蝶ネクタイ結べる?いざ、は突然やってくる。ボウタイは本来結んで何ぼ。ほどいてなお萌える。人生を彩る心満たされるシーンに服装と人間関係は欠かせない。ドレスコード話・第2弾。
昨年のクリスマス。
生徒さん全員でのパーティー企画は、学校経営・サービス業を営む責任がある立場なので泣き泣き見送り、弊社併設スクール MFP/アカデミーオブスタイル&アート(パーソナルスタイリストジャパンも弊社の学校です)の精鋭たち8人+カメラマン1人で リアルなブラックタイディナーをした時の話。で、最初に断っておくけど、服装は、正しくないと恥ずかしい、コードがあるなんてストレス!と思わないでね、このポストは正しさを教えてるんじゃないから。そ、ちゃんとブラックタイ&タキシード、サイズや小物など、まぁ正装かな、な人は一人だけ。でもね、だからなんなんだ、って話。でもある。
そして、スクール卒業生希望者による、zoomクリスマスパーティーも同じ
場所とドレスコードでの、一日遅れ(19日)のパーティーを。
ある意味、新しいハイブリッドなイベント開催になった。
パークハイアット東京 ジランドールが会場
▼ジランドールの魅力については、こちらの紹介が秀逸。なぜこの場所を選んだのかも、感じていただけたら。とにかく好きでよく伺う場所。
ドレスコード・・ブラックタイ
ちなみにブラックタイとは、ブラックネクタイじゃなく ボウタイ(蝶ネクタイ)のことです。
ブラックタイ【絶対】と言ったわけでは、実はなかった。でも装いを学ぶメンバーのマインドは自然とそこに落ち着きました。私が何を意図しているのか?なども考え、自分たちで何を着るか?を試行錯誤。
実はこの日、私は別の公式なブラックタイパーティーに出席予定だったが、前出の理由で断念。だったら少人数で行おう、と急遽自分主催の小規模食事会に移行。という経緯がありました。
ジランドール自体のドレスコードは、正直高く設定されてはいません。
それはどんなレストランでも、正装や準礼装などと書かれていることは皆無で、多くはショートパンツ禁止、位に控えめに書いてあるのがセオリーです。でもそれは「察しろよ!」って事でもある。
もちろん、この日の私たちのドレスコードで行かなきゃいけない、なんてことは、なし。ただ、この会のことをお店とご相談させて頂きながら、ブラックタイで、、という話をすると「是非に!!!!!!」。
お店側にとって、価値を上げてくれる装いは嬉しいお客様、となるわけ。
でもね、ここにブラックタイ+華やかすぎるカラーロングドレスの人たちがいたらどうでしょう。カップル、2名ならアリだと思うけど、この人数で場の空気を全部さらうような主役感は、ちょっと違う。他のお客様にとって目障りになります。
あくまでも、場に馴染みながら存在感をジワリと醸し出す、大人の雰囲気がいい。そうなると、お店の内装やコンセプト等を考慮しての、それぞれのブラック、(ダークスーツの人もいるよ)の選択。
こうした「配慮」あるマインドで臨んだ会は、お店の皆様、お客様方から
幸せそうな眼差しで迎えられ、お写真一緒にいいでしょうか?と41階を行き来するゲストの皆様からの暖かいお声がけ、コミュニケーションも生まれました。
ブラックタイといえば、タキシードと決まっているのがルール。でもさ、、
では、タキシードがない場合、どうしたら?
女性はどうしたらいいの?
