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鹿児島に行くなら大島紬。泥大島紬のパンツスーツで登壇。「いざ」を制すファッションとは?噴火中の今だからこそお伝えしたこと、マインド・ボディー・ファッションについて。


実は、、桜島噴火ニュースの最中 鹿児島に飛び
内外情勢鹿児島支部にて、登壇していました。

◆内外情勢調査会とは ↓


「え?!警戒レヴェル5?さすがに中止かなぁ」と同行する櫻田と現地の皆様の無事を祈りつつ、連絡を待つ状態からの、、まさかの 決行。

混乱しながらも、準備をしてきたことを届けられるという喜びもあり、いざ 鹿児島へ。

決行になったとはいえ、内外情勢調査会の会員の皆様は、その土地を代表する企業の社長・会長の皆様や、政治家の先生方などが多くいらっしゃるので、噴火したとなると、その対応などに追われる皆様方は残念ながら不参加にはなってしまいました。
しかしそれは「当たり前、想定内」のこと。こんな中でも参加下さった沢山の皆様には、本当に感謝しかありません。

登壇の様子。桜島噴火ニュースの最中であっても駆けつけて下さった多くの皆様があたたかくお迎えくださった。
由緒あるSHIROYAMA HOTEL kagoshima さんのルビーの間で講演会は開催された。鹿児島実業の甲子園出場の看板がいいですよね~


いざを制するは 人生の差。


そう、この「いざ」を制す、ということはどれだけ 人生において大事なことか。ビジネスでもプライベートでも、この「いざ」に弱く、意識が低い人は、恐ろしく沢山のチャンスを逃している。

今回ご参加予定を表明してくださっていた知事や市長にとっての「いざ」は的確に県民を守る行動であり、今も奮闘されていることと存じます。そして、同時間、私は同じ鹿児島にて、ファッションの講演登壇をしていたわけです。

おこがましいのですが、おおげさではなく、ある意味どちらも 命がけの選択をしており、いざ、を制していたのだと私は思っています。

要はお役目を果たしていたわけです。



いざを制すは 
マインド・ボディー・ファッションが 決め手。


①マインド

いざを制すマインド、これはもう その時いかに、平常心でいられるか、程よい緊張と共にリラックス・マインドフルでいられるか?に尽きる。

何よりも慣れは禁物。

慣れは一見うまくいくようで 大きな落とし穴があります。
多少出来るようになったからといって安心せず、何度でも、いつだって
出来なかったころの自分を思い出し、ピュアなマインドで謙虚になれるか。
初心、ですね、、。

その心が無ければ人間は横柄になり 真心は決して伝わらない。

私は登壇暦30年を超えていますが、ある時期情けないことに、登壇にも仕事にも「慣れ」が生じた時期があった。詳しく書かなくても、その失態はおおよそ想像がつくでしょう。一言で言えば・・自己満足な3流の世界です。今考えれば穴があったら入りたい。
まぁそんな不甲斐ない自分を自省して、今もこうして在らせて頂いていることの感謝を世の中に返して生きたい、そんな思いで仕事をやっていたりもします。

また、リラックス、マインドフルは 気を緩めたり甘えたりすることでは決してなく、かけっこの【よーい、どん!】状態を思い出してくだされば。

練習してきたことを信じれるか? という日々の鍛錬や準備力が問われることになる。よーい、どん!で気持ちよくスタートを切れる、覚悟を持って 事にあたれるかは、マインドの在り方。


講義では、世界の政治家の事例をビジュアルと共に紹介。


例えば「謝罪会見」での成功事例・失敗事例。
さすがと言われる社長たちの謝罪では、本当に申し訳ないというマインドが
滲み出ています。もちろん普段のプレゼンテーションなどでは自信に溢れたお姿でも 謝罪時に自分の印象を服装で残されるような不粋なことは
されませんね。

そう、謝罪会見をとってみても、マインド、ボディー(姿勢や立ち居振る舞い、表情など)服装で、その評価は天と地の差が生じるのです。

いざ、はこうした悪いことが起きた際には最も試されるもので、この3つの柱を制すれば謝罪会見のみならず、あらゆる危機から大きく挽回もできるというものでもあり。

画像は 英国王室の晩餐会の様子ですが、いざを制するホワイトタイ&ドレスの着こなし、その在り方とお姿では、どうしても圧倒的に英国と米国の差が浮き彫りになっている事例ですね。。
ドレスコードがあれば、一見同じに見えるからこそ、【在り方の差】が滲み出るものです。自由じゃないから、その範囲で極める服装には、その人の人となりがすべて出るものだからです。


