営支援と日常のなかで考えることを、繋がり含めて書いてみます。

大田じゅんこ|経営のヒントを日常から

中小企業の経営のご支援をする、3人の子どものお母ちゃん。 広告会社で営業、プランナー、新規事業、子会社の社外取締役→中小企業診断士に一発合格し、経営コンサルへ。 経営支援と日常のなかで考えることを、繋がり含めて書いてみます。

最近の記事

夫婦で働き続けることで得られるもの。

いまは、結婚したから仕事を辞めるという人は少ないように思う。 ただ、子どもが生まれたタイミングではやっぱり迷うみたい。 子どものことをちゃんとみたい、寂しい思いはさせたくない。小さいうちは特に。その気持ちは本当によく分かる。 それでもあえて、そこで夫婦2人で働き続けることの意味はなんなのか。 ここでいう「働き続ける」とは、一度辞めてから、パートなどで改めて働くのではなく、途切れずキャリアを続けるということ。 なんと言っても家計。まあ、ひとつめはそのまんまなんだが。

    • 「分かってるけど出来ない」から先に進むには。

      うちは今年ダブル受験。高校と大学と。 自分で勉強するわけじゃなく、別人格の子どもが勉強するわけで、親としたら、このもどかしさったらない。 うちの中学男子は、男子あるあるで、テストの点はまあまあ取れても、授業態度や提出物が相当テキトーなため、常に内申が悪い。 今の学校の評価基準って、そういう「ちゃんと勉強に向き合えているか」「生活態度はしっかりしているか」という定性評価の割合が高くなってて、これは本当に男子泣かせなのだ。 姉たちはそこはさすがで、「自主的に先生に質問とかする

      • 仕事や生活を通じて、一人のなかに多様性を作ったほうが組織や社会が良くなるんじゃないか。

        先日、仕事で中小企業の方たちに研修でマーケティングについてお話をした。 マーケティングで大切なのは、究極にシンプルにいえば、お客さまの立場にたって考えること。 当たり前すぎるけど、これが深いし難しいし、そして面白い。 わたしがこれまで、マーケティングの世界で仕事していて、このお客さまの立場で考えることが割と出来ていたかなあと思うのは、自分に何より生活感があったからだと思う。 BtoBなら、ビジネスの現場がわかっていれば何とかなる。ただBtoCは、生活感があるなしで、土台

        • なんとかなる、で仕事も子育ても。考えすぎずにやってみてほしいな。

          若い女性に聞かれることの多い質問で一番多いのはこれ。 「仕事と家庭や子育てって、どうやってバランスとればいいのでしょうか?」 そのときに答える言葉はだいたいこんな感じ。 「うーん、バランスなんてないよ。とりあえず何とかなるって思って、不格好にでもやるぐらいの気持ちがいいんじゃないかな」 バランスとは「均衡や調和」なのだそうだ。 そんなキレイな言葉、まったく仕事と子育ての両立の生活に入る余地もない。隙間もない笑。 仕事をバリバリやっていて、仕事が面白くなって、でも結婚・出

          子育てと仕事を両方頑張るために、働くうえで意識してきたこと

          やっぱり、少しずつ書いていきたいテーマだから、書き留めていくことにする。 29歳で出産してから、3人育てながら、激務で有名な広告会社で働いてきた。 こどもは欲しかったし、お母さんになりたかった。でも、仕事だってやりたかった。当時は営業になったばかり。そんなロールモデルはいなかった。 でもどっちも欲張ろうと思った。 随分と無理な生活をしていたと思う。 長くなりそうな、そのあたりの話ではなく、今回は、自分が働くうえでどんな意識を持っていたかを振り返ってみた。 1-権利につ

          子育てと仕事を両方頑張るために、働くうえで意識してきたこと

          自分の会社が売っているものを本当に伝えられているか。

          わたしはほとんど平日にはスーパーに行かない。というか行く時間がないので、週末にしこたま買い込んで、あと生協を駆使して5人家族の食事をなんとか回している。 週末、スーパーで人参や大根やお肉をカゴに入れながら、1週間を回すことをザックリ想像する。手にとっているのは人参だけど、わたしは毎日の献立を準備する作業をそこでしているということになる。 お店が並べているのは人参。 私の目的は家族の毎日のごはん。 私がカゴに入れているのは、毎日のごはんのための材料。 モノを並べただけでは