など、数々の心配事がすでに浮かんでいると思います。
だからドレスコードもフォーマルも苦手、という方も凄く多い。
いやいや 何とかなるもんなんですよ、するもんなんです。
何とかしていくうちに
本当に必要なものは何か、場や合う人に応じてという応用やアイデアが
出来るようになっていくんだなって思ってください。実際問題
このメンバーで、タキシードを着ているのは、お二人で、
他二人はタキシードは着ていないし、
女性も正装しているのは、私一人。
え?!そうなの?ぜんぜん違いがわからない~~それでいいの?と混乱するかもしれないですが、そういう迷いを経験しながら、だんだん塩梅がわかってくるようになる、すなわち
知識ばかり詰め込んでも、いざへの対応の準備は、万端とはいえないってこと。
ボウタイは手結びが基本。
蝶ネクタイのことはボウタイ、と呼んだほうがスマート。
結ぶ前はこのような形をしているんですよ。
形に驚く上に、これ、相当慣れないとスムーズに結べない、ということにまた驚く、はず。
リボン結びじゃないの?とよく勘違いされますが、そんな甘いもんじゃない。汗。ユーチューブ動画を見ながら練習しても、何十回とやらないと結べません。何とか結べても、コナレ感や、ニュアンスを出す、となると更に何回も練習する必要ありで、ボウタイを制すのは、なかなか時間かかります。
デモね
めんどくせーーーーーーーと思っても、結べたほうが格好いいんだわ。
「立体感」の違い、は致命的な差だし、結ぶ動作がセクシー萌え。
出来合いの蝶ネクタイ VS 手結びボータイ で前者はほぼ、勝算がないと私は見る。そうだな、食べ物でも、出来合いのコンビニ惣菜より、やっぱり手作りのほうが、、という感じでしょうか。
ほどいてなお、萌える??
そして、結んだあとの、ほどいたスタイルも楽しめるという、2度おいしいと言う大人の遊び、余裕スタイルも体感ができるのがたまりませんね。
だらしなくないか?
いえ、、いえいえ。
ほどけたボウタイのタキシード姿ほど、セクシーなものはない、と個人的に思ってるくらい。結ぶ、という行為はネクタイもボウタイも ぐっときますが、ほどくシーンは更に。ただネクタイは「お疲れ様」という感じですが、ボータイは公のシーンでも「スタイル」として確立しているもの、と考えています。パーティーシーンでのボータイをほどく行為はある意味合図てきでもあり、リラックスの合図・表現ともいえるでしょう。その瞬間を感じるのは、なんだか秘密の花園に入り込んだのような(へんな例えだな)ドキドキ感があるんですよ。
蛾が張り付いたような(失礼~)七五三かな?(失礼~)な出来合いの蝶ネクタイだと、こうした花園に迷い込むことはない。ア、全否定ではないんです。あえて、そうしている職業制服や大学もあります。この話は超長くなるので割愛。
また結んだときの「ニュアンス」とは、左右が対称に整っていなかったり、形が傾いていたりして、雰囲気があるものなんですが、基本を知らないと「あの人の蝶ネクタイ、なんで傾いてるんだろ?」になってしまう。
独特なニュアンスは味であり、完璧じゃないからこその玄人感がでているわけです。要は左右対称崩れしらずの出来合いのその感じは、素人感がでてしまう、ということかなぁ。
タキシードの基本は?