私がなぜこちらのお帽子をとらないか、などの話は最初に致します。


②ボディー

当然ながら ボディー&健康を いざに合わせて整えていくのはプロとして当たり前のこと。
過去何百回にも及ぶ講演会に登壇してきましたが 過去一度も穴を開けたことはありません。⇒ 仕事ですから、誰しもがそうでしょう、といっても、意外と穴を開けた経験があるという講師は多いのです。実は、代わりに急遽代行したこともあるほど・・

私はスポーツ好きでありながら、実はもともとが持病があったりで、体があまり強くなく、常に細心の注意を払ってきました。自信が無いからこそ普段からの食事や登壇で使う声、肺活量を整える訓練などは怠らないかなぁ。

そうした小さな積み重ねが いざを制することに繋がってきたと思いますが、ここ数ヶ月は、櫻田の影響を受けジムにも通うようになりました。

それは、自分のパフォーマンスが下がること、健康を失うことで周囲に迷惑をかけないための鍛錬であって、準備。

マインドもボディーもマインドフルに保てていれば、いざに結果を出してくれるものだと実感しています。

ボディーの在り方について 櫻田が講義。

講義では、政治家、皇室の方々の事例から、ボディーの在り方について櫻田が登壇しました。
そのボディー、立ち居振る舞い、姿勢から何を発し、また見ている人に伝わってしまうのか、を。

雰囲気・押し出しは伝わる。
岸田総理・安部元総理・バイデン大統領・天皇陛下の事例から。


櫻田は 長年の商社勤務で培ったあらゆる経験から、ビジネスの事、国際情勢や経済の事も 精通しています。勤め上げた後に私の仕事に触れる機会を得て、顧客⇒MFJで装いを改めて学ぶ⇒MFJオフィサーに就任。 現在はビジネスパートナーとして、私の講演会でも櫻田とのタッグを組み、特にボディーと健康、その在り方について語って頂いている。


どういう方?とよく聴かれるので経歴を。

櫻田の存在感は さすがのボディーのプロとして、さまになってますが登壇が始まるまで、私のSPに間違えられていたんですけどね。

最高!笑

ファッションの講師ではなく SP !!
これはまさに どう見えているか?の考察、スクールの資料にもなりそうな出来事です。

表面的にSPに見えたというより 櫻田の普段からの在り方、準備力がSPっぽい。この話は長くなるので、割愛するけど、深いわ~


鹿児島 徳之島で開催されてきたトライアスロンの大会にも何度も出場経験あり。この画像もPPで披露。鹿児島の皆さんと、ぐっと近づくギフトな画像ですね。過去の出場画像ですが、櫻田はもちろん今も現役アスリート。


③ファッション

大島紬のセットアップで、ギフトファッション。


鹿児島といえば、大島紬。
私は当日、泥染めの紬の着物を解き、一度洗った濃紺のシルクの紬をリメイクして作成された パンツスーツで登壇しました。

ジャケット着用はありませんが、礼節を保ち、何より鹿児島開催であるなら紬・というギフトな思いを込めて。靴は室内履き最上格のシルク生地のグレーで。ネックレスは本真珠。お帽子は、濃紺のリボンに付け直し全体のバランスを整えた。マニキュア、時計はシルバー。


登壇者のバランスは、こんな感じ。服装の打ち合わせは、私が濃紺の大島紬で登壇予定を伝えただけで、しっかり合わせています。基本を学ぶと美しい配慮が出来るようになりますね。
櫻田は見えないところにまで気を配っていることが分かるので、クールビズ対応の下着など質問がでれば、なんなら脱ぐ?!こともできる準備万端なビジネススタイルですよ。
お帽子はフォーマル用ですので登壇中も着用します。櫻田のノーブルな空気感にも少し寄せています。チーム感を出すことも大切ですね。


自然光だと更にお色目や柄が美しく浮き出ますね。室内では逆に落ち着いた雰囲気になり、絹の光沢がほどよく伝わる紬の良さが。

登壇後、空港に向かう際、西郷隆盛ゆかりの地へのご案内を下さったので少しだけ立ち寄った際のもの。大島紬の素材の美しさ、全貌がよく見えると思うのでこちらの画像を。シルクの独特な艶と張りでカジュアル⇒程よいドレスアップを可能にしています。目立たない上品な柄も一見無地に見えビジネスにも難なく対応できたかと思います。
その土地の空気・土地の自然の色・太陽の光など、大島紬に限らず産地の織物はその土地に馴染むものなのですよ。

