「事例紹介」英国クラシックカー・モーガンとファッション。メタファッションジャパンの本質的な装い課題の全貌。本質&基本があるからこその個性発揮とは?Vol.2
こんな装い課題が出るファッションスクール、メタファッションジャパンについての前置きはこちら ↓
さて、やっと本題の『モーガン課題』登場です。
学びの基本 Lev,1のカリキュラムを終え、Lev2に進級を果たしたメンバーと、学びを積み上げる再受講組み(再受講といったって同じ授業は一切していない)との融合クラスの第一回授業が先日始まった。
MFJメタファッションジャパンの、装い課題は超スペシャル。
私の大切な友人であるITコンサルタントの内田氏の愛車、モーガンにの助手席に乗せて頂き、ドライブに行くという夢のような課題の全貌です。
生徒さんにFBの学校コミュニティーGで告知された内容は以下。
授業では内田氏の日々やお人柄も紹介。それはとても大事な準備。
そもそもの出会いは13年前、、、に始まり
長年の信頼があってこそ、適った授業だったと思う。
以下、この日のために内田氏がご準備くださったPPT資料画像から。(抜粋をし、政近がコラージュしたものになります)
この画像を見てスタイリングするのではなく、当日のいわゆる答え合わせ的なヒントになる授業を行ってもいただきました。
もちろん以下はフェスティバル会場のスタイルですから自分で行き先も考えドライブする課題とは違いますが、かといってかけ離れてもいません。
50秒のプレゼンテーション
こうした資料の提供などは当日までなく、自分ですべてを考え抜いて装い、一人50秒のプレゼンテーションを行います。毎回何秒かは内容によって変更があり、長いと1分ということもあり。
課題が出るのは だいたい授業一週間前なので、新しく購入するなどは求めてなく、もともと手持ちのものからを、まず大事にしている学校です。
しかしもちろん、本当に必要なものを判断、吟味して揃えていくことも大事なこと。思いつきや安価だからという理由で安易に購入する流れには最も警告を鳴らしていますが。
まずZoom上で、良かった人を 内田氏から発表
今回は、モーガンに乗るスタイリングの説明エデュケーションに加え
生徒さんの提案で、内田氏にMFJの理解を深めていただくため、
「MFJとはどんな学校?+政近の言葉の中で、何に一番心を動かしているか?」という答えも含めての50秒になり、非常に中身の厚いプレゼンテーションが多かったと思います。
プレゼンを聞いた上で、内田氏が選ぶベスト2+ドライブに誘いたいと思った人をその場でまず、挙げて頂きました。Zoomでは上半身しか見えないし、Zoomでのビジュアルと声、プレゼンの印象のみの判断になりますが、大きなヒントが沢山あったと思います。
私も大いに学びました。
全身画像とエデュケーションは後日提出
授業終了後、課題として出される全身写真とプレゼン内容のすべてを改めてしっかり見ていただいた後の選出が、Zoomの印象から変更されていたことも興味深い結果でしたね。
最終結果として以下の4名を選出頂いて、その理由も述べて下さったことで深い学びとなり、この日の授業熱は今だに続き、皆さん以前よりも増してファッションの沼にはまって楽しんでいるように感じます。
沼に底はなく、時にしんどいみたいだけれど、楽しい表面的なものだけを求めるならどうぞ他の学校に行ってください、といつも伝えてもいます。
あっというまに終了できるし薄っぺらい似合うは簡単に手に入る。
しかし悩むことが無ければ、自分の箱から出て超えていくすばらしさを体感することもないでしょう。何よりファッションの基本のキも知らないで表面に鎧を着ても何のハッピーもありません。
薄いファッションでよければ、それでいいのですが、もったいないですね。
4名選出 順不同
内田氏の選出理由
とてもエレガント! バッグなどの小物の使い方も良いです !!
選出理由
装いが最もモーガンに合っていると思いました。 アンダーステートメントながら 品がありジャケットのシルエットが美しいです。
選出理由
私とのコーディネートの バランスがとても良いと思います。 加地邸は私も行ってみたいところです。
選出理由
ジャケットとトラウザーズのバランスがステキです! 特にストライプのジャケットの生地がビンテージな雰囲気でとてもモーガンにマッチしています!