正直 noteを教科書的にしたいわけじゃないんです。
それだったら 弊社のHPとかに充実させた「メンズファッション」とか
「ドレスコード」の辞典的ページリンクを作ればいい気がする。
だから タキシードって何そろえるの?とかは
立派に書かれている情報も多いから、リンク張ったほうが早いんだよなぁ。
で、一式揃えない限り、一生それなりの場には出られない、という呪縛に苛まれるわけだ。もちろん 万全しか恥ずかしいのではないか?というマインドが悪いわけじゃないよね。しかしベストではない、と私は思う。
躊躇してるうちに死んでしまいます。
▼パーティーでもよくお会いする干場さんが解説
▼松屋百貨店で紳士服バイヤーをされている宮崎さんの解説
https://asm.asahi.com/article/11241268
▼メンズファッションの動画や解説がわかりやすいと評判の松さん
上記の方々を上げたのは、パーティーシーンで実際にお目にかかったことがある方々なので、信頼が置けますので。
それぞれ違うパーティーでのシーンですが、どんな、ドレスコード、TPPOSMなのかを想像しながらご覧になってくださるといいかも~ いずれも男性の皆様がドレスコード高めで装ってくださっている分、安心してお洒落をして私も愉しめています。信濃屋さんのパーティーでは、コードの自由さも現れていますね。ブラックタイスタイルにカジュアルなツナギスタイル、30年代のスーツスタイル、ボータイにカラージャケットスタイルなど幅広い。主催者である白井さんはブラックタイ、タキシード姿がエレガントで、さすがです。
さて、では女性はどうしたら?や、ジランドールでのディナースタイルの細やかな解説や、タキシードを持っていない場合どうする?など、続きは次回に。今回は、参加したメンバーからの「感想」を全部紹介して終わりにします。じっくり読んでみてください。きっと親近感や新たな発見、これまでドレスコードやパーティーシーンを少し敬遠してきたことの、もったいなさ。チャレンジする心地よさ、豊かさ、など感じてみてくださいね。
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参加メンバーの声
ちなみにこの文章の中にでてくる マスターと、ねーさん、じゅんちゃんも、私、政近のことです^^笑
「正装なんて、全力で逃げたかった一年前。」
みなさん、急に「週末、ブラックタイのドレスコードで来て」って言われたらどうします?
お声がけをいただいたとき、ブラックタイってあのやべえやつ!?(失礼)だったような、と脳裏をよぎった。というのも、ねーさん(マスター)の本に書いてあったホワイトタイ、ブラックタイを読んだときも、無縁どころか、あっても全力で逃げられる謎の自信が生じたぐらいだ。タキシードなんて仮面ぐらいしか思いつかず。
同時に、師走のホテル暮らしの終日仕事では、準備時間が直前の数時間しかない。かつての直前に出された課題の日々を思い出した。改めて仕事と家族以外の時間のバッファがほぼない中、MFPをやり切ってきたこの一年もあと少し。
そんな中、ふと気がついたら、ある意味毛嫌いしていたファッションとのつながりを感じられる時間を、自分が持てていたことに気がつく。
ホテルに戻り、上着にブラシをかける日常。MFPまではたまにだった。マインドフルネス、心を止めるは後づけで、合気道の道場に一礼するが如く、自然と装いに感謝していた自分がいた。
それだからか迷いはなく、焦りつつも時間を作り出し、手結びの(しか勝たん)黒い蝶ネクタイを購入できた。全く装ったこともないドレスコード且つ、あのねーさんの場なのに、フォーマル売り場でお会計を待つ間に安堵していた自分がいた。これすげえな、じぶん。
またその過程で、「まいど背筋の伸びる」新宿メンズ館での買い物体験は楽しく、こちらを気遣い、プロの提案や助言をしてくださるスタッフさんたちに、MFPマインドを感じた。理論は実践を助ける。受け手としての自分の理解が追いつき、概念がアップデートされ、結果としてぼくのマインドが変わったのだと思う。ゆえに、スタッフの皆さんとの会話を理解し、受け止め、こちらの思いを言語化し、場を楽しんでいたのだと思う。