          自分の会社が売っているものを本当に伝えられているか。

          人も企業も、アンバランスだから成長するし、それを楽しもう。

          思春期の子どもを見ていて、企業の成長について考えた。 中・高・大学生が家にいる。つまり思春期の前期・中期・後期だ。 だいぶ思春期の扱いがわかってきたが、まあほんとにこの時期ってアンバランスなんだなあ。 身体はどんどん大人になっているんだけど(可愛かった息子のもじゃもじゃの脛毛とか悲しすぎ)、中身のほうはメンタルや考える力、感じる力が不揃いに成長するのだから、まあ危なっかしい。 まあでも、不揃いだからこそ、ぎゅん、ぎゅん、とあっちが成長したり、こっちが成長したり、トータ

          人も企業も、アンバランスだから成長するし、それを楽しもう。

          環境を選ぶ人から、環境をつくれる人になれるとよいね。

          うちの大学生の長女はマイペース。 マンガを読んで音楽を聴いてゆるゆる寝ているのが本当に好きらしい。 まあなんとか外に出ればちゃんとやるのだけど、 ガリガリ動いたりテキパキ整えたり、性根がそっちには向いていない。 ほんと私とは大違い(笑)。 そんな彼女の選択が偉いなあと思ったのが、高校を選んだ時。 公立の進学校で、「質実剛健」「真面目」な校風の学校をあえて選んだのだ。 彼女曰く「わたし周りに流されるからさ、楽しい学校行くと絶対勉強しなくなる自信がある。ちょっと厳しいところに行

          環境を選ぶ人から、環境をつくれる人になれるとよいね。

          「リアル」を知って「想像力」を働かすと相手に届く

          ダンナがコロナで料理を始めた。 もともとは料理なんてしない。家のことが大変すぎて、少しでもダンナを戦力にしようと過去もダンナに料理を覚えてもらうよう画策したが、全く効果なかった。家事も率先して動きはしないし、言えばやってくれることだけでいいといつしか割り切って考えないようにしてやってきた。 ところが、である。 この3年ほどのリモートワークは、我が家に大きな変化をもたらした。 馴染みの料理屋さんにとある料理のレシピを教わってきてから、それを作ると言い出し、出来上がりに納得す

          「リアル」を知って「想像力」を働かすと相手に届く

          仕事が面白いと思える3つの要素を考えた

          昨日の晩ご飯はロールキャベツ。 (もちろん平日の夕食づくりは30分しかかけないので、生協の冷凍。) 息子「・・・これ、ケチャップ以外に何かけたら美味しい?」 母「え、ケチャップが王道でしょ」 長女「マスタードとか合いそうじゃね?」 母「うーん、ケチャップだけがシンプルで良い気がするけど」 長女が粒マスタードを冷蔵庫から持ってきて、息子のロールキャベツにドンと乗せる。(弟に試させる王様気質の姉) 長女「食ってみ」 息子「・・・うまい」 どれどれ、確かにロールキャベツにケ

          仕事が面白いと思える3つの要素を考えた

          やる気スイッチには解像度の高い「目指す姿」が必要なんだ

          まんなかの娘は、コロナでだいぶ青春を削られた。 コロナで中3の部活の夏の大会がなくなり、高校に入っても部活ができないまま、学校にコロナが蔓延、前倒しで2ヶ月の夏休みと原則自宅待機。 その結果、昼夜逆転、2学期始まったら授業中に起きていられず、成績は急降下。 無気力とスマホ依存と思春期のトリプルコンボ。何度も話したところで、高2になっても状況は変わらず。 どうすんの受験!そのまま行ってもこの子の未来が見えないと、親としては焦りに焦っていた。 それが、今高3となった彼女は、

          やる気スイッチには解像度の高い「目指す姿」が必要なんだ

          今の若者は、論が嫌いな話

          うちには今、大学3年、高校3年、中学3年の子がいる。3歳差だから、今年はW受験に上は就活と、なんとも緊張感のある年である。 つまり、今の我が家には「進路」という大きなテーマが横たわっているわけ。 将来の夢は?と聞かれて、立派な職業を答えられるようにはうちの子は育たず、将来何したいのか分からないと言う。 大学3年の娘はそうもいって居られないので、自分の趣味の延長で行った大学の学部決めと同じ要領で、興味のありそうなことからとにかく色々な企業に行って話聞いてきたりインターンに

          人生のハンドルを握る女子達

          先週とても居心地の良い会があった。 28年前に出会った女子達との会だ。 あんまり楽しくてお酒飲まないメンバーもいるのに2次会まで行った。 同期女子。 みんな50歳か、プラスアルファ。 辞めた人も居る人も集まる。 スーパー幹事がいるおかげで、この数年は年1は集まる。 この4月に2人が辞めたので急遽開催。 わたしも去年辞めたから、一気に辞めた人率が上がった。 なんで急に集まったかというと、ひとりが2週間後に海外へ行ってしまうから。 なんと今から英語を学び、その後で新しい仕