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無難は災難。あのね、シンプル・洗練は今日明日じゃ手に入らないのよ。じゃどうすれば?
ドレスコードは水玉
先日、大好きな魂友が東北から東京に来るというので、最初は2人で会う予定が膨らんで、結果9人で会うことになった。
それならドレスコード作ろうとなり、コードは「水玉」。
新宿の、若者が集うアメリカンなカフェで待ち合わせ。
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ここに合流した、他メンバーとの集合写真。
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なぎさなおこちゃんからの繋がりで、私のファッションスクールで学ぶようになったつきちゃんも参加。彼女の装いを少し変えてみたらどうか。
私が羽織ってきたダンガリーシャツでコーデ指南。
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でね、何が言いたいのかというと これからが本題。
足し算の多くはダサくなる。
この日、一番ごてごてしてたのは 何を隠そう わたくしなのだ。
スタイリストなのに?ごてごて足し算ダサってお思いでしょう。
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うるさい。
でもね~
足し算を経験しない人に、本当のシンプルを制すことは一生無理。
とにかくシンプルで格好いい、かわいい人憧れると思います。
うん、私もそういう人大好き。
しかし 本当にそれが素敵な人は 極力少ないことご存知ですか?
若くてタレント並みの外見を持つ人なら、素材が引き立ちますけれど
そうはいかないのが シンプルと無難の違い。
「若さ」という武器も、もうなくなっていく世代の人が陥りがちな罠。
そう
無難は災難
ワンピース一枚が素敵に決まる大人は、外見の問題じゃなく中身の問題。
どう生きてきたか、どう生きているか、どう生きていくのか
どんな暮らしぶりか、
そんなことが 駄々漏れするわけだ。
だから、素敵に見えるシンプルな人を想像して表面的に真似しても
それはただの無難になる。
ただの無難に害はないでしょ、は結構甘い。
それは災難に近い失敗だと言うことを心得ていてもらえたら人生変わるかも。
生き方なんて、今日明日でそれこそ変えられないでしょ!!!と思うかもしれない。だからこそ服から生き方自体を探る作業が足し算スタイリングだ。
大事なものを物を全部詰め込んで見るといい。
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じゃここからどうする?
って考えるには、実際にその場にいってその日あった人たちとのバランスや場の雰囲気などを考えて洗練させていくこと、そういう訓練が大切なんです。
最初から「無難」で装うことばかりを繰り返していても
自分の味を出すことはおろか、年齢とともにただ 老けていくだけという
代償がついてきます。
引き算を制するには、足し算コーデで訓練。
これは自分の経験上絶対。
足し算コーデに詰め込んだ大事な諸々から、最も重要なことを残す作業は人生そのものね。
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ハット H&M リボンは自分でデザイン 手作り
水玉インナー ユニクロマリメッココラボ
フリルパンツ 倉敷デニム(娘から借り物)
スニーカー ニューバランス
ダンガリー ラルフローレン
オレンジシャツ EQUIPMENT
レースロング羽織 (娘から借り物)
丸めがね ピンクパール ノーブランド
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バッグ ZARA
てんこ盛り足し算ファッションには自分の人生、価値観、いろいろ詰まってますから
そりゃうるさいわけですよ。
ファッションはこうして自分と向き合う良いツールでもあるので
それが終わったら引き算コーデに迫力が出てくるもんなんです。
さて 引き算したらどうなったかは、次回のお楽しみ。
ちなみに先ほどご紹介した、生徒さんのつきちゃん
かわいらしい人ですが実はお孫さんがいらっしゃるんですよ。
学校に入ってここまで成長されていますので、追記を。
同じひとね。
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