あとは早朝や帰宅時にブラシかけた後、蝶ネクタイの練習。本番までに思いついたプリーツ付きウイングカラーシャツをメルカリで受け取り、当日の会へ。これしかできないのではなく、自分の中での最適解を装うため気遅れなどなかった。これまたお声がけいただいた数日前は気後れしていたのに、人生は常に本番マインドだからか。
そしてパークハイアット へ。正直、ホテルの照明は薄暗く、リラックス用メガネだったのでよく見えない会場。その中で一年〜半年、本気でお付き合いしていた仲間たちと会えた喜び。初対面の感覚はゼロ。装いも素敵だが、それ以上に落ち着いていた。
もちろん、それをぶち壊したのは、ねーさん。おもむろにハットを取り出され、急に背筋が伸び、挙動不審になる。なるでしょ?ギムレットにはまだ早くない?そこ借りてきた猫のピークかも。撮影が始まり、見様見真似で動く中で、どんどん笑いも、皆も解けてくる。この心地よさ。
そして自然と整ったドレスコードで過ごすことに、大きな安心を感じていた。あれ、これ着慣れてない装いなのに、スイミーのような一体感。エレガンテ。正味の話、整った装いだからこそ、解けていく。もし、服を着ているぼくのマインドが水平線ではなく境界線、MFPでのleadership journeyの前だったら、きっとコスプレで、堅い服が硬いまんまだっただろうな。
知らんけど。
Go Yonekura
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Power of Dress code
ファッションを学ぶ意義
"ドレスコード"と聞いて、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか。私の場合、今までドレスコードを考える機会といえば、結婚式の招待状が届いた時か、ちょっと背伸びしたホテルやレストランの服装規定で見かける程度。その時着ている服装で接客態度も変わってくると聞いていたので、とりあえずカジュアル過ぎない"きちんとしていそうな”格好であれば問題ないと思っていた。そして気軽に装えないことの不自由さや堅苦しさも感じていた。
ただ今回、マインドフルファッション(MFP)の学びを経た上で参加した老舗ホテルのレストランディナーでは、ドレスコードの真の意味とその力を生まれて初めて体感することとなった。過去の自分であれば、「まだこの場には相応しくないんじゃないか」「恥ずかしくない格好か」「他のメンバーと比べて見劣りしないか」といった、一歩引いた感情が多かったと思う。でもこの1年MFPを通じて、自分自身について徹底的に向き合い、表現していくことの楽しさを知り、人との違いが自身の持ち味であることを実感したこと。そして、同じ空間・時間を共有する方々と自分にとってギフトになる装いとは、ということを繰り返し考えるようになったことで、心から楽しむことができた。
本来ドレスコードとは、フランス革命時代に成立し、服装規定を統一し出身や身分が外見から分からないようにすることで、スムーズにコミュニケーションが取れるようにしたもの。今回参加したメンバーの中では最年少だったが、職業や年齢などにとらわれずに、その場の雰囲気・食事・会話に没入し、その輝く時間を目一杯楽しむ余裕ができたのは、共通のドレスコードを纏うことで気後れすることが無かったこと。また、ドレスコードが統一されることでその人自身の持ち味が強調され、より相手を知ることができたのが大きいと思う。リアルで初対面のメンバーが多い中、MFPで共に学びそれぞれが開花していく様子を見ていたからこそ、家族とも友人とも違う、戦友のような心持ち。馴れ合いとは違う、緊張とリラックスが心地よくバランスが取れた関係性の人たちと過ごす時間はとても有意義なものだった。他のお客様からの興味深い視線を感じながら、そんな私たちの醸し出す雰囲気・お店の内装と装いの調和が周囲にもギフトになっていたら、とても喜ばしく思う。
ファッションは単なる娯楽ではない。何か特別な機会が訪れた際に、服装に気後れすることなく一歩踏み出すことができるか、またその時の出会いを一期一会の実りあるものとできるか。ファッションの学びは、自らのチャンス・世界を切り開いていく味方になるものだと思う。
Erina Oki
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いつ誰から何を学ぶかによって違う。
『無知の知』を思い知り、これは楽しまなくちゃ もったいない!