もちろん 観光用にという設定ではなかったものの、帰りの飛行機まで少し時間があったことでこうした記録も撮れました。

西郷さんのゆかりの地へ数箇所立ち寄った際のもの。どの場所でも浮くことなく馴染んでいますね。櫻田はいかにも仕事、という感じにはなりますが、たぶん観光用に着替えた場合でも、私の紬にマッチした装いがきっと出来たと思います。紬の素晴らしさは、相手がカジュアルであれば、そうも見え、私が靴を替えてお帽子をハットなどにすれば 様々な表情を魅せるところでしょうか。私は、本当は白紬が好きなのだが、今回は登壇なので 濃紺に致しました。


紬のパンツスーツは何より鹿児島の皆様へのギフトとして伝わり
多くの方に、感動した、素晴らしいおもてなしですね。私も着たいです。

などとお声がけ頂き、とても嬉しかった。

男性からも、着物がいいが、こうした洋装でいいと思ったのは初めて、と正直なご意見も。


実はとても、ラクなのに礼節を保てる。


ギフトとして伝わったことは、パーソンにとって好印象であることが最も嬉しかったのですが、着用している自分にとっても
軽くて艶があり、めちゃくちゃ涼しい紬の素材の秀逸さを、全身で感じながらの登壇だったので、信じられないくらい【ラク】。

なのに、ちゃんとしている空気も醸し出す優れもので、これを機会に鹿児島だけではなく、日常的にも紬を愛用していきたいと思った次第です。
登壇やパーティーには、きちんと感があるものを、カジュアルではどうしよう?と考えるだけで嬉しくなってしまう~

準備の「質」を上げる。

準備力は、愛。

いざ、を制すには 平常心が保たれた状態でリラックスすること。そのマインドを基本に、その日に必要なパフォーマンスを高めます。そして、聴講者のニーズはその都度変化するので、PP内容は、私の場合毎回変えています。

ということは 正直PP作るにも時間がかかり、毎回180枚ほどを作成し1,5Hでやり終える感じ。パーソナルにPPを作り変える、ということは大変ですが 良い意味で熱と心が入り、準備したことに対する自分への信頼、自信も整っていくんです。

180枚のすべてを新しくする場合もあるし、部分修正を綿密に行うケースも。いずれにせよ、毎回必ず伝える【テーマ】を真剣に考え、聴講者にとって明日から役立つ内容を組んでいきます。

どんな登壇でも 内容の変更を一切しない講師が多い中、ご依頼先から 非常に驚かれ、喜ばれているのは、【準備に時間をかけていること】が聴講者に解るからだと思う。

準備をする、といても その準備には【質】があり 準備力は私は【愛】だと思っています。

この度 伺った鹿児島では、登壇3日前に櫻島が爆発。
このとき 【講義は中止かも】とマインドがブレていたら 準備の質は下がり当日のパフォーマンスも落ちたでしょう。平常心を保ち、淡々と準備の詰めを行っていたので、決行が決まった際にも嬉しい気持が勝っていました。

災害時の装い、避難所ではどうしたら?


この度、急遽PPに加えたのは 災害時のファッションについて

私は直接自分が被災者になった、という経験はありません。
しかし、東日本大震災の時、福島で多岐に至るお仕事をさせて頂いてきたご縁から、様々な機関やボランティアへ 服装のアドバイスや現地へ物資を送る際の注意事項をご提案する立場を請け負った経験があります。

自分の頭で考えるだけではなく 本当に人々が困っていることは何か、を
被災されたファッションレスキュー顧客さんを中心にヒヤリングしまくり、その【実態】を踏まえてのアドバイス。

ネットに出回る 衣服に関する被災時の情報は、正直【使えない】ものが多く、あきらかに間違っていることも多いんです。

また こういうものが本当は欲しい、が伝えにくかったという声も多い。
避難所のリーダーが男性ばかりで言い辛かった、その結果、女性が身だしなみとして普段使っているようなスキンケア用品などは贅沢品となされ、荒れ果てた肌に 更なるみじめな感情がわきあがったと聞きました。

それは、衣類も同じ、、
できることなら新しいものが着たかったという思い。それは、わがままなのではなくて、汲み取る声なのだと私が感じたのは、実際思いのまま送られてきた衣類は70%以上が廃棄されたという実例も報告されているからです。

実態を元に、今回加えたPPの画像と共に 心から伝えさせて頂きました。

被災者は1つの集合体ではない。

被災時の服装について伝えているシーン。画像のすべては櫻田が収めてくれました。


多様性、多様性というのは簡単。


ファッションで多様性、というと 様々なセクシュアリティーに対応し
自由に自分らしく表現したらいい、といったイメージがあると思うけれど
被災地では、その多様性が仇になることすらある。