ちなみに政近の装いはこんな感じです。
ヘアもなびき過ぎを控えて、クラシックな巻き前髪エクステ&三つ網をアップさせまとめました。カクテルハットとバッグは爽やかな水色、スカーフは内田氏の装いカラーを意識してピンクを中心としたフラワープリントのものを。
岩間さんとは ↓ 世界一、大切な顧客であり、心友であった。そんな人
私がドライブでご一緒したい場所は、決めてはいたのだけれど
このスタイルなら一緒にここに行こう!と内田氏に連れて行って欲しいかなぁ。笑
さて 他メンバーも内田氏と並べてみました。
なぜそれを着るのか?はそれぞれが違う。
そして選ばれるにも選ばれないにも理由がある。
いかがでしょう?
同じ装い課題が出ても、それぞれがそれぞれの解釈や思いで「なぜそれを着るのか」を形にするので、本当にこれが絶対!という答えは無いのですが
30人近くいて選ばれる、ということには必ず理由はあるものなのです。
逆に選ばれない、ということにも理由がある、と考えて、その一つ一つの気付きを日々に生かす、ということをしていくと良い、と思うのです。
他候補はブリティッシュトラッドだった
私自身、今回の課題の装い候補は4パターンくらいありました。
パンツスタイルをエレガントに、チェックスカートをスポーティーにまとめる案のいずれも、メンズライクなブリティッシュトラッドスタイルが軸にあるスタイルです。
でも実際に授業で着たのはクラシックエレガンスなワンピーススタイルに。
これはやはり季節が まだ暑いということが大きかったのと、内田さんのスタイルに合わせたのが理由ですね。大好きな岩間ゆかこも一緒にドライブにつれていきたかった、という思いもアリ。
季節が秋が深まった時期ならば・・ ブリティッシュトラッド、秋色の装いでドライブを楽しみますね。
シンセカイ(夫、MFJディレクター)のスタイルも気に入って下さっていましたが運営者ということで選抜漏れ、、笑
今回は 晩夏~初秋
秋冬スタイルなら、ブリティッシュスタイル満載で装いたいなぁ。ということでその楽しみはもう一回、他のクラスでも授業にできたら、と考えています。
大事なのは相手があってこそ、というおもてなし
場の価値を上げる、とは?
ファッションは自分勝手に好きなものを着れば良い、という人や
診断重視で自分だけに似合うを知って満足してしまう人が多いのが現状だけれど
一番大切なことは 相手があってこそ、という『おもてなし』の心と
場の価値を上げていく装力を身につけること。
立ち居振る舞いの美しさや、基本があるからこその個性発揮かと思います。
その個性にはギフテットな、あなただけの表現が加わり、かといって
奇をてらわない配慮があれば、どんな場に行っても大切にされ、気持ちのいい豊かな時間を共有できると思います。
もう一つ大事なのは基本があるからこそのふり幅。
もちろん どこまでも自由に奇をてらうシーンの否定ではなく、
私自身そういうシチュエーションでは思い切り飛ばしますし、そのどこまでも大きなふり幅を鍛えて『この場ではこう』と決めきれる術を身につけてほしいと思っています。
そんなことが だんだんと出来るようになってきているMFJメンバーの
未来は、確実に明るい。
そして幸せ。はい、幸せになれます。
内田さんのおかげで、夢のようでありながら、リアルな課題に取り組むことができた生徒さんたちは、格段に私の教えの意味を深めることができ、だんだんと学びが繋がっていく感覚を得たと思います。
ウッチー(内田氏の相性です)ご協力心よりありがとうございました。
ウッチーの落ち着きのある話し方や、その優しい眼差し、紳士で真摯なあり方に、皆さん感激していましたよ。
さすがです。
さてさて、ファッションの沼は まだまだ続く。
今回の授業&課題では 主にドレスコードの奥深さについて学びを深めました。正直、これ有料でしょ!な記事を多々書いているのでご覧くださいませ。
最後に、、マインドとファッション
自分の檻からでる。
モーガンとファッションをTPPOSMに準じて考えて着る課題、では済まされない実は大きな授業テーマがございました。それが上記内容です。
マインドとファッション、自分の檻から出る、というこの授業を行うにあたって大きなミッション、本質的な学びがあったのですが
この話は次回。
この日の授業を受けた生徒さんの感想、というものが多々上がってくるのですが 2人の生徒さんの授業感動を抜粋し、今日のところは終わりと致します。感想を読んでもそれこそいったい何をやっているのか混乱すると思いますけれど、そういう学校なのです。
受講者 Sさん
この課題がいかにマインドと関係し自分の檻を作っているのかを次回お伝えします。