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装いはメッセージ イチロー選手の殿堂入り会見で着たTシャツメッセージ。キャサリンハムネットの反戦Tシャツや勲章をゴミ箱に捨てる行動に思う。さて自分はどうするのか。
イチローのメッセージとファッションセンス
大谷選手のファッションについての解説はテレビで何度かしているのですが今日はイチロー選手について。
アメリカ野球殿堂入り 日本選手で初!ということで嬉しいニュース日米両方での殿堂入り、本当に凄い。
シアトルで記者会見に出席した際のイチローの服装ですが
ジャケットの下に着用していた白地のTシャツについて自らがエデュケーションしている。
「胸元にドアが描かれたもので「ノブの部分が野球のボールになっているんですけど、それは見えました?メッセージとしては、自分が好きなことを見つけて夢中になることに飛び込んでいこう。そのドアを開けてみようというメッセージが込められています。シアトルでの会見はこれがいいなと買いました」
と。
今回の会見でのTシャツは、柄のインパクトは良い意味で最小限で奇をてらわずメッセージ、というところがよかったなぁと。
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いつもは説明しないでもぱっとみでわかるロゴTシャツを着ているイチロー。検索をするとTシャツ変、ってでてきますからね。笑
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私は最初見たとき ドン引きしたけど、Tシャツに限らず、私服もかなり強烈でした。
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![](https://assets.st-note.com/img/1738905078-a7iLzBcSbn1CkWtDoYNyw5uH.jpg)
こうした姿を見ただけでも、イチロー選手って相当変わってる人なんだろうな、と。ただ、私は彼のそういう「独特」なところが好きなんですよ。服の趣味はちょっと置いておいたとしても
もうストイックでしょ。服には必ずそういうところが出ます。人と違うところ、ですね。
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そもそもなぜイチロー選手は面白Tシャツを着るようになったのか、本人に聞いたわけではないんで、信憑性はどうなの?ってのはありますが、つづきはぜひvoicyでどうぞ!!
このTシャツが発端という噂ですが、、 カツサンド おい、て。笑
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このTシャツが反響を呼び、面白Tシャツが恒例行事となったそうなんですが(ほんとうかしら?)いずれにしてもイチローさんが面白ロゴTの愛用者であることは事実。
今はどうなんだろう?と思っていたら、あの会見だったわけです。
しっかり説明をしていたところも
イチロー選手らしいなーと。
カツサンドTじゃなくてよかったわ。ついでに短い丈のパンツも、、
といっても今は、私服もかなりシンプルになられましたよね。
過去の画像引っ張り出して云々も勘弁してくれ、だとも思うけど
ただ服装のメッセージを込めるというところは変わってないですよね。
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メッセージと社会活動
メッセージTシャツの歴史をたどると、1960年代にイギリスチェルシーのキングス・ロードにあったMr Freedomというショップがはじまりなんだそう。このときはまだ、社会的なメッセージというような深いものではなく、ディズニーにインスパイアされたメッセージTシャツを売っていた、それはもちろん現代に至るまで影響が続き、原宿のお土産店にも並んでいるわけですが。
ファッションデザイナーがメッセージ性をこめた作品をだしはじめたのが70年代。ヴィヴィアン・ウエストウッドが政治的なモチベーションと絡めて発表したのがセンセーショナルだったんですよね。そしてあのキャサリン・ハムネットの強烈な反核を訴えたデザインによって、かっこいい!私もそう思う、といった共感を呼んでいったという歴史があります。
「Tシャツは私に声を与えた」と、ハムネットは、反核宣言の「58%はパーシング(弾道ミサイルの名前)を欲していない」と書いたTシャツを着て、当時の首相、マーガレット・サッチャーと握手をした。
その行動に、多くの人に共感を あるいは 反感を得たのだった。
リスクを負う、格好良さとも言えます。
この話も詳しくは
76歳のキャサリンハムネット。今も熱い。この人の信念は、変わらない。このときに着ていたTシャツも、メッセージ性が強い。
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あなたがメッセージTを着るなら
どんなTシャツをきますか?いつどこで?どんなメッセージを?
服はノンバーバルコミュニケーションであることをお伝えしていますが、私は割と良く着ているほうだと思う。
ネバーギブアップと書かれたトレーナーを着たときは、
そのメッセージは私が主催しているファッションの学校でメッセージTを着ようという課題を自らがだしたので。
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生徒さん41名のそれぞれのメッセージは本当に圧巻でしたね。
私はネバーギブアップトレーナーを着て何を伝えたのかというと、環境問題です。地球を守ろう、守りたい、あきらめないでやろうというメッセージで全身を地球色でまとめたコーディネートにしました。FBで投稿したら凄い反響があって、考えさせられたとか、やれることはないのか考えたと。
私はファッションで環境問題、サステナブルの実践者なのですが
具体的には捨てない主義を通しています。捨てるようなものは最初から買わない、ということはあるんですが
とにかく長くきる、これは一番やっていることなんです。
この間も夫が20代にきていたコムでギャルソンのスーツを息子に託したり。
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物を捨てない、ごみを増やさないためにリメイクしたり、大事なものを蘇らせたりといった活動、日々実践者、アクティティビスとなんですよね。
私は、服だけで示すという感覚はなく
とにかく伝えることをやっているか?な人間ではいようと思ってもいます。
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この記事もvoicyとの連動ですが
声だけでファッションを語る、というチャレンジをしています。
過去NHKさんで連載を持たせていただいたこともあって
ラジオの可能性は無限だと思ってはいて
地道に丁寧に語っていくつもり。