だからそのような事態の時には、服は防寒や温度調節以上に、身を守るもの、として考えなくてはなりません。

鹿児島の今だったからこそ伝えた【多様性】は、私たちにとっても初の試みでした。

登壇後、ご挨拶に来てくださった とある日本を代表する企業の防災担当者の方に
【全部がほんとうに 勉強になりました。もっと おしゃれとか、あるいは服装のルールなどの話かと思っていましたが、どれもこれもが目から鱗、特に被災時の装いについては 即、現場で活用させていただきます。本当に本日お話が聴けて良かったです!」と。

まさか防災担当者様がご聴講されていたとは!!。しかも、つい数ヶ月前に赴任されたそうで 運命の出会いですね、と。

被災時の装いこそ「いざ」です。先ほども書いた様に いざは 良いときばかりではない。個人のいざを制する大切さはもちろんですが、
リーダーである皆様にはぜひとも、多くの方を救うためにも、こうした知識を得て人々を導いて下さい、とお伝えしました。

それにはまず、導く側の【在り方】が問われます。

冒頭に書いたように、服装は 着方、見せ方ではなく まず人としての【在り方】が最も大切であること。

それぞれに必要な物資や配慮あってこそ、保たれる、マインドと健康、命と尊厳を守ることについて。


知識と応用、そして、問いの講義。


このnoteには、講演会の内容そのものに触れて書いてはいませんが、180枚のPP一枚一枚は、魂を込めて作成した 一生のうち一度は触れて知って頂きたい、考えて頂きたい 知識と問いです。

スーツスタイルの基本中の基本も、まぁまぁ良いものさえ着ていればいいと思っていたが非常に驚いた、なぜそうなのか?を考えたことが無かった、と自身の会社での講演会オファーを早速下さったり、

営業職全員を集めるので、ぜひ研修をお願いしたい、自社の制服や身だしなみについてコンサルティングいただきたい、等のご相談など、魂込めて伝えたことが、こうしてまた新たな機会を生んでいく幸せ。

トップはご決断も早く、いいと感じて下さったことに対する行動がお早くいらっしゃいます。

ご縁がまたご縁をつないで、本質的な学びが広まっていくことは。何ものにも変え難い喜びがある。これもすべて、この日にかけた【いざを制する準備】があったからこそであり、何より、真剣にご聴講くださるパーソン、この機会を長年にわたり持たせて下さる内外情勢調査会・時事通信社さんのお陰です。

鹿児島支部長をはじめ、どの支部に伺っても、個性豊かな支部長にも出会え、ファッションを通じて心の繋がりを作っていけること、本当にありがたいし楽しい。

たぶん、全国の支部長の皆様が、知識を得て、問われたことを支部長仲間に伝えてくださっているのでしょうね。

私は、良き学びの最高峰は 一生涯の【問い】を残すことだと考えています。なぜそれを着るのか?装いはギフトとは?貴方は誰ですか?何を着て死にますか? 呼んでいただける講演会それぞれに問いは違います。

服装からの問いかけには、終わりがありません。
なので私はこれからも、お呼びであればどこまでも飛んでいくのだと思います。

鹿児島支部長と櫻田。同じ大学の先輩後輩ならしく速攻意気投合。
参加者の方々の中には、大学や商社時代の繋がりから 会話が弾む方も多く
櫻田のキャリアが思い切り生きているとも感じる瞬間ですね。


本当は結べたほうがいい ボウタイのレクチャーにて終了。


▽このnoteでも幾度となくボウタイについて言及しています。そんなもん
結ぶ機会なんかないよ!と思って生きていたら、突然!なんてことが起きる。知識として、知っておくだけでも少し豊かになれます^^



櫻田が結んだボウタイ&ボーラーハット(政近私物・本場英国のもの)で体験して頂きます。


最後に

同じ志を持ち、噴火の心配の中、共に飛んでくれた櫻田と、私が滞りなく仕事が出来るようにいつもサポート万全な中川(マインド担当)には心から感謝。桜島心配な最中、ということもあり特に、仲間の存在に助けられました。

ちなみに中川はマインド探求者。鹿児島に出張の最中も、彼は東京でマインド修行~~~!!

ますます マインド ボディー ファッション軸にて、スクールも発展させていきますね! そうそう 3期募集・学校説明会やらなくては~ ちなみにスクールは15年の歴史があり、過去何千人もファッションの学びを得ています。現在進化中。リニューアル3期め。トータルでは20期を超えています。

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