ドレスコード:ブラックフォーマル の活字が目に飛び込んできた瞬間から、緊張の連続だった約1週間。
どこまで揃えられるのか、家中の服探しが始まった
いよいよ当日、41階でエレベーターの扉が開くと、煌びやかな夜景に目を奪われ、落ち着いた照明に息を呑む。上質な空間に圧倒されながらも落ち着いていられたのは、まさにドレスコードブラックフォーマルのおかげだったのだろう。さらに、他のお客さまへの配慮でもあったことを知り、装いでそこまで心を配れるのだと震えた。ふと気づけば、あの緊張もどこへやら。みなさんとの会話も和やかに、まさに大人の余裕を感じさせるひとときが緩やかに流れていく心地さ。まさに装いと集う人と、その場の雰囲気とアルコールが誘ってくれた。
そこからの写真撮影はまさに、その時の心の内を切り取ったかのよう。みなさん素敵でカッコよく、かつその場に溶けこむ絶妙なバランス。美しい!見惚れてしまった。そんな中、自身の細かな部分がやっぱり気になる。表情も、手の位置 足の位置 ポーズひとつ、バランスって大事ね!
布製、サテンの靴があるだけでも美しい、少しでも足が見える面積少ない方がその場が整うのだろう!と、自身の装いから見えてきた!それでもみなさん温かく受け止めてくださるのは、さすが大人の余裕!
集う方たちへ、そして場の価値を上げられる人でありたい!そんな思いを募らせる、豊かな時間であった。
MFPの学びもまだまだひよっこ。装うことの奥深さを知るにつれ、もっと若い頃から学んでいればよかったなぁと思うこともある。しかし、それもタイミング。もちろん早いに越したことはないだろうが…(笑)
いつ誰から何を学ぶかによって違うであろうことは想像に難くない。その学びの場に飛び込んでみて思うこと!『無知の知』を思い知る真っ只中にあるが、これは楽しまなくちゃ もったいない! 装うことで お相手に心を配り、その場の価値をあげることも可能(わかっているようでわかっていなかった) この夜の体験はマスターが目指し、強く願う思いを肌で感じることができたスペシャルな時間であった。だからこそ、MFPのメンバー全員と早く集いたい!その思いも強くなる。 上品に 華やかに たおやかに きっとみんな素敵だろうな〜。いや、素敵に決まっている!
Toeko Toyama
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「装い」への向き合い方が変わると、日々の「ワクワク度」も大きく変わる。
「蝶ネクタイを手で結ぶ」という、いたってシンプルなことができるようになったことで、今までお会いしたことのなかった方達に会うきっかけができ、今まで経験したことのなかった、オフィシャルな場での女性のエスコート役の機会をいただき、今まで家族と利用していたレストランでの食事も、素敵なオトナの方達との素敵な集いとなり、家族との時間や風景とは異なる心地よさを感じることができた。
これらは、ただテクニックとして「蝶ネクタイを手で結ぶ」ことができるようになったから起こった変化だけではないと思う。
手結びの蝶ネクタイとともに選んだ装いで赴く「場」や出会う「人」に対する「心構え」も変わってきているからこその、自分の回りに起きているワクワクな変化。それもこの1ヶ月で起こったこと。
これからも、もっとワクワクしていきたいですね。
Hisahiro Ichikawa
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「ファッションはリベラルアーツである」
MFPで学ぶ「ファッション」は、単に似合うとかおしゃれということではなく、装うという行為を通じてマインドを自由にさせることだと思います。だから僕は、MFPははリベラルアーツのスクールだと受け止めています。
リベラルアーツとは、ご存知の方も多いと思いますが、元々はギリシャ時代に起源を有し、人々が自由人として生きていく為の学問でした。
MFPではファッションを歴史、音楽、絵画、社会文化、民俗学、環境学等、多くの側面から学び実践していくことで、装うことへの理解を深めていきます。そして、理解が深まれば謙虚になり、謙虚になればそこに成長が生まれて、僕らは自己のマインドと向き合うことになるのです。つまり、MFPではファションを通じて自分のマインドは何かという考察に頻繁に踏み込むので、マインドを理解し解放することに繋がるのです。だからMFPはリベラルアーツのスクールだと思うのです。
また同時に、他者のマインドへの理解も深まり、結果としてコミュニケーションのレベルが高まるという効果もあります。そもそも装いはコミュニケーションのひとつの形態と言えるので、これは当然のことなのかも知れません
この様に書くと、こんなことがリモートでできるのかとの疑問も浮かぶでしょうが、可能なのです。スクール期間中の参加者の熱量はものすごく、またそれ以上に運営者であるじゅんちゃんの熱意は無限大であり、カリキュラムはその期の参加者を見て決めるのですから学びは濃密です。だから、終了する頃には学生時代からの親友に匹敵する信頼関係と友情も生まれてきます。
さて、この晩の装いは、そんなスクール(アドバンス)終了後に、少人数で初めてリアルに会ったときのものです。クリスマス直前のホテルダイニングであり、メンズはブラックタイ、レディースはそれに準じた装いですが、堅苦しさは感じられないと思います。
そして、それぞれが発しているオーラは異なっていても、全体として調和していることに気づかれたでしょうか。リアルでは初対面同士が多かったにも関わらず、自然にこの様な空気感が生まれていました。
結局、この8人は皆、自分の為だけに装うのではなく、時間を共にする仲間達、他のテーブルのゲスト、更にレストランという場全体に対して自分の装いがギフトになるよう心を配っているんです。この様な発想を自然と持てるようになるのが、MFPという学びの場です。そして、ここで学んだこと、生まれた関係は一生ものの価値があると思います。
「MFPで学ぶということ」
もし貴方が以下の悩みや課題を持っているならば、MFPで学ぶことが選択肢になると思います
◆人前で萎縮してしまう。
◆自分に似合う服がよくわからない。
◆無難な装いが多かったり、いつも同じ様な装いになってしまう。
◆衝動的に服を買うことがある。
◆考えて服を買ったつもりでも、結局は着ないことがある。
◆コミュニケーションが苦手。特に世代が離れた人達との会話が苦手。
◆流行の取り入れ方がよく分からない。
◆自分の為だけでなく、周りの人の為にも、今よりステキになりたい。
Takeya Sakurada
「可能性の無限列車」
この写真、21年12月18日、スクールで初めてのリアルナイト。政近じゅんちゃんを中心に8名でディナーの後に撮影したもの。この空気感がスクールを表していると思う。なにしろ8名の多くがこの日が初対面。にも関わらず、この一体感、信頼感、そして楽しい雰囲気。因みに、僕も一緒の7名のうち5名がこの日に初めてリアルで会った。
僕らはMFPという場において、ファッションを通じて共に人間関係やコミュニケーションを学び、そして自分自身のマインドと向き合ってきたから、リアル初対面なのに、一瞬で共鳴しあうことができた。
もし、こういう空気感に何かを感じたり、安心や信頼感のある環境で切磋琢磨する仲間を持ちたいと感じたならば、MFPの扉を叩かないという選択肢はないと思う。
僕はこのMFPを【可能性の無限列車】と呼んでいるが、それは冗談でも誇張でもない。僕自身が実生活において、自分の中に眠っていた可能性がどんどん引き出されていくことを実感している。この体験をぜひ多くの方と共有していきたいと思う。
takeya sakurada
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気持ちの良さが一番、
そこから先は、ありのままの自分
流行のコーデは、その中に身を隠すことで
安心・安全? 何だかちょっとした安堵を得る。
私の真の安らぎは、露天風呂で大の字になるように
自分のありのままを曝け出す時・・・
でも、自分の満足は周りの人には、何の感動もなく
迷惑な爺の裸である。
ありのままの自分で、周りの人も楽しくなるには・・・・
そんな思いの時、MFPのWebと出会い
マスターのお顔が ちょっと背中を押してくれたようだ。
ゆうさんの誕生 “ゆうさん”という愛称はそれまではなく、
新しくという気持ちも込めて・・・・
1年でだいぶ板についた。
思いのままに装うとき、誰のため、何のため、そしてなぜ?
色合いは思いめぐらす心の深み、
バランスはどのように溶け込むかという心の広さ
私なりの学びからの課題レポートである。
突然のお誘い ドレスコード:Black Tie
あの有名なレストラン
少人数の(どなたが?) 妄想に走る
・・・・すべきことは、場に合わせ、助演爺になること
そのためには、基本に忠実に
“おくるみ”は 何も語らず 感謝や希望を与えてくれる
フォーマルは 何も語らず 尊敬と安らぎを与えてくれる
なぜなら フォーマルであるからである。
ウインカラーのシャツにオニキスのスタッドボタン
そして カフリンクス
カマーバンド を巻くころにはすっかり、日常の自分から解放される
タキシードは 男性らしさ、凛々しさというが
気持ちの良さが一番、
そこから先は、ありのままの自分
張りぼてで終わるか?どうかは自分次第
最後に
この気持ち良さが、日常の装いに活かせるか
日々精進
Yuji Uno
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「No Dress up, No Life.」
(ドレスアップなしの人生なんてそんなの人生じゃない!)
ドレスコードを上げることは場の全体の価値をも引き上げる、ということが本当によくわかった夜だった。ドレスアップすることで夜景も“格好いい大人の夜”へ。これがカジュアルな普段着だと“観光で夜景見に来たよ〜ん”の夜になっちゃう(笑)。
カジュアル化の時代の流れをうけて、素敵な場所へ赴く時も何となくラクな装いで…が多くなっている。ホテルのレストランやバー、結婚披露宴でさえドレスコードが下がっていると感じる。しばらくぶりに出向いたそういった場にもカジュアル化の波が押し寄せているのを実際目の前にした(え?その普段着で一杯飲むの?みたいな 笑)。カジュアルはラクだけど、それは自分の身体がラクだからという自己満足であって、周りへのギフトは殆どない。
フォーマルな装いはリラックス出来ない、緊張する….そんな声をたまに聞くが、本当に勿体ない!今回、参加者全員リラックスしまくって心から楽しめたし、すれ違うお客様から注目を浴びる心地よい緊張感もあり、久しぶりにドレスアップする楽しさを味わった。装うことで気分が上がっているので、食事やお酒も数倍美味しくいただけたことも追記しておこう。
そして!!時間とお金をかけずして、マインドとちょっとした工夫で着てゆくものをサクッと楽しく決められるようになったのはMFPでの学習の賜物。ファッションだけでなく色々な面でフレキシブルな動きができるようになった!
Hiromi Kaneko
さて、リアルな会のほうは、お食事風景中心に画像アップしましたが
次の日zoomで行われたMFPクリスマスパーティーの様子は
こんな感じ。参加メンバーには、TPPOSの告知はしたが、ブラックタイ指定はなし。いかに想像力を働かせるか。
次回はいよいよ、服装解説
更にこうすれば、などのアドバイスもあり。
感想の一番上にあった Yonekua氏のように、正装なんて、なマインドから心地よいとまで感じる軌跡は、嘘がない、等身大の声で
誰しもが最初から出来たり、平気なわけではない、ということ。
私が本当にやりたかったスクールは、学びと実践(体験)がこうした形で表現されることだったんだなぁと 感想を読みながら、とても感慨深かった。
ブラックタイがドレスコードの場合、女性は?
いわゆるこれが、正装ですが、正装の基準や装いのアイデアなど
男女バランス、男女を越えたブラックタイスタイルの話なども盛り込んで
よりリアルに書き綴る予定。
で、このポストのトップ画像のパートナーは、sakuradaさくちゃんで夫ではありませんが、笑 ドレスコードを合わせるとやはり美しい事例をラストに、なぜバランスがいいのかなど、理論ありは 次回で。
ドレスコードについて理解を深めるのは、前回の記事をぜひご覧ください。
https://note.com/junkomasachika/n/ne008e1943